つれづれなるまんまに(是非に及ばず!)

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祖父の二十三回忌

2009年02月14日 | つれづれなるままに
恒例の親族大集合の法事。
祖父は私が11歳の2月に無くなったので、今年で22年。
いわゆる23回忌となる。

人間恐ろしいもので、無くなった直後の通夜・葬式は涙を流すだけ。
次の1周期は思い出にふけって涙と感謝の相互。
3周期は記憶が薄れる寂しさの中の悲しみ。
7回忌の頃には悲しさはほとんど無く、今自分が存在する感謝と喜び。
そして23回忌の今回は親族が集まる大義のような感覚。
祖父について思い出を語ることなく、最近怪我をした祖母を皆が気にする。

時間の経過というのは寂しいものだが、どんな悲しい出来事も時間次第。
それも悲しみの上書きによって、過去の悲しみは薄れ、まるで無くなったようなものにもなる。
嬉しさも然り。

若かれし頃の感受性は老いとともに薄れるのか?

祖父が亡くなった悲しみというのは今の私には存在せず、生存する祖母の今後の方が心配だし、悲しみの種となろう。
長生きしてほしい。
コメント
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