今日、友達といつも行く公園に散歩に出かけた時のこと。
公園からの帰り道、ちょっと小高い住宅街を歩いていると
100m位先におばあさんが歩いているのがみえ
足が不自由なのか、塀につかまりながら、やっと歩いていました。
何処かに出かけるのか、ショルダーバックをかけ綺麗な服装をしています。
この辺りからだと駅に向かってるの???と思いましたが
駅までは私の足でも15分位。
塀が無くなりつかまる所が無いと困ってる感じです。。。
「一緒に歩きましょうか?」と声を掛けてみると
「散歩に出たら家が分からなくなって(^_^;)」とおばあさん。
住所を聞いてもパニックになっているのか、耳が遠いのか話が通じません。
名前を聞いてみると、名前は答えられました。
「多分、この辺だと思うけど・・・」
最悪、警察に連絡した方が良いかなぁ?と思いながら
「表札が出てれば、近所の家をみてみますね~」というと
「親切なお二人に会えて良かった」と何度も言われました。
近くの家の表札を数軒、みてみると
おばあさんが言ってた名前の家が「あった!」
息子さんや娘さんと同居しているそうですが
今日は、みんな出かけて誰も居ないと言う。
おばあさんを支え、家の前まで行くとこの家で間違えないらしい。
門を開けると3段位の階段があったので
玄関ドアまで一緒に歩き、バックからカギを出してもらい
玄関を開けると無事に玄関が開きました。
「良かった~ 本当に良かった。。。こんなに親切にしてもらって」
「お茶を飲んで言ってください」と
何度も なんども 何度も言ってくれます。
お茶をご馳走にならないのが可哀想なくらい・・・
丁寧にお断りするとおばあさんは、涙をいっぱい溜め
泣いてしまいました。
家が分からなくなり、すごく不安だったんでしょう。。。
でも、知らない家にお邪魔はできません。
断るのが心苦しいようでした。
あのまま、通り過ぎず声を掛けて良かったと思った
散歩中の出来事でした。