マスミンのピアノの小部屋

ピアニスト兼ピアノ指導者松尾益民が、ピアノや教育、世の中の出来事など日々感じることを、徒然なるままに綴ります。

今日は「ルーブル美術館展」

2023-06-12 01:16:48 | 日記
会期が12日までの「ルーブル美術館展 愛を描く」を見に行きました。
3月からの会期でしたが、なかなか行くチャンスがなく、先日も疲労が溜まっていて行かなかったので、今日は何が何でも行こう…と。
混むことはわかっていたので、朝一番に行きました。
10時開館なので、10分前に行きましたが、すでに行列ができていて、それでも20分くらいで入れました。
入ってすぐの会場には人が溜まっていましたが、進むに従って人が減り、楽に進むことができました。
みんな入ったらまず、書かれている文章を読んだりじっくり鑑賞したりするのでしょうね。
だから人が溜まるわけで、私は、ネットでも読める文章はそこでは読まないことにしているので、サッと通り過ぎて、絵を見るのに集中します。
多少は歴史的な知識も持っているので、まぁ大丈夫でしょう…と。

話題の作品は、ジャン=オノレ・フラゴナールの「かんぬき」ですね。
いろんな愛の意味が含まれているようですね。
フラゴナールと言えば、フランス香水ブランドで、フラゴナールという名前は、グラース出身のこの画家に由来するようです。
南仏エズの店舗には2回行きました。
可愛らしいので人気なのは、フランソワ・プーシェの「アモルの標的」です。
写真撮影ができるコーナーでは、ドラクロワの「アビドスの花嫁」
一見、女性を襲っているように見えますが、実は敵…父親…から守ろうとしているところとのこと。
おもしろいと思ったのは、サミュエル・ファン・ホーホストラーテンの「部屋履き」
ちょっと見えにくいですが、手前の方に脱ぎ捨てられた部屋履きと、奥の部屋の鍵が付けられたままになっていることから、慌てて行った…ということで、慌てた原因が愛の誘惑に身をゆだねるため…かも、ということらしいです。
人物が何も書かれていないこともポイント。
へぇ〜です。
けど、絵の構図としては好きだなぁ。

今回の展示方法には特に不満もなく普通に鑑賞できました。
文字も大きくないけど読みやすかったし。

会期終了直前の週末で、人が多いことは簡単に想像できるし、サイトには土曜日の混み具合もこまめにアップされていたので、わかると思うのですが、そんな中に車椅子の方がいらして、驚きました。
初めは、人並みに隠れて見えなかったのですが、移動されると、それぞれの絵の前はすごい人だかりで、なかなか見ることはできなさそうでした。
どうするんだろうと思いましたが、私は先に進んだのでわかりません。
ただ、思ったのは、こういう人の集中する日は、車椅子の人も一般の人も危険だな…ということ。
みんな絵に集中していて、下の方はあまり見ないですからね。
車椅子にぶつかる可能性もあるし、避けきれないこともあるのでは?…と。
普通に見ていても、後ろを確認しないで下がってくる人などがいて、ぶつかったりしますから。
3月から開催されていた美術展なので、もっと空いている時期に鑑賞されたら楽に見れるのに…と、人ごとながら思いました。
会期終了直前の週末は普通の人でも人が多くてしんどいですからね。

鑑賞し終わって会場の外に出ると、行列はさらに伸びていました。
 

待ち時間50分となっていましたが、その後、最大120分になってましたね。
5月8日以降、時間指定予約はなくなって、自由に入れるようになったのは、気軽に行けるからいいものの、こういう混雑状態ができるのは、それはそれで困るのですね。
でも、時間予約枠のために、鑑賞を諦めた人もいただろうから、自由に入れるのは助かりますけど。

朝早く出かけたということもありますが、混雑の中の鑑賞で思いのほか疲れたのか、お昼ご飯の後はしばし午睡を。
でもなかなか回復しなかった。
そうそう、国立新美術館は、フラットな会場なので、移動の疲労は少ないですね。




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