茶々日和~まったりしましょ~

愛犬茶々(Mダックス・メス)とのまったりした暮らしと、趣味の観劇記です。よろしくお願いします。

「ロックオペラモーツァルト」その2

2013-02-11 21:23:32 | 舞台・コンサート
「ロックオペラモーツァルト」は「モーツァルト!」と「アマデウス」の二つを本歌取りした作品です。
本歌取りの歌は本歌を知らなくても鑑賞できますが、本歌を知っていると、歌の世界がぐんと広がります。
「ロックオペラモーツァルト」にも同じことが言えるのではないでしょうか。
たとえば、父子の確執とか、コロレドとの決別とか、東宝版の「モーツァルト!」で出てきたのと同じ台詞や似たような場面も幾つか出てきます。
それが意図的なのか偶然なのかはわかりません。
でも、私はそこで「M!」の舞台を思い出し、現在進行中の舞台と二重写しになる、奇妙な感覚に陥りました。
ね、本歌取りの技法でしょ? 
もちろん、「M!」を知らなくても楽しめると思います。
まっさらの状態で見たら、違う解釈もあると思います。
でも、残念なことに、知らない自分にはなれません。
だから、これから書く感想が偏っていても、許してください。
長い弁解になりました。

さて、今回大幅に変わっているのがウェーバー一家の描き方。
「M!」ではとんでもない描き方をされていましたが、こちらのセシリアさんは決して悪人ではありません。
現実的でちゃっかりしているけど、娘思いの愛すべき母親です。
キムラ緑子さんが、すごく楽しく演じていらして、けっこう笑えます。
コンスタンツェは純粋にモーツァルトを愛する献身的な妻です。
浪費家でも遊び好きてもなく、「インスピレーションを与えるのは私!」といった気負いも一切なし!
フツーのお嬢さんを秋元才加さんが力まず演じています。
彼女は、目鼻立ちがハッキリして、すらっとスタイルもいいので、舞台映えします。
アロイジアのAKANE LIVさんと張り合っても遜色ないのに、ローゼンベルク伯爵に「ブス!」と言われちゃうのはかわいそうです。
アロイジアさんは、とにかく美しくて素敵。
アロイジアは、口ではモーツァルトを利用しているだけだと言っているけど、本当は好きなんだと感じました。
モーツァルトは自分がふられたと思ってるけど、アロイジアは、モーツァルトは父親を選んで自分が棄てられたと思っている。
モーツァルトはアロイジアに棄てられたことで絶望し、その思いが、一幕最後のナンバー「薔薇の香りに包まれて」(Je dors sur des roses)で爆発します。
この歌は、激しくて、すごくあっきーらしい歌でした。
劇場いっぱいに響き渡るあっきーの声に包まれて、ちょっとうるうるきました。

モーツァルト一家では、北村岳子さん演じる母親の役割が大きく、相対的にレオポルドの扱いは軽くなっています。
高橋パパは、市村パパほど頑固でも濃くもありません。
歌はいいのですが、台詞はちょっとハラハラします。
それが味?
ナンネールはレオポルドにきっちり意見するし、コンスタンツェとの結婚にも好意的。
欲求不満で爆発寸前の「M!」とは違います。
菊地美香さんの透き通るような声がとても魅力的です。

一幕目は、モーツァルトがザルツブルクを出て、マンハイムでアロイジアに恋をするけれど、父の命令に従ってパリへ赴き、そこで挫折を体験、母親を亡くし、さらに失恋の痛手を負うところまで。
モーツァルトの青春時代を描いた部分です。
モーツァルトは出ずっぱりですが、歌は「薔薇の香りに包まれて」と「君の胸のタトゥー」の二曲が耳に残ります。
パリの街で歌う「君の胸のタトゥー」は、明るくて楽しい曲です。
「薔薇の香り」とはまた別の意味で、すごくあっきーらしくていい感じで好きです。

さて、ここまででやっと、一幕。
疲れたので、二幕はまた明日にします。
コメント

「ロックオペラモーツァルト」

2013-02-11 18:10:57 | 舞台・コンサート
あっきーファンはみんな、ずっとずっと待っていたんじゃないのかな?
舞台の真ん中に立つあっきーの歌声が、大劇場いっぱいに響き渡るのを。
もちろん、この何年か、あっきーが演じてきた舞台が駄目だったわけじゃない。
「アンダーグラウンドパレード」は、クリエのような小さな劇場だから活きる演目だし、「風を結んで」やいくつかのストレート・プレイも、心に残っています。
でも、でも、やっぱりこのあっきーが見たかった。
会いたかった。
第一幕。
ナレーター役のサリエリ(山本耕史君)が紗幕の前でモーツァルトの略歴を語り始める。
すると、紗幕の中から、モーツァルト(あっきー)がサリエリを茶化すような、ちょっと意地悪な声が聞こえてくる。
「違うよ」「へえ、すごいんだ」「そう?」(正確には覚えてません、覚えられません)
この台詞のやりとりで、ゾクッときました。
「あっきーの新しいモーツァルトだ!」
これは、絶対すごいことになっている!
直感です。
(東宝の「モーツァルト!」でも最初の台詞、「うぉー、ナンネール」が、あっきーの好不調をはかるバロメーターでした。)
そして、その直感は大正解。
東宝版とは違う、もう一人のモーツァルトがそこにいました。
一幕ラスト、あっきーの声が、劇場いっぱいに広がったあの瞬間。
本当に本当に、ずっと待っていた瞬間。
今、私はとっても幸せです。
(続きは夕ご飯のあとに)
コメント

こんなあっきーに会いたかったの!

2013-02-11 15:59:06 | 舞台・コンサート
「ロックオペラモーツァルト」、今日が初日。
期待でワクワクしながら、シアター・オーブに行ってきました。
二度目になりますが、ここは本当に大きな劇場です。
今日の席は、10列センターど真ん中。
スッゴくいい席でした。
ありがとうございます。
あっきーのモーツァルトも、もう本当にすごくて、大満足です。
こんなあっきーにずっとずっとあいたかった。
劇場いっぱいに広がるあっきーの歌声に感激しています。
細かい感想はまたあとで書くことにしますが、チケット追加したいくらいです。
やっぱりあっきーはいいね!
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影だけ見たら

2013-02-11 07:52:36 | 茶々
茶々子だよん!
みてみて、足長茶々子ちゃんだよ!
影だけ見てください。
ごく普通のわんこのシルエットだね。
こうして影だけ見ると、茶々子は胴長じゃなくて、足が短いだけだって、よくわかるよね。
うん。
あれ?
どっちにしろ微妙?
(茶々子)
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