何年か前、趣味関係で出会った女性のことを少し。
インターネットを通して、その女性と知り合いました。
あるイベントに同行するためです。
私より何才か年上で、遠くにお住まいだったので、
お会いするまでの期間はメールにて、
趣味にまつわる色々なお話しをしていました。
とても楽しくメール交換をしていました。
会う日が近づいてきたある日、
私は難聴であることを申告しました。
イベントで2~3時間一緒にいるわけですから、
不愉快な思いをさせては申し訳ないと思ったからです。
申告した方が、私自身も精神的負担が少ないし、
女性に対して、私なりに心を開いたつもりでもありました。
そしたら、女性は、
「私は義父母を介護しているし、身内にも障害者がいるので、
全く偏見はないし、普通に接することができるから大丈夫。」
と言うような、心強い返信をいただきました。
その時は、何て有り難いと思ったのですが、
よくよく考えると、何か違うかなと。
何か違和感があると言うか。
でも、当日は楽しく過ごしたいと思っていましたから、
こんな私と1日お付き合いしてくれるのだから、
感謝しようと決め、当日を迎えました。
当日。
女性は、待ち合わせ時間に1時間半遅刻。
私が女性を待っている間、
イベント関連のあれとこれを買ってきておいて欲しい、
と女性からメールが届きました。
まぁ、私より遠い所から来るわけだし、
待ち合わせはイベントよりだいぶ早い時間にしていたし、
待ってる時間は暇なのでお使いくらい仕方ない。
初対面して、色々話しているうちに、おかしなことを感じました。
女性は声が大きく、至近距離で1対1の会話ですから、
私自身の聞き取りには困りませんでした。
しかし、私は普通の声で話しているにも関わらず、
女性が「えっ?」「何?」「はっ?」と、何度も何度も聞き返してくるのです。
あれっ、と思うくらい何度も聞き返してきました。
いつもとは逆の立場です。
そのたびに、聞き取りやすくゆっくり話したりしていました。
私が難聴を申告した時にいただいた返信とは、何だか印象が違う。
得体の知れない違和感は、これだったのかもしれません。
女性は恐らく、難聴だと思いました。
声が大きいことでもわかります。
まだ自覚はないのかもしれません。
だからこそ、空気も流れも気にせず、
何度でも聞き返すことができたんだろうなぁと。
まるで、こっちの発音が悪いのがいけないかのように。
女性は帰り際も、私が用意したある厚意を当たり前のように受け取り、
その上、今度はあれとこれを買って、自宅に送って欲しいと要求。
代金は立て替えておいてと。
何だかなぁ。
女性の普通に接するって、こういうことだったのかな。
障害を持っている人を特別扱いしないで、
付き合ってあげてるのだから、何でも利用すると。
後日、このイベントの出来事を、趣味のブログへ書いたら、
女性とは関係ない私の文章にケチをつけ、
「今度から気を付けてくださいね。」とメールが届き、
この女性とは、これで終了しました。
面倒くさい難聴者に1日付き合ってあげたんだから、
色々してもらって当然、何か貰って当然、
遅刻しても謝らない。
最終的には、こんな印象を持ってしまいました。
障害を持つあなたは、私よりも下の人間なんだから的な。
まぁ、そこまで、女性の悪意はないとは思いますが。
なら、申告しなければ良かった。
申告しなくても、何とかなった1日だったから。
その女性の方こそ、聞き返してばかりだったから。
そしたらまた違う1日だったかもしれません。
女性の言う、普通に接することができるって何だったんだろう。
偏見ないって何なのだろう。
その女性のことを思い出していたら、
「難聴の感覚はわからないんですが、
正面からゆっくり話した方が聞こえやすいですよね?」と聞いてくれた、
年下の女性の優しさが、ぐっと胸にしみてきた毎日です。
これからもよろしくね。
インターネットを通して、その女性と知り合いました。
あるイベントに同行するためです。
私より何才か年上で、遠くにお住まいだったので、
お会いするまでの期間はメールにて、
趣味にまつわる色々なお話しをしていました。
とても楽しくメール交換をしていました。
会う日が近づいてきたある日、
私は難聴であることを申告しました。
イベントで2~3時間一緒にいるわけですから、
不愉快な思いをさせては申し訳ないと思ったからです。
申告した方が、私自身も精神的負担が少ないし、
女性に対して、私なりに心を開いたつもりでもありました。
そしたら、女性は、
「私は義父母を介護しているし、身内にも障害者がいるので、
全く偏見はないし、普通に接することができるから大丈夫。」
と言うような、心強い返信をいただきました。
その時は、何て有り難いと思ったのですが、
よくよく考えると、何か違うかなと。
何か違和感があると言うか。
でも、当日は楽しく過ごしたいと思っていましたから、
こんな私と1日お付き合いしてくれるのだから、
感謝しようと決め、当日を迎えました。
当日。
女性は、待ち合わせ時間に1時間半遅刻。
私が女性を待っている間、
イベント関連のあれとこれを買ってきておいて欲しい、
と女性からメールが届きました。
まぁ、私より遠い所から来るわけだし、
待ち合わせはイベントよりだいぶ早い時間にしていたし、
待ってる時間は暇なのでお使いくらい仕方ない。
初対面して、色々話しているうちに、おかしなことを感じました。
女性は声が大きく、至近距離で1対1の会話ですから、
私自身の聞き取りには困りませんでした。
しかし、私は普通の声で話しているにも関わらず、
女性が「えっ?」「何?」「はっ?」と、何度も何度も聞き返してくるのです。
あれっ、と思うくらい何度も聞き返してきました。
いつもとは逆の立場です。
そのたびに、聞き取りやすくゆっくり話したりしていました。
私が難聴を申告した時にいただいた返信とは、何だか印象が違う。
得体の知れない違和感は、これだったのかもしれません。
女性は恐らく、難聴だと思いました。
声が大きいことでもわかります。
まだ自覚はないのかもしれません。
だからこそ、空気も流れも気にせず、
何度でも聞き返すことができたんだろうなぁと。
まるで、こっちの発音が悪いのがいけないかのように。
女性は帰り際も、私が用意したある厚意を当たり前のように受け取り、
その上、今度はあれとこれを買って、自宅に送って欲しいと要求。
代金は立て替えておいてと。
何だかなぁ。
女性の普通に接するって、こういうことだったのかな。
障害を持っている人を特別扱いしないで、
付き合ってあげてるのだから、何でも利用すると。
後日、このイベントの出来事を、趣味のブログへ書いたら、
女性とは関係ない私の文章にケチをつけ、
「今度から気を付けてくださいね。」とメールが届き、
この女性とは、これで終了しました。
面倒くさい難聴者に1日付き合ってあげたんだから、
色々してもらって当然、何か貰って当然、
遅刻しても謝らない。
最終的には、こんな印象を持ってしまいました。
障害を持つあなたは、私よりも下の人間なんだから的な。
まぁ、そこまで、女性の悪意はないとは思いますが。
なら、申告しなければ良かった。
申告しなくても、何とかなった1日だったから。
その女性の方こそ、聞き返してばかりだったから。
そしたらまた違う1日だったかもしれません。
女性の言う、普通に接することができるって何だったんだろう。
偏見ないって何なのだろう。
その女性のことを思い出していたら、
「難聴の感覚はわからないんですが、
正面からゆっくり話した方が聞こえやすいですよね?」と聞いてくれた、
年下の女性の優しさが、ぐっと胸にしみてきた毎日です。
これからもよろしくね。