質疑応答の中から・・・
ファッションにはおよそ縁のない、というか一番遠いところに位置しているワタシは、このおじ様(=山本耀司さん)にすっかり惚れ込んでしまった。
惚れ込んでしまったわけを考えてみたのだけれど、どうも恩師(=上原輝男先生)の生き方、考え方に似ているところがあるということ、とあとは自分とも少し価値観が似ているところだと思う。
このおじ様,学生さんたちの質問に 簡潔、明瞭、直言、ばっさりと切り捨てるような回答する。でもそれがとても暖かい感じで、、懸命に生きてきた人にのみ、言える言葉という感じがした。
= 裏の経歴 =
(以下に文書にらしいをつけて読んでください。時代等が前後しているかもしれない。)
>大学3年の時に就職をしないと決めた。ヒッピーをやった。ヨーロッパを一周した。
>自分のうちの家業を・・・
や「お店を(=洋裁店)手伝わせてください。」と申し出て
お母さんに「馬鹿にしないでくれ!」と一蹴された。それで文化服装学院で学ぶことになった。
>娘さんも有名なデザイナーさんらしいが、中2までヤンキーをていた娘さんを引き取り10年間?(クレイマー クレイマーした。)
>パリ プレタポルテの開花期に出かけたが、学校で学んだことは何の役にも立たなかった。帰国後、母親を手伝う、も お直しの仕事は地味?→ウエストを何センチつめるとか・・・。(自分の望むところではない?)
気づけば パリ。この10年間の記憶が全くない。夢中で生きた。
@@@@ Q & A @@@@@( 抜粋 )
Q,インスピレーションはどこからくるのか?
A,トイレの中、若者に会っているとき、すべての時間、考えているとき。
Q,細い人にたっぷりの洋服はなぜ?
A,露出をしている女性が多い。周りに対して失礼だ。隠せば中にどんなすばらしいものが入っているのだろう?とイマジネーションがわく。
Q,???
A,人間の
手は文化
同じ生地、同じパターン?で作る。と、・・・
仏の工場で作ったものと、日本の工場で作ったものと、例え量産するものであったとしても表情が全然違う。中国人の手にかかれば、中国の香りがする。
個人的にはベトナムのものは、繊細なのではないか?と思う。
Q,中国の留学生(女性)の方の質問。
自国のファッションは外国のまねばかりで、残念だ。これでいいのだろうか?( みたいな発言)
A,そのことを、何も恥じることはない。コピーして、コピーして・・しつくせ。そうすればそこに初めて自分だけの発見がある。
A,無形の付加価値を得るのに気をつけていることは?
バック・パッカーをするとよい。世界中を自分の足で歩いてみる。いろんな人がいるんだ。こんな素晴らしい人いるんだ。こんな酷い場所があるんだ。・・・。を知ること。
島国でボーッとしていてはだめ。
Å、神の降りる瞬間は?いつ?偶発的なもの?
Q,偶発的でなくて必然。降りてくるように頑張った。
++++++++ ワタシの おまとめ ++++++++

私の恩師、上原輝男先生も同じような発言をしていたように思う。どこか四六時中教育のこと、こども達のいのちのことを考えていたようなところがあった。
夢は、自分が手放したときになくなるんだ。ということもおっしゃっていた。夢を追いかけて追いかけてきたんだ。
山本さんも夢中になっていた10年があり、その間の記憶がないとおっしゃっていた。
夢中というのは
夢の中にいると書く。
無我夢中というのは我を忘れて 夢の中にいると書く。
寝食を忘れ、何か大切なものを追い求める。その姿を
神 が見て、頑張ったね。ってご褒美を下さるのだろうと思う。
”男は誰もみな~無口な兵士~。笑って死ねる人生それさえあればいい~♪”
『 人間の証明 』の歌でしたっけ?何だかその歌に似合うような気がした。

山本さ~~ん、ありがとうございました~。私も子供(=マンマミーヤも)夢と勇気たくさんいただきました~~。マンマミーヤはファッションの道に進みたいそうで~す。

坊主はお嫌いだそうですが、坊主の中にも素敵な人はいると思いま~~す。

黒いお洋服は何だか黒子のようで、お顔もキリストのようでした。女性達を美しく生き返らせるべく頑張ってくださ~い。
下着で歩いているような、パンツ丸見えであるいているような、恥知らずの日本女性を生き返らせてくださ~い。
と、いつも これまた おっさんしていて、別の意味で恥知らずのワタクシ目もグッズを使わないでお着物着れるようにがんばりま~~す。 以上。
>写真は霊峰 富士、世界遺産に指定されないのは、登山家の捨てるごみだとか不法投棄される粗大ごみのせいだとか?
日本人が日本人のこころを取り返すべく、本日もごみ箱と化した家と格闘するおばちゃんであった。