アジア某国の段ボール肉まんや、ホワイトチョコレート屋の騒動が下火になってきたと思ったら、今度はあんころ餅屋がモメている。いや~、ぴらにあもあのお店好きだったんだけどなぁ。神社のお参りに行って、真っ黒いうどんのでじゃーとに名物のあんころ餅、なんか御利益がありそうな感じがして。製造年月日をかなり誤魔化していたらしいけど、今まで300年の歴史であんころ餅が当たったという話を聞いたことがないから、やっぱり日本の食品衛生技術って最高なんだな・・・(ホメてないけど)
しかし、賞味期限の問題ばかりワイワイ言っていて、あまり報道されてないラベルの原材料名偽装疑惑。食品のラベルに書いてある材料名は、JAS法で多い順(水を除いて)に記載するように定められている。あんころ餅は砂糖>小豆>餅米の順で原料を使っているところを、『小豆、餅米、砂糖』と表記していたんだとか。実際にはお砂糖を一番多く使っていたのに、値段が高い小豆を多く使っていると書くことによって高級感を出そうとしたんだろうな。原材料の配合割合は製品の味や価格に大きく影響する。何も高けりゃいいってモンじゃない。高級な材料をケチったり、安い材料ばかり使ったりする食品が、それなりの値段(低価格)で提供されていれば妥当だと思うけど、売る側はどうにかして少しでも高く売りたい。だから、○○様ご愛用とか☆☆シェフのプロデュースをか、高いショバ代払ってデパ地下で売るとか、あるいは容器や包装を凝ったりして、なんとか高級感を出そうと頑張っている。しかし、そういった努力は本来の中身(食べる部分)の品質とは関係がない。ようするに、高ければうまいとは限らないのが食べ物の面白い(困った?)所だと思う。それは作る側にとっても、買う側にとっても・・・
製造年月日や生産地を偽るのは間違いなく悪いけど、食品の風味には大きな影響を与えにくい(腐っていなければの話)。しかし、味に直接影響する材料を誤魔化すというのは、食品を作る側としての究極の悪意さえ感じる。実際にいくら箱やビンが立派でも中身がショボい食い物はたくさんある。だから、ちゃんとラベルの原材料名を読み取って、値段と合わせて吟味してから買って欲しいとぴらにあは思ってる。でも、そのラベルまで誤魔化されちゃ、神様の御利益もナニもあったモンじゃないと落ち込んでる今日この頃・・・