天気：曇り一時雨 水温：２１～２２度 透明度：よい
今日は興味深い行動を観察することが出来ました。
ダイビング途中に雨模様に変り少し薄暗くなってきたところでした。 カンサシゴカイの仲間の生管から顔を出しているオオメハゼが目に留まり、撮影を始めたところピョーンと穴から飛び出してきます。いつものように餌を食べに出てきたのだろうと思っていたのですが、何度目かの飛び出した瞬間になんか吐き出しているようにファインダー越しに見えたんです。
よくよく見てみるとちっちゃな１ｍｍくらいの生物がピョコピョコうごめいて四方八方に散らばって行きます・・・？ 魚の形してるぞ！！ そうなんです、オオメハゼのチビがハッチアウトしたあとに親が口にくわえて外まで運んであげているようなのです。 なんどもなんども巣穴に戻ってはあたりを警戒しながら出てきて「ぱっふ！！」っとちっちゃなチビの巣立ちを手助けしています。 どのくらいこの感動的なシーンを観察していたでしょうか？ 気がつくとダイブタイムがとんでもない時間に！！(笑) いや～ 凄く貴重な瞬間を観察できました。
ん？ 撮影は？？？ 私の腕では無理でした。 何度もチャレンジはしたのですが毎回毎回飛び出す距離も方向も違うのです。 腕力フォーカスでもオートフォーカスでも太刀打ちできませんでした。 出てきたばかりのチビはちっちゃな透明っぽい物体が写ってるかな？ 位にしか写りませんでしたし・・・・・・
写真はポレポレログに久々に登場のケフサゼブラヤドカリです。 ヤドカリの中でも大好きなゼブラヤドカリ属の仲間の１種です。