今は指一本でポンと押せば、温かいお風呂に入ることができますが、昔はそうはいきません。
↓こんなお風呂でした。この風呂は標準語では(据え風呂)といったのですが、、、既に死語ですが、、、東北弁では訛って「せふろ・せっしょ」と言います。sueがseに訛って変化したんですね。お風呂を沸かすことは「せふろ焚ぎ」と言います。
井戸から水を汲んで風呂桶に入れるのも大変な作業ですし、燃料の薪を作るのも丸太を切って割って積んで乾かして保管しなければなりませんでした。その他に亜炭というものがあり、1m四方ぐらいの大きさのものを木割りで薄く剥がして割って使っていました。薪よりは火力が強く火持ちがよかった気がします。若干石炭のような匂いもしてノスタルジックでした。
今はとても便利な世の中で、まったく当たり前のようにその便利さを享受していますが、災害に会うとその便利さを痛感するんですよね。東日本大震災の時には、水も電気も1週間なかったので、遠くの温泉で営業しているところを探して入ったような気がします。日々の暮らしの大切さを実感しますね。
春先には、遠くの山まで焚き木作りに。
春休みなんてなかったです。
この時期には、枯れ葉→焚きつけ
割り木は、乾いてないとくすぶるし・・・
便利で快適な生活も、何かがあれば止まります。
どっちがいいのだろう?
こちら地方は、五右衛門風呂で、大きな釜でした。