男はつらいよ 望郷篇松竹このアイテムの詳細を見る |
1970年 第5作
なんか最初のころの作品って完全撃破の話が多いんですね。
地道に汗水たらして働こうとする寅さん。失恋とともに地道な生活も捨ててしまいました。でも、それはふられたからだけではないのでしょう。
さくらさんに「地道に働こうとしたけどダメだった。おれ、バカだからな」って言っている寅さんが悲しい。でも同時に、それを「うん、うん」といってきいてくれるさくらさんが良いです。
寅さんにきついことも言うさくらさんですが、お兄さんがとことん落ち込んでいるときには、何も言わずにただきいてくれるさくらさんの存在は大きいです。
その、「うん」という返事がちゃんとはっきりと声になっていてそれがなんか心に響きます。
2008/1/10
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久々の寅さんです。
身につまされるはなしです。
一度いろいろ書いたのが消えてなくなりました。
また今度・・・
2008-08-03
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長山藍子さんと井川久志さんは、テレビドラマの男はつらいよでさくらと博をやっています。そんな関係を知ると、このお話で2人を出したということに意味を感じます。
それにしても、勘違いするようなこと言いやがってって感じですよね。だれだって、勘違いしますよ。
ちゃんと事情を話して、そのうえで、ずっと家にいてくれっていうのなら話はわかるけど、あれじゃあね。
きたないよ!節子さん!
ほんと、とんだ3枚目ですよ。
でも、この話し好きです。
包丁一本~さらしにま~い~て~♪と、寅さんが歌ってるところが好きです。
あの家では、寅さんは周りに好かれて、明るく楽しくまじめに暮らしているのに・・・
所帯を持って、豆腐屋で地道に暮らすこともまじめに考えていたんだろうに・・・・
なんで、その程度の幸せを寅さんはつかむことができないんでしょうか。
寅さんのせいなんでしょうか・・・・
なんか、悲しいですよね。
さくらと最後のお別れのシーンがとても好きです。
さらに、そのあと、いつもの寅さんの「拝啓・・・」という手紙のナレーションが流れながら、江戸川の土手でさくらが後ろ向きでにたたずんで足を前後に揺らすところから、寅さんの後姿に移るシーンは涙もんです。
空がきれい。
機関車がすごい。
花火を結構映していますが、さくらの住んでるアパートの階段のところに、花火大会のポスターが貼ってありましたね。
寅さんの仕事をみんなで考えるシーンも面白い。
仕事を断った人たちが言い訳に来るところは、寝床をイメージしたのかもしれませんね。
寅さんが、タコ社長の工場に行くときのおばちゃんとおいちゃんとのやり取りも面白いですね。