あなたの子供に何か起ったとせよ。それは屹度(きっと)あなたが子供について「心配」し
たことがあるに相違ないのである。
その「心配」の時間や度数と、あなたが神に対して心を振向けた時間や度数とどちらが
多かったかを考えて見ると好いのである。
屹度、あなたは神を思ったよりも心配の方を度々又長時間思ったにちがいないのである。
若(も)し子供についての心配の時間よりも、神のつくり給いしただ善のみの世界を
想う時間の方が長くなるならば、善き現象はあらわれて来、病気や不幸は消えて来る
ことになるのである。
『 生長の家 』 昭和二十五年 九月号 二十三日の法語 谷口雅春先生