~聴覚障害6級~

話せる。歌える。
聞こえているけど聞き取りにくい。
感音性難聴者が適当に呟きます。

2ちゃん続き

2009年12月02日 | インターネット上のこと
2ちゃんねるに書き込みしてあった、
日本のどこかにいる同じ障害を持つ方々の文章たちを、さらに紹介。

私が常に思っていることを、ずばり書いて下さっています。
文章は多少変えてあります。



一口に難聴者といっても、障害の態様は多様です。
家庭内や日常生活のレベルでは、ほとんど(さほど)ハンディがないけど、
学校や仕事や社交などでは、
良く聞こえないことによるストレス・ハンディを感じるのが、
中度感音性難聴者。
治療の方法も無く、補聴器を使用しても十分とまでは言い難い。


健聴者と言うのは「ん?この人耳遠い?」と思っても、
はっきりしない間は普通に接してくれるけど、
はっきりと難聴と発覚しちゃうと、態度が急変する人が多い。
よそよそしくなったり、周囲の人にヒソヒソってやって見せたり、
明らかに以前とは違う溝が出来て行く。


難聴の悩みなんて、単に人との付き合いがが嫌な、
なまけ病で、障害ではないと言う健聴者もいる。


聞こえ悪いわ、手話は出来んわで、
「めんどくせ~」って感じの対応もされる。


学生時代までは何とかなっても、
社会人になると、完全に振るいにかけられる。
毎日、聞き返しの連続で、聞こえたふりをしない日がないくらい。
一生懸命はやっているんだけど、やっぱり耳から入る情報の大きさを感じる。


一人での孤独より、大勢での孤独のほうが辛い。


コミュニケーション障害と思われていると思う。
実際、会話(接触)を協力避けているし
聴覚障害なんだから他の障害よりマシだろってぐらいで。
これは目に見えない障害の急所だね。



何人かの方の文章たち。

本当に痛いほどわかる。
聴覚だけの障害じゃないんです。


そう言えば、難聴を申告していない頃、
よく電話をかけてきてくれた友達数人は、
私が難聴を申告したら、電話は一切かけてこなくなりメールのみになりました。

明らかに溝ができてしまうんです。

難聴の人に電話なんてできないと思うだろうし、
どれくらい聞き取れているかなんて、感覚的に全くわからないから、
どう接して良いのか戸惑ってしまうのかもしれません。

普通に接して欲しくても、健聴者にとしてはそうもできない。
普通に話せば聞き取れていないし、
かと言って、どの程度の大きさの声で話せば聞き取れるのか難しい。

本当に中途半端で面倒くさい障害だと思う。


主人にも「全く聴こえないわけじゃないから良かったね。」
とよく言われます。
健聴者からしたら、それが普通の考えだと思います。

音楽も楽しめるし、1対1や日常なら会話もできるし、
ヘッドホンを付ければ健聴者とほぼ同じようにテレビなども楽しめます。

そして、話せる。


難聴から生ずる様々なストレス。
対人スキルの低下。
単なる付き合い下手。
コミュニケーション能力不足。

これらの障害でもあることを理解していただくのは、本当に難しい。
理解していただけなくても、日常生活だけではなく、
社会生活の中でも心穏やかに過ごしたいものです。


難聴ながらも社会に出て頑張っていらっしゃる若い方々へ、
心からエールを送っています。