唐茄子はカボチャ

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千と千尋の神隠し

2011年06月14日 | アニメ
千と千尋の神隠し (通常版)

ブエナ・ビスタ・ホーム・エンターテイメント

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2004/09/16 23:01

愛です
映画を観終わった後、すごく寂しい感じになりました。日曜日の夜のようです。

電車の中で外が暗くなるシーンはわかります。あの寂しい感じ。電車に乗りたいなあ・・・
そういう話じゃありませんが・・・

千尋がおにぎりを食べるシーンは一緒に泣いてしまいました。わかるなあ・・・つらいことがあったあとに温かい言葉とご飯。その温かさが涙を誘うんですよねえ・・・

一時栄華を誇ったものの、さびれてしまった温泉街のような空気がまた寂しさを感じさせます。

トンネルをくぐるシーンは同じフィルムを使っているのでしょうか・・・映像は同じでも、そこにいるのは一回り成長した千尋ということなんでしょうかね。

フランス語版の千尋の声もいいですね。


・・・ああ、寂しい・・・・


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千尋がおにぎりを食べるシーンはまた一緒に泣いてしまいました。
あと、おばあちゃんの家にハクが迎えに来るところもなけました。

千尋のしぐさがすごく細かいです。うねうねした感じとか、アニメでそれを表現しようとするというのがすごい。最初のころの、おっかなびっくりの千尋は「子ども!」って感じでいいです。最初の車のところでだらけてるところも「子ども!」です。その「子ども!」っていうしぐさが頭の中で想像できて、それを実際に映像にしてしまって、見る人を納得させてしまうってすごいです。

普通の人が普通に子どもを観ていても、これが「子ども!」というしぐさとかは頭に浮かんでこないんじゃないでしょうか。普段見たそういったしぐさを見たときにちゃんとインプットして引き出せるところが、宮崎さんのすごいところなんですかね。

いや、もしかしたら、千尋のしぐさは、リアルな子どものしぐさからとったのではなく、宮崎さんの頭の中の子どものしぐさを絵に書いただけなのかも知れませんが・・・なにいってるかわかりませんね。

あと、汚いシーンを汚い!と思わせないですごい!と思わせちゃうのも宮崎マジックでしょうか。

というわけで、宮崎アニメって、なんだかんだで、すごいですね。何度観ても面白い。

ただ、宮崎さんの「愛」は、どこか違和感があります。

好きとか嫌いとか言うレベルなら面白いんだけど、男女の「愛」にくっつけられるとしっくりこない。