マスミンのピアノの小部屋

ピアニスト兼ピアノ指導者松尾益民が、ピアノや教育、世の中の出来事など日々感じることを、徒然なるままに綴ります。

本「セーヌで生まれた印象派の名画」

2012-03-25 23:59:03 | お勧め
美術展を見に行くと、常設のミュージアムショップでは、よく絵画に関する本を売っています。
美術展を見た後で疲れていることもあり、あまり手に取ってみたことはありませんでしたが、先日、東京で西洋美術館に行ったとき、本の大きさ…小ささと言うべきか…と、内容に惹かれて、つい買ってしまった本があります。
セーヌで生まれた印象派の名画 (小学館101ビジュアル新書) です。
セーヌ川の流れに沿って印象派画家たちの足跡をたどった本で、絵もたくさん掲載されているし、それが新書版と言う小さい本なのにはっきりとした絵で、そん所そこらの図録集よりいいかも…という感じです。
印象派の画家たちは、とにかく、セーヌ川を題材とした絵がたくさんあり、それがわかりやすく解説されていて、つい読みたくなってしまいます。
読みやすく内容が濃い…そんな本を手にすると、うれしくなりますね。
最近、なんかくだらないっていう本がけっこう多いので…。

昨年4月から、生涯大学で美術鑑賞講座を受講することにしていました。
何度か出席しましたが、時間の無駄…と思えて、結局途中から行かなくなりました。
忙しくて時間が合わなかったこともありますが、2時間…無駄に思えたのも事実。
それより、自分の知りたい有意義な本を1冊読んだ方がずっとマシ…のような気がします。
パソコンを使っても使いこなせていない講師が、はっきりしない絵を見せてくれても…。
ま、いろいろですが、私の求めている講座ではなかった、ということで。

セーヌ川というのは、実に魅力的な川で、画家たちが描きたくなるのもなるほどですね。
パリから上流の方は行ったことがありませんが、下流の方は行きました。
パリ市内とはまるで表情が違い、これがセーヌ川…か、ですね。
とにかく蛇行が激しく、どうやってあの川ができたのか、と、知りたくなってしまいます。
ジヴェルニ―よりパリ寄りのセーヌ。

河口。左側が海に注ぐ方で、手前がオンフルール、向こう側がル・アーブルです。