しこたまらいふ

大谷翔平と大滝詠一の生まれた岩手県奥州市で、スローライフを実践中♪ 田舎暮しや食べ物の話題。

武士の一分(2006)

2021-02-28 | この頃見た映画とか

       

山田監督の時代劇3部作シリーズということでAmazonプライムでクリック。キムタクの映画ってあまり見たことがないので、興味もあったし。

あらすじとか
「たそがれ清兵衛」「隠し剣 鬼の爪」に続く、原作・藤沢周平×山田洋次監督による時代劇3部作の最終章。

東北・海坂藩の下級武士、三村新之丞は剣術の腕を認められながらも藩主の毒味役に甘んじていた。そんなある日、新之丞はいつも通りに昼食の毒味をしたところ、赤貝の毒にあたり、失明してしまう……。原作は「隠し剣秋風抄」所収の「盲目剣谺(こだま)返し」。
2006年製作/121分/日本
配給:松竹

映画の出だしからセット感が出ていて、ちょっと興ざめ。前半はストーリーもわかりやすいといえばいいんだけど、なんか容易に展開が想像できてつまらない。それと毒見役だったら目が見えなくてもできそうな。。。

後半は、時代劇らしさ?が出てきて面白くなってきたけど、盲目の主人公が周囲の気を鋭く感じることができるところをもっと描く方がいいような気がした。いきなり剣が強くなるのって変だよね。それとストーリー的にちょっと納得のいかないところがあった。まぁ、細かいところを考えなければそれなりに楽しめるかも。

俳優では、冴えない下級武士を木村が好演しているもののアドリブっぽい動きやセリフが邪魔かも。山田監督が使わないようなセリフがあって、ほんとにそんなの脚本にあるの?って感じ。立ち回りは見事。モソモソした話し方もかえって効果的かも。それにしても、月代って貧乏だとあまり剃らないんだね。貧乏感が出ていいんだけどね。一方、妻の壇は着物姿が美しくあまり貧乏に見えない。また、本来複雑であるはずの感情変化をあまり表現できていないように感じた。このドラマで一番は笹野の飄々とした中間ぶり。コミカルでとても良い。狂言廻し的なところも。

この映画を食べ物に例えると芋柄の煮物

おまけ
そういえばむかーし「えさし藤原の郷」にキムタクが来て、信長のテレビドラマを撮った時のこと。朝早く宿泊しているホテルに迎えにいったらこわーい顔をして、私があいさつをしてもぜんぜん無視。「なんだ!こいづ」って思ってたんだけど、ロケが終わったらニコニコしてスタッフみんなに挨拶してたんだよね。私にも挨拶してくれたんだけどたぶん役作りに入ってたんだね。ってことは、信長って性格が悪い設定だったのかな。まあそりゃそうだよね(^^;
 
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