東日本大震災から今日で10年。
あの日は、仕事中でした。ビルの4階にいたのですが、立っていられないほどの揺れ。机やキャビネットの引き出しが勝手に開いて、机自体がバランスを欠いてひっくり返りそうになったりしました。
実は、その前にも岩手・宮城内陸地震(2008年(平成20年)6月14日)等に襲われていたので、ある程度の防災や大地震への備えや準備はできていたつもりだったのですが、まさに想定外の大きさの地震でした。
職場では、自家発電装置があったため早速テレビをつけてみましたが、映し出されたのは宮城県名取市上空を飛行するヘリコプターからの映像でした。大津波がまさに海岸を襲い家々や農業用のビニールハウスを流し去るものでした。これは大惨事になると思ったのですが、多くの人たちはその映像が信じられないものなのか呆然とするばかりでした。
その後は、職場での被害状況の確認や対応に忙殺され、仕事から帰れば食料・水の確保やガソリン・灯油の確保で家の整理もままならない状況が1週間ほど続きました。その頃からガソリンがないので自転車通勤を始めたのでした。やはりライフラインの途絶が大きいです。停電になったので、石油ストーブと薪ストーブで暖をとり、カセットコンロで煮炊きをしていました。
1週間ほどで停電が回復したので、後は徐々に正常化していきましたが、約1か月後の4月7日に最大震度6強の余震が起きてまたひと騒ぎでした。せっかく直したところがまた壊れたり、揺れ方が違うのか前の地震で弱くなっていたのか、思いもよらないところが大きく壊れたりしました。
あれから10年。この前も書きましたが「災害は忘れぬ内にやってくる」時代です。地震や津波の他にもいろんな災害がありますから、自分の住んでいるところのリスクを想定し、それに対応しておくことが重要です。
【メモ】
・オール電化はリスクが高い、石油ストーブとか電池式のラジオ・スマホ充電器。カセットコンロ等が有効。
・大手スーパーで行列するより地元の肉屋でいろいろ買えた。
・近所の井戸の位置を確認。飲めなくてもトイレや洗濯には使えるかも。
・ガソリンや灯油は、すっからかんにしない。
・エコキュート等背の高い機器は、倒れやすいので補強する。
・電話は繋がらないことが多いので、連絡にはTwitterやLine、メールが便利。
・お米は保存が効くので備蓄する。
・意外に石油ランプが照明として有効。風に強い、長時間燃える。