最終章だけど、、、

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十両、百両、万両

2022-07-01 17:09:44 | 日記
暦が新しくなって、水無月から文月へ。
文字通りの雨知らずは、このままお湿りなく続きそうです。

3枚の画像をお示しします。
上から順に、十両、百両、万両です。自宅の草ぼうぼうの庭の一角に今、可憐な花をつけています。







全て、植物図鑑的には、ヤブコウジ科に属します。
たった十両の小さいのが原種になるのですね。
百両は、別名カラタチバナともいわれます。
私は、これを橘だと間違って覚えていて、前回の橘の花の紹介のあとで、そういえば、ヤブコウジ科はミカン科と親類なのか、とちょっと調べて、私の記憶違いだと分かったのでした。
橘は、ひな壇で桜と対になって飾られるあのたちばな、で柑橘系の実をつけています。
百両のカラタチバナは、橘に似ている花や葉っぱからそう呼ばれているようです。実は、十両、千両、万両と同じく赤い小さな何とも趣のあるものです。
私は雪の中、ヤブコウジ(十両)や、カラタチバナ(百両)や、万両の実を探し出してきて、雪ウサギの目にいれたりもします。
ヤブコウジは実のついた小さな枝を人数分つんできて、お節料理のお箸置きに毎年使います。

こんな暑すぎる炎天下に可愛い花を咲かしているなんて、ほんと、けなげな花たちです。
ミントやギボウシなども一緒に摘んできて、散らかっているキッチンの片隅に活けました。



それ以外にも自宅のあちこちに活けたのを一応撮ったのですが、ぼけまくりだったので、アップは遠慮しますね。自分の机の上のだけ小さめに載せます。


それから、陋屋にもいつもどおり数か所活けてきました。ヤブコウジは、枝そのものが短すぎて余程小さい花瓶でないとうまく投げ込めません。百両の方を持参して陋屋には活けましたが、うまく撮れたかどうかは・・・トホホ




ヤブコウジって今でこそ、ちょっと風情のあるいわゆる山野草のひとつかもしれませんが、かつては、庭の片隅にひっそりいつとはなく繁茂していたものでした。
特に花の方は、こんな暑い時に1円玉の十分の一の大きさもない誰にも注目されないようは存在です。
それが原種で、百両、千両、万両とれっきとしたのがあるんです。特に千両はお正月の花材にまず必ず挙げられますね。(拙宅には、これが植わっていない 笑)

一番小さいのが十両。実際に金貨の値打ちをいうなら、それはそれで結構なものですね。一両は庶民にはなかなか拝めなかったらしいですから。ヤブコウジも名前は勇ましいともいえるのかしら。。。

そして、これは、できたら、口にしたくなかったのですが、やはり申します。
昨年五月以来、一切、姿を見せなかったあのお相撲さんが戻ってきます。
三段目西22枚目の地位です。三段目、幕下とどんなに勝っても三場所(年内)には十両なんて立派な地位はまだまだ遠い。。。
腐らないで1年余り謹慎した成果が、特に精神的なところで発揮できるかどうか、絶対できるさ、と言えるほどの安易なファンではありません。
たとえ、十両でもまずは、そこまで強気で勝ち進めると本当に嬉しいです。

十両は、植物の世界では小さな小さな存在ですが、大相撲の世界では、ごくごくエリートに属す少数派しかなれません。まして、幕内まで入っていけるか、、、現在の東の横綱も、それから、三役にいる別の謹慎終了組の方も、ちゃんとあがってきた、と言われても、そうれが当然だとも思えません。
何とか怪我無く、まずは目指せ、十両へ、それも来年には、と、今場所から、喜びと心配がまた増えそうです。
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