唐茄子はカボチャ

映画と音楽と・・・

ランボー

2008年05月28日 | 映画 ま・や・ら・わ行
ファーストブラッド。ランボーの1作目です。
でも、写真は「最後の戦場」です。

ランボー最後の戦場を見た高揚感が心の奥底のほうでじわじわと・・・・
それでたまらなくて「ランボー」を観ました。
まったく別物です。

ランボーはそんな戦闘マシンと言うほどではないです。たしかに強いけど、ところどころで弱い部分も感じます。それ以降のような、やろうと思ったら確実に殺しますって感じではない。アメリカの警察相手だからかも知れませんが・・・

同時に、人間に対しても、壁は無かったみたい。戦友を訪ねたときのランボー、トラウトマンに胸のうちを吐き出したときの感情はまだまだ人間的です。警察への逆恨み振りも、ある意味まだ人間社会の中にいる反発のしかたですもんね。

ベトナム戦争が終わって7年という時期ならではの、心の傷ですね。

この主人公がこうなるとは、やっぱり別物に見える。

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2008年05月28日 | 映画 さ行
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くだらないけどおもしろい。解説もたまにぷっと笑っちゃうところとかもあって・・・あのアメリカチームのときの、「離しましたね」「離しました」みたいに淡々としているところが良かったです。
でも、すごい面白いと言うほどでもなかったなあ・・・いや、つまらなくは無いですけど・・・途中飽きちゃいそうになります。でも、短いから終りまで観れます。・・・といながら、おっとおもしろいのはないの!?と思っちゃってるじぶんもいて、そういう、面白くなる、可能性というか、この協議の世界の広がりも感じました。

ランボー 最後の戦場

2008年05月28日 | 映画 ま・や・ら・わ行
20年以上も経って、あのランボーがどうなるかというのがすごく興味があリました。最初のランボーでグリーンベレーってすごいんだ!なんて思ったりして、あの薄暗い森の中で一人一人確実に動けなくしていく姿に驚いて・・・2の迫力に圧倒されて・・・部屋中スタローンのポスターで埋め尽くされていました。さすがに3のときは、かなりひいてみてましたけど・・・。今となっては、最初の「ファーストブラッド」のときのベトナム帰還兵の悲しみが、ランボーが好きといえる言い訳と言うか、最後の砦だったわけですが・・・。

この映画を観て、2や3の、うわっついたような空気はまったく感じませんでした。それは、プライヴェートライアン以降の戦争映画が人が死ぬ光景をリアルに見せるようになった・・・という時代の流れもあるでしょうけど、やっぱり、9.11、アフガン戦争、イラク戦争を経て、アメリカの国民自身が戦争がより身近になった・・・と言うのもあるのかもしれないと思いました。
2や3は、まだ、想像の世界だった気がするんです。それで良しとできる感じがありました。テーマはなんだかんだいって米ソ対戦ですからね。そこで、スーパーヒーローが、ソ連をやっつけて、仲間を無事解放するわけだから。
今は、直面する目の前の事態に、どうすんの!?事実から目をそむけるな!これを何とかしなかったら、アメリカは、テロの恐怖からずっとおびえて暮らさねばならないのだ!とでもいわんばかりに、残酷に突きつけていきます。だから容赦がありません。

目を背けたくなるような映像の連続は、世界で起きている世界の現実だ!と言っているようです。

でも、ここでの結論は、だから、「平和が大事なんだよ」ということでなくて、「口で平和とかきれいごといったって、なんも解決しない!」「そんな残酷なことをやるやつらは、つぶすしかない!真の解決は、力でぶっ潰すことだ!」となっていくわけです。
いや、そもそも解決しようなんてことは考えてないのかも。何も変わらない。という諦めかも。

今回のランボーに、憎しみとか悲しみなんてありません。自分は人を殺すために生まれたという自覚のもとに、何の感情も無く人をころしていくわけです。追い詰められれば追い詰められるほど、簡単に人を殺すことができるともいってましたが・・・。

なんかの番組で、今までと違ってストーリーが無いといってました。今までは、ストーリーを描かないと、戦争が見えてこなかったのかもしれません。冷たい戦争の中でどうやってソ連と対決するかも考えなくちゃいけませんからね。

今は、ソ連も無くなり、アメリカは、テロと戦うと、どこへでも戦争を仕掛けていく、唯一のテロ超大国になり、その縛られた物がなくなった中で・・・・実際に長い戦争を続ける中で、戦争をしているのがあたりまえで、そこに物語なんか必要なくなっちゃってるのかもしれません。

余計なストーリーは、その戦争の現実味を無くすだけかもしれませんしね。
敵がはっきりしていて、それを容赦なくぶっ殺す!それだけでこれからのランボーは成立します。どこへでもいけます。

自分を戦う道具と自覚したランボーが最後に我が家に帰ります。今度は我が家で戦争なのか!?と、次への期待を・・・違いますね。なぜ、我が家なのか・・・かなり違和感があります。

敵はアメリカの反戦運動家になったりして。ランボーの次の敵はマイケルムーアだったりしてね。
あ・・・でも、映画を観ていてあまりアメリカ万歳って感じも無い気もします。心境の変化が20年の間にあったのかな?

この映画、自分的にはかなり良かったです。
さすがに共感はしませんが・・・でもなんでだろう・・・昔感じた変な高揚感もありました。こわいこわい・・・