肉体人間は単なる映像であるから、失うべき生命を持っていないし、実相人間は霊的実在であるから
死ぬ事はないのである。
従って肉体の方から云っても、霊的本体の方から云っても、人間は結局、病気になったり死んだりする
ものではないのである。だから人間の病気や死は結局 「 幻 」 に過ぎないのである。
それは人類の群衆意識中に存在する観念によって、共通に催眠状態にならしめている人々の心に
描かれた 「 幻 」 に過ぎないのである。 「 幻 」 を見て、病気を実在と思ってはならない。
『 生長の家 』 昭和二十五年 九月号 十九日の法語 谷口雅春先生