唐茄子はカボチャ

映画と音楽と・・・

ヴァロットン展

2014年08月15日 | 博物館・美術館・資料館
三菱一号館美術館でヴァロットン展を観てきました。
この美術館、とても雰囲気があっていいですね。
それでヴァロットン展。
心の闇とか、心がない人とか、人間の不安や狂気に、気づいてはいけないような、でも、実は気づいてるのを隠してるだけのような、不思議な空間でした。

絵の説明で、「事件の目撃者、または共犯者になる」みたいなことが書いてありましたが、後ろ姿が多いので、振り向かれたら、「み~た~な~」といって包丁もっと追いかけまわされそうで、みても見ないふりをしなくちゃいけないような作品な気がしました。

GODZILLA

2014年08月15日 | 怪獣映画 ウルトラマン
ゴジラ (角川文庫)
クリエーター情報なし
KADOKAWA/角川書店


映画見てきました。あまりにもひどい設定に悲しくなってきました。
ビキニの実験は実はゴジラを倒すためって、そのせいで被ばくした多くの人たちをなかったかのように描いてしまうとは。こんな歴史の改ざんは南京大虐殺はなかったとか従軍慰安婦は強制じゃなかったとか言ってるのと同じな気がしました。

あまり期待はしてなかったけれど、リアルに動いているゴジラを見てみたくて劇場に足を運んでしまったわけですが、ゴジラがカッコ悪いとか、話がくだらないとか、それは、まあ、許すとしても、ビキニを正当化するという馬鹿なことをやってしまったおかげで本当にくだらない映画になってしまいました。怪獣対戦の映画なら、それだけで単純にすればいいのに。変なこじつけいりません。

生物が均衡を保つというのなら変な怪獣の出現自体が原発に固執している人類…というか、日本にとって救世主だったかも。

これに出演している日本人はアメリカに尻尾を振っている犬に見える。

しかし、これがゴジラだ!なんて浮かれてる人もいるのが現実です。どれがゴジラでもいいんだけど、一作目で描かれた作り手の思いは、歴史を正当化するアメリカ人とそのアメリカに尻尾を振る日本人によって、ぐちゃぐちゃに踏みつけられてしまいました。

アメリカの役者は、もうちょっと日本語を練習してから芝居してほしいもんです。

途中寝ちゃって、ゴジラの咆哮で起こしてもらいました。

芹沢博士って何博士?怪獣博士ですか?