唐茄子はカボチャ

映画と音楽と・・・

独裁者

2010年03月30日 | 好きな映画・良かった映画
独裁者 [DVD]

パイオニアLDC

このアイテムの詳細を見る


何度見てもすごい映画だと思います。
チャップリンのナチスに対する怒りが伝わってきます。

ヒトラーのとらえ方が鋭いですよね。
「神と言われるとこわい・・・」というせりふがすごくおもしろい。
そのあとの自己陶酔して、地球儀の風船を飛ばすところとか、ああいう演出ができるというところにすごい才能を感じます。

チャップリン初めてのトーキー映画ですが、今までのパントマイムで笑わせるところはきちんと押さえられていて、さらに、音を加えたことで、新しく笑いの幅が広がった感じでしょうか。
ヒンケルの言葉のわけのわからない演説・・・でありながら、ちゃんとヒトラーを彷彿とさせるところなんかはさすがですね。

ただ、床屋さんがせりふをしゃべるとちょっと老けた感じがしてしまって、ちょっと残念な感じもありますが・・・ヒンケルのほうは、完全にはまっていてすごいです。

最後の演説は名シーンですが、今回、特に、この「自由」という言葉が印象に残りました。