男はつらいよ 寅次郎と殿様松竹このアイテムの詳細を見る |
1977年 第19作
真野響子さんがとてもきれいです。
控えめそうな人なんだけど、寅さんやさくらさんに会うと、本当にうれしそうに喜びを表現してくれます。
寅さんの一人で舞い上がっているのがとてもイタいのですが、これって、誰もがズキッとするところで、そんな無様なところが自分に返ってくるので、みていられなくなってしまいます。寅さん以外は、そうなればいいけれど、そうならないだろうことは薄々感じているわけで、だから、その寅さんの浮かれっぷりが見ていられなくなってしまうでしょうね。
寅さんがふられた後に庭に出たさくらさんの表情がいいんですよね。寅さんの気持ちを思うと、さくらさんもつらいんですね。
ふられた後の寅屋の食卓はどうなったのかもちょっと覗いてみたかった気がします。
御前様の元気な姿がみれてとてもうれしかったです。
あと、景色がやっぱりいいですね。最初の駅の「しもなだ」がとても素晴らしい。海岸線に沿って線路が続いてるんですね。乗ってみたい電車です。大洲の風景がとても懐かしい風景です。今もそのまま残っていればいいけれど。行ってみたいなあ…冬に行ってみようかな?
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殿様の手紙が寅さんに変な期待をさせてしまって・・・でも、やっぱりそう簡単にはいきませんね。
相手はどんな人なの?というところで言い出せないのが悲しいところです。その事実を知ってしまったら、真理子さんはどういう反応をしたのだろうか・・・
2008.11.24.
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お殿様役の嵐寛寿郎という方、鞍馬天狗をずっとやっていた方らしいです。それで最初のところの鞍馬天狗になるんですね。
警察官の役のひと、ほんのちょっとしか出ないですけど、寺尾あきらさんですね。
それで今回のマドンナさんは、真野響子さん。きれいですねえ・・・愛嬌もあるけど、上品さもあって・・・いいですねえ・・・
寅さんの歌、「泣くな嘆くな影法師~♪」というのは初めて聞きました。3番まであるんでしょうか。
犬のトラが人懐っこくてかわいいんだけど、そのシーンでもう終りなのかな?
「そろそろ帰ってくるころだな?」「ポチかい?」っていうやり取りが面白いです。さりげないそういう会話が面白いですね。それがすごく自然で・・
おばちゃんがいいです。
でも、こいのぼりはそのままつっときゃいいのに。外から見えなかったのかな?なんて思ったけど、「どうだい?庭のつつじは」「咲かない!咲かない!」っていうおいちゃんの全否定も面白い。
そういう場で必ず登場するたこ社長も面白い。いわゆる「KY」だけど、いちばん「KY」は寅さんですよね。
(2008-01-23)