15分ほど前のことです。五時半を少し過ぎていました。外が明るいなあ、雪明りかしら?ととりあえず、(ブーツでなく、庭履きのサンダルで)土間に降り立ちました。
土間は、瓦葺でひさしが深いので、台風級の強風もしのげます。庭側はご覧のとおりの雪景色。それでも、新雪で10センチあるかなきか、、
昨日の朝まではもう雪の姿はなかったのでしたが、今回の寒波はこの時期にしては脅威でした。最高気温が2℃、最低気温が-2℃でしたもの。。。
雪明かりではなくて、まだ日の入り前で、明るかったのに気づいて、外まで出てみました。
陋屋の隣地は月極駐車場です。よそ様の地所ですから、ここに立って写真を撮る、なんて考えられないところですが、ほとんど駐車されている車もなく、何しろこんなに黒々とした雪のない路面をご覧いただきたくて。。。
陋屋の北側側面から見た陋屋図です。大きな黒松の老樹も雪化粧されています。
奥のあるこじんまりした平屋建て(最奥のみ、内蔵になっていて二階建てです)しかし、屋根にも雪はありませんね。
陋屋のどん詰まりの隣の土地には、16階建てのマンションが建っています。生後(築後)3歳くらいでしょうか。陋屋は明治7年築の、よれよれご老体です。畳の下には束石があり、コンクリートひとつありません。それどころか、数年前までガラスの入った窓はほとんどなく、障子と杉戸(雨戸)ばかりでした。
写真の奥に少々高い建物がありますが、私の勤務先です。13階建ての10階の教室で、今日は今学期(後期)の授業最終日でした。いつもそこの窓からこの陋屋の黒松の木を眺めていました。(学校は駅のど真ん前にあり、陋屋はそこから徒歩5分のところにあります。近くて楽させてもらいました。もうこれ以上老骨に鞭打って教壇に立つこの仕事を続けるつもりはありませんので、少し感慨深く本日は授業後に窓から松の木を見ました。)
少し暗くなってきましたので、家に戻りました。
中庭は、家の中から雨戸(杉戸ではなく、アルミです。笑)を締め切り、冬季は見ることもないほどですが、ご覧の通り、すっぽり雪に埋もれています。あと二か月くらいしたら、お茶の木、ヒメシャラの木、などまた新芽をつけて戻ってくるでしょうか。数年前には、ユーカリの巨木やつつじ、つげなどだいぶ折れてしまいました。以後そのままにして、山野草など育てています。
家に入ったら一枚でも撮りたい、本日の生け花。お花は春爛漫です。そして今朝、仕事に出る前にふと撮った自宅の玄関先。拙宅前の道路も地下水による融雪装置があるのですが、陋屋ほど市の中心地に近くなくて、車通りも少ないせいか、同じ市内でも陋屋より雪が多い?帰宅したらもう消えているかも、ですね。
私がこの数年間在籍していた本務校は、公園の本丸近くにあります。駅前の二期制のビル内の学校は、だいぶ前に後期末テストも終わり成績も提出済。
もうひとつは、これからです。出題も作成も終わって、あとは無事考査が終わり、採点、成績とスムーズに出せますように。
日が長くなったのを実感した「春遠からじ」の思いを深めたある日の雑感です。
この3月で勇退。
あとは悠々自適の隠居生活。と言う事でしょうか?
住んでる人からすれば、色々タイヘンでしょうが、雪景色の日本庭園。
見る分には、風情があり、良いもんですね。
みんな、苦境を仕方がない、明けない夜はないのだから、と辛抱している。
それなのに、私は、とっても意気地なしです。
体力といいますか、筋力の衰えが著しく、8階より上はエレベータを使用しないという校内の掟にもう従えないのです。まだ失敗はありませんが、いつかそのうち、足が上がらなくて階段の途中で事故、なんて不安がつきまとうようになりました。
階段の勾配がきついのもありますが、コロナ禍の間に歩く習慣を失くしたことが大きいです。
このへんが、潮時か、と自分なりの予感もあって。すんなりやめさせてもらえるか、は不明、それどころか、やっと辞めてくれた、とほっとされるかもしれませんしね(笑)
今までずっと多情多感な高校生たちとのふれあいがあったから、きっと、それのない生活は嬉しいものでもない、との覚悟はしています。
で、願いが叶ったら、いわゆる晴耕雨読になりますね。耕す代わりに散策を。そうそう、雪味酒ならぬ雪見茶会でもして、楽しい雪国生活を送りたいです。あと何冬体験できるかわかりませんけど、それは気にしないことにして。
千葉も今年はもう2回も雪がふりましたが、
さすがの雪国本場です。
>写真の奥に少々高い建物がありますが、私の勤務先です。13階建ての10階の教室で
そんなに近いところなんですね。
今週間土曜日から気温が上がるみたですね。
さむピヨなので、待ち遠しいですピヨ。
北京オリンピックの最後の日に、フィギュアスケートのエクシビションがありました。羽生結弦さんの滑られるバックの曲がユーミンの「春よ来い」でした。いろいろあったオリンピックのラストに万感の思いを込めて演じられる氷上の作品に「幸多かれ」と「おつかれさま、あっぱれでした」と拍手を送りました。
まさに「春よ来い」の日々です。今回は結局その後30センチくらいの積雪となり、生活上の支障はありませんが、朝夕は歩くときに滑って転ばないように、気をつかうので、かなり疲れました(笑)