![]() | ひゃくはち プレミアム・エディション [DVD] |
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ジェネオン エンタテインメント |
強豪チームの補欠を主人公にした映画です。
ベンチ入りのぎりぎりのところをずっと競い合っている。レギュラー争いだけでなく、ベンチ入りだけで相当ハードルが高いんでしょうね。
いいところも悪いところもホントに高校生っぽくて、酒やたばこや夜遊びや、若さゆえのハチャメチャさをもちつつも、そのハチャメチャさというかエネルギーを野球にぶつけていて、そのひたむきさに「ああ・・これが青春だ・・・」なんて思ったら目から汗が出てきました。って言うか、今日は暑いですねえ…すごい体が汗臭い。
親友2人のあのだらっとしたもたれ合い、サードのポジション争いの競い合い、そして、背番号の発表…もう、涙が止まりません。
予選の決勝戦、9回裏のピンチ、伝令の訳でマウンドに向かったとき・・・
それが、しごきと野球に明け暮れた苦しい高校生活の晴れの舞台。
最後は本当に泣かせていただきました。
倒れた時のマウンドに集まっているメンバーに向けた笑顔が最高に良かったです。
親友2人がすごく良かったのと、その周りの中心メンバーとのやり取りがまたよくて。
プロのスカウトが注目する選手も、補欠も、同じ高校生なんだと、当たり前のことなんだけど、その当たり前のことになんか感動させられます。
仲のいい悪いはうまい下手での格差じゃないところがいいです。
新人記者さんもすごく良かったし、たまに出てくる彼女とか、大学生とか、妹とか、そういうちょっとしたところのキャラクターが良かったです。
やっぱりこの話はサッカーやラグビーじゃなくて、野球だからこそですね。
日本人にとっての野球というのは、逃れることのできない、DNAにすりこまれた何かな気がします。