またまたイカの産卵

天気：薄曇　水温：２１度　透明度：普通

　先日に引き続きまたまたイカの産卵です。　今回の主役はトラフコウイカです。

　手前がメスで奥がオスです。　オスは手前で手を組んでメスに「頑張れよ！！俺が見守ってるぞ！！」っていわんばかりですね。

　実は。。。　ほんの数メートル離れた場所にもう１匹メスが別の死サンゴ礫に卵を産み付けているんですよね(笑)　　このオスは数分毎に交互にメスの間を行ったりきたりしながら産卵を見守っているんですよ、よく見るとオスの体には戦いの傷が無数に見られます。　数々の壮絶な戦いを勝ち抜いてこの２匹のメスを手に入れたのでしょうね。メスはやきもち焼かないんでしょうか？？

　　この写真のメスは今、腕を上手に使って大事そうに体の中から卵を生み出しています。口元あたりで大事そうに卵を抱えている瞬間です。　その後、触腕と腕を巧みに使って死サンゴ礫の上に上手に一房、一房と産みつけていきます。　下の写真のようにそっとやさしく・・・・・・　左手には産み付けられたばかりの卵が見えます。

この光景を、ほんの５０センチほどの距離でしばらく観察させていただきました。

他にも、真っ赤な三角のサングラスをかけたオキナガニの仲間、オレンジ色のイロイザリ、柏島ではあまり見かけることの少ない紫色したハダカハオコゼ、ヘライワズタにまぎれて上手に隠れているグリーンのコノハガニ、数少ないサンゴのうえではコバンハゼのチビの姿もありドンドン賑やかになってきてます。