年度末にリクエストしていた本が、先週入ってきて、忙しい仕事の合間の息抜きに読んでいました。
「下京区花屋梅小路上ル 京極荘と百匹のうた猫」。
メディア・ワークス文庫から2巻まで出ています。
このお話は、百人一首が鍵になっています。
百人一首の幻の歌仙絵が、猫に姿を変えて京の町に逃げ出してしまう。
それぞれの歌に込められた思いを抱く人に懐いているうた猫をつかまえ、歌仙絵を元に戻すために、その歌に込められた歌人の思いを紐解いていくお話。
各話の扉の部分に、モチーフとなった百人一首の簡単な紹介とうた猫のかわいいイラストがあって癒されます。
ラノベなので、ツンデレ・ドS男といったお約束みたいな要素もはいってますが、ミステリーっぽいようなファンタジーっぽいような味わいは楽しめます。
和歌の解釈や作者のエピソードは、(国文学専攻だった人にとっては)全然目新しくもないものですが、若い人たちの古典入門にはいいかもしれません。
犬派の私には、2巻の蝉丸の和歌に因んだ「さくら」というわんこの出てくるお話に涙が出そうになりました。
犬って、ほんと、律儀だよね。
しかも、「さくら」って、茶々子の本名(チェリーですが)とおんなじだし。
さて、少し難を言わせてもらうと、国文学科のはずなのに、主人公がほとんど古典の素養がないのですよね。
今時の大学生って、そんなもんですかねえ。
モデルになってるのって、西本願寺のお隣の大学でしょ?
それはないと思いたいわ。
「下京区花屋梅小路上ル 京極荘と百匹のうた猫」。
メディア・ワークス文庫から2巻まで出ています。
このお話は、百人一首が鍵になっています。
百人一首の幻の歌仙絵が、猫に姿を変えて京の町に逃げ出してしまう。
それぞれの歌に込められた思いを抱く人に懐いているうた猫をつかまえ、歌仙絵を元に戻すために、その歌に込められた歌人の思いを紐解いていくお話。
各話の扉の部分に、モチーフとなった百人一首の簡単な紹介とうた猫のかわいいイラストがあって癒されます。
ラノベなので、ツンデレ・ドS男といったお約束みたいな要素もはいってますが、ミステリーっぽいようなファンタジーっぽいような味わいは楽しめます。
和歌の解釈や作者のエピソードは、(国文学専攻だった人にとっては)全然目新しくもないものですが、若い人たちの古典入門にはいいかもしれません。
犬派の私には、2巻の蝉丸の和歌に因んだ「さくら」というわんこの出てくるお話に涙が出そうになりました。
犬って、ほんと、律儀だよね。
しかも、「さくら」って、茶々子の本名(チェリーですが)とおんなじだし。
さて、少し難を言わせてもらうと、国文学科のはずなのに、主人公がほとんど古典の素養がないのですよね。
今時の大学生って、そんなもんですかねえ。
モデルになってるのって、西本願寺のお隣の大学でしょ?
それはないと思いたいわ。