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あらすじとか
直木賞作家・黒川博行の「後妻業」を、大竹しのぶと豊川悦司の共演で映画化。「愛の流刑地」「源氏物語 千年の謎」の鶴橋康夫監督がメガホンをとり、資産を持つ独身男性の後妻に収まり、多額の金品を貢がせる「後妻業」を生業とする女の姿を描く。
結婚相談所主催のパーティで知り合い、結婚した小夜子と耕造。2年後に耕造は死去するが、娘の朋美と尚子は、小夜子が全財産を受け継ぐという遺言証明書を突きつけられる。小夜子は、裕福な独身男性の後妻となり、財産を奪う「後妻業の女」で、その背後には結婚相談所所長の柏木の存在があった。一方、父親が殺害されたと考える朋美は、裏社会の探偵・本多を雇い、小夜子と柏木を追いつめていく。
小夜子役を大竹、柏木役を豊川が演じ、尾野真千子、長谷川京子、永瀬正敏らが共演する。
2016年製作/128分/PG12/日本
配給:東宝
大竹、豊悦主演だけあってテンポよくストーリーが展開していく。騙される老人もいい味だしてる。男と女のドロドロの欲を軽いタッチで描いていてコメディとして成功している。
大竹はいつものマシンガントークでセリフを展開しているがやっぱり上手い。豊悦もちょっと間抜けな悪役ぶり。
全体的には、暗いはずの犯罪を明るく楽しく描いているが、それでいいのかなーって感じ。カミさんに先立たれるとグダグダになってしまう男性の哀れな末路がちょっと悲しい。それと詐欺師って言うのは自分を詐欺師だと思ってないんだよね。最後の部分は、容易に想像できたのでちょっとマイナス。