撮り散らかし鉄の記憶

撮り散らかした鉄道写真の中から記憶に残るシーンを

熊本市交通局 河原町~慶徳校前(2025.2.22) 旧西鉄復元塗装 5014AB A系統 田崎橋行き

2025年02月26日 00時10分46秒 | 西鉄、地方鉄道、路面電車(九州)
2/22に、熊本市交通局 河原町~慶徳校前電停間で、この日が最終運用となった旧西鉄復元塗装の5000形を撮りました。
1枚目は、慶徳校前電停からカーブ区間に差し掛かる旧西鉄復元塗装5014A(旧西鉄福岡市内線1001形1014A)のA系統 田崎橋行きです。



2枚目は、カーブ区間の中間付近に向かう5014Aです。



3枚目は後追いですが、カーブ区間の中間付近を通過した5014B(旧西鉄福岡市内線1001形1014B)です。



4枚目も後追いですが、河原町電停に向かう5014Bです。



5枚目も後追いですが、河原町電停に到着した5014Bです。



旧西鉄福岡市内線1001形が譲渡された熊本市交通局5000形で最後まで現役だった5014ABが、2/20~22の特別運行を最後に引退することが発表されました。
通常はラッシュ時にしか運行されない5014ABが、3日間限定で日中も運行されるとのことで、7年前に一度だけしか撮っておらず、もう一度記録しておきたいと思って、何とか都合を付けて最終運用となった2/22に遠征しました。
良さそうな撮影場所が分からなかったのですが、大勢の同業者がスタンバイされていた河原町~慶徳校前電停間のカーブ区間でまずは撮ってみました。
国道3号線から線路を見下ろすことができる場所で撮られる方が多かったですが、自分は線路と同じ高さの道端から撮りました。

以下の記事は過去に書いたブログの再掲になります。
旧西鉄 福岡市内線の1001形は、1954~57年に中空軸平行カルダン駆動方式を採用して登場しました。
かつての西鉄は福岡市内、北九州市内に多数の路線を有しており、連接車も多数運用されていましたが、西鉄の路面電車の撤退により多数の車両が譲渡されて第二の人生を歩んでいます。
福岡市内線では1975年に地下鉄工事のため主要路線が廃止される際に連接車の運用が停止され、1976年と1978年に2編成ずつが熊本市交通局に譲渡されました。
熊本市交通局では5000形となり、1979年には冷房化改造も行われて、ラッシュ時を中心に活躍しました。
その後、後継車の増備とともに1999年に1編成、2009年に2編成が引退しています。

5014ABは2002年に西鉄時代の上半分ベージュ、下半分マルーンの塗装に復元されていました。
故障のため2009年頃から休車状態が続いていましたが、2016年から西鉄筑紫野車両基地で整備された上、2017年3月から運用復活されています。
通常は平日のみの運用で、朝ラッシュ時1往復、夕ラッシュ時2往復の運用がされていましたが、次回車検時に必要な部品の入手が困難なことから2/22限りで引退することが発表されていました。