マスミンのピアノの小部屋

ピアニスト兼ピアノ指導者松尾益民が、ピアノや教育、世の中の出来事など日々感じることを、徒然なるままに綴ります。

環境省、マイク音切ったと認める水俣病被害者側に謝罪へ

2024-05-08 02:30:22 | ニュース
また、これ一体どういうこと?…というニュースです。

水俣病被害者の声を聞くという会で、1人3分という制限を設けた上で、3分を超えた人の発言を遮るために、マイクの音量を下げた…とか…。
そもそも、3分を超えたからと言って、発言を遮るのはどうなのかと思います。
時間を過ぎたので、お早めにまとめてくださいと促し、それでも続いて5分くらいになれば、ここまでにしていただいていいでしょうかとか言って中止にするとか、いくらでもやり方はあるでしょうに、いきなりマイクの音量を下げて遮るなんて、まぁ失礼以外の何物でもあありません。
伊藤環境大臣に至っては、そういうことは認識していなかったみたいな発言で、え〜発言を聞いていなかったんかい!?
話を聞いていたら、おかしいというのは分かるでしょうに、そこに出席して話を聞いたという実績を作るだけのイベントだったんだ…と思われても仕方ないですね。

そもそも、被害者の声を聞くならば、3分というのはいかがなものでしょうか。
3分で喋る内容と言えば、早口で喋って原稿用紙3枚分、つまり1200字くらいです。
それも早口です。
被害者の方たちはいずれも高齢者で、そんなに早く喋られるわけではないですから、3分という設定に無理があると思います。
被害者の声を聞くなら、もっと真摯に取り組むべきで、テレビで見た映像の環境省の担当職員の態度は、バカにしている、面倒だ…みたいな態度がうかがえましたね。
結局、謝罪ということになるわけで…。
そもそも水俣病というのは、1953〜1960年の問題で、いつまで引きずっているんだろうと思いますね。
水俣病と共に生きた人のご苦労は、いかばかりか…と。




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