Que ma vie est belle!

私とは、美しいもの、美味しいもの、楽しいものの集合体。

ナショナルギャラリー@ロンドン

2009-05-10 22:00:00 | ロンドン

ピカソ展のパスがあるので、再びナショナルギャラリーを訪問。しかし、前回よりさらに混んでいたので、オルガの肖像画を一目だけ見て、一般展示へ移る。

フィレンツェではまったラファエロがあるのでは?と思ったら、やっぱり。結構な数がまとまって展示されていた。

The Madonna of  the Pinks (Raphael, 1506-7)

家に飾るのに丁度良いサイズ。誰かの家の居間にでもあったのだろうか。マドンナ、赤子の肌色がとても美しい。解説にあったように、オランダ絵画の影響と言われる、光と影のつけ方も秀逸。

Saint Catherine of Alexandria (Raphael, 1507-8)

斜めに描かれた顔が美形。構図、顔の造作としては、ナショナルギャラリーにあるラファエロの絵の中で一番整っていると思われる。色が少しくすんだ感じを受ける。

The Ansidei Madonna (Raphael, 1505)

マドンナより、両側に居る男性2人が素敵。若い男性の足の美しさ(少々女性的に過ぎるかもしれないが)、Baptistの穏やかな表情、心が洗われるようだ。

Pope Julius II (Raphael, 1511 - 2)

ベラスケス(フランシス・ベーコン)『教皇インノケンティウス10世』の構図を思い出す。教皇をこの構図で描くことは伝統なのだろうか?

The Entombment (Michelangelo, 1500-1)

The Madonna and Child with Saint John and Angels (Michelangelo, about 1497)

この2作は未完成であるが、それでも構図が興味深く、美しい。先日のボッティチェリも画面が少し灰緑色がかって見えたが、当時の絵の具のためなのだろうか?

A Young woman seated at a Vieginal (Vermeer, 1670)

後ろの壁にかかった絵が、描かれた女性の考え方を示している、って本当?This woman's idea of love and partnership may not be entirely idealisticと解説にある。"may"とはいえ、大きなお世話!?

この絵は、同美術館のA Young woman standing at a Vieginal (1670)と対といわれているらしい。

Saskia von Uylenburgh in Arcadian Costume (Rembrandt, 1635)

Belshazzar's Deast (Rembrandt, about 1636 - 8)

この美術館にはレンブラントもかなりある。部屋番号24の作品群はかなり豪華。隣室(23)の画風はどちらかと言うと、質素、質実剛健。来るたびに気に入る作品が異なり、興味深い。今日はこちらの豪華系が気に入った。

サスキアのポートレートは金茶系とモスグリーンが基調。レンブラントの金装飾を描く腕は右に出るものがいない。余計なお世話ではあるが、オランダ系の顔の造作は鼻先が丸く、美形とは言いがたいので、ラファエロのイタリア系美人と同じ日に見てはいけない?

The Doge Leonardo Loredan (Bellini, 1501)

前回もこの絵に魅かれた。大変豪華な衣装をまとっていらっしゃる。ベニスに行ったらこんな美しい絹生地が手に入るだろうか?

Venus and Mars (Botticelli)

ウフィツィの絵よりVenusは美人!ラファエロのシスティーナのマドンナに描かれている天使たちと同じく子供(天使?角が生えているけれど)がとてもいたずらっぽい魅力的な表情をしている。

Portrait of Hermine Gallia (Klimt, 1904)

以前ウィーンで見たピンクの美しいドレスの肖像画を思い出す。こちらは白いレースのドレス。こんな風に美しく描いてもらえるならば肖像画を依頼するのも悪くない。

こんなに沢山の素晴らしい絵(勿論他にも印象派などまだまだ沢山あります!)が、殆ど混雑なしに無料で見られるロンドンって、素晴らしい!!


Midori(五嶋みどり)@ウィグモアホール

2009-05-10 01:30:00 | コンサート

五嶋みどり、ヴァイオリンリサイタル。2009年5月9日、ロンドン、ウィグモアホールにて。

J. S. Bach: Violin Sonata in E minor BWV1023

Shostakovich: Violin Sonata Op.134

Schubert: Violin Sonata (Sonatina) in A minor D385

Faure: Violin Sonata No. 1 in A Op.13

Midori: Violin

Charles Abramovic: Piano

五嶋みどりが、ウィグモアホールで、しかもソナタ4曲、充実の演奏会である。日本人のお客さんがとても多い!

どんな演奏家も、1曲目というのは難しいのだろう。でも、だんだん調子がのってきたように思う。

彼女も(サラと同様)ガルネリを使っているとのことだが、豊かな美しい音と、それを作り出す、美しい右手の形に、聴き惚れ見惚れる。プロでも弓の持ち方が綺麗でない人がいるが、彼女の弓を持つ手は本当に美しい。

今回の演奏会、ヴァイオリンソロ、というより、ピアノとのデュオ、ということなのか、常に譜面があったことを少し不思議に感じた。そんなこともあってか、この日のプログラムの中で一番良かった、と思ったのはフォーレ。Midoriがフォーレを得意としていると聞いたことはなかったと思うが、この4曲の中では一番譜面を離れて演奏していて、得意の「演歌踊り」が出ていたように思う。

さて、先日から指フェチになった私は彼女にも写真をとらせていただいた(演奏会の後でお疲れというのに、訳の分からない注文を聞いてくださってありがとうございます!この場を借りて御礼申し上げます)。左手は指先が少し吸盤のようになって、指が「(押さえ)間違えません!」と言っているよう。

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アンコールは、グラズノフの瞑想曲とクライスラーのシンコペーション。演奏会は感嘆の溜息と共にお開きとなった。


Rules@ロンドン

2009-05-09 01:00:00 | レストラン

友人ご夫妻とコベントガーデンにある英国料理店Rulesへ。正統な英国料理、とのことで期待と不安が入り混じる。

ジビエ料理で有名、とのことで、入り口を入ると鹿の頭部が壁に幾つも飾られている。また、店内の装飾は、壁一面の油絵、スケッチ、いかにも正統派英国料理店、といった風である。

さて、料理。前菜にはシェーブルチーズとアボカドサラダを注文したのだが、シェーブルはフライになっているし、アボカドはほんの薄いスライスが2枚、サラダは黒くなりかけた葉が混じっているし、この辺りも正統派英国料理だ(と、この毒舌も英国仕込み?)。

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メインは、友人ご夫妻がローストビーフ。すごい量、とは聞いていたが、聞きしに勝る量。とくにヨークシャープディングは、信じがたい大きさ。しかし、これも、巨大なものを切り分けるのが伝統的らしい(Wikipedia)。

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私は鴨のコンフィを。これは当り!量は多いが、とても美味しく、ついつい食べ過ぎてしまった。再訪する機会があれば、またこれを頼みたいくらい美味しかった。

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デザートは別腹、なので当然注文する。チョコレートスフレ。少々固いが、熱々だったので許す。チョコミントアイスが付け合せ、というので(さすが英国料理店)、これは「きちんと」バニラアイスクリームに変更するようお願いした。

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友人(奥様)は、これを注文。Spottedなんとか、というが、文字にはできない。。。

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最後はエスプレッソで締める。英国料理でも、このくらい美味しくて、きちんと調理してあれば(最初の野菜はともかくとして。。。)合格?でも、毎日夕食にこれだけ食べていたら、メタボ一直線、である。


サラ・チャン@ロイヤルフェスティバルホール

2009-05-08 01:30:00 | コンサート

服部譲二指揮、フィルハーモニー管弦楽団、ヴァイオリン独奏:サラ・チャン。2009年5月7日。ロイヤルフェスティバルホール。

Grieg: Peer Gynt, Suite No.1, Op.46

Bruch: Violin Concerto No. 1 in G minor, Op.26

Beethoven: Symphony No. 7 in A, Op. 92

Joji Hattori: Conductor

Sarah Chang: Violin

Philharmonia Orchestra

午後まで待つと、ソリストの真正面最前列に空きが出たので、チケットを購入。

サラの使用楽器はガルネリ、ということであるが、ホールが広いためか、2m程度の距離で聴いても「やかましく」は無く、寧ろ音色の豊かさに関心する。いくつかの音は脳の特異的な場所を刺激するかのようで、涙が出そうになる。

サラの手はとても小さいことに気づく(サイン会で、思わず手の写真を取らせていただいた)。また、トリルは、まるでビブラートのような手の動きから出てくるのが不思議であった。

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五嶋みどりの妹弟子にあたるが、みどりが演歌なら、サラは田舎風(失礼!)フラメンコである。衣装が派手なピンクだったからそんな風に思うのか。とにかく、豪快な演奏である。

「天才」という人種は確かに存在するのだろう。彼らは生まれた時から何かが違うはずだ。ただ、サラしかり、みどりしかり、ジョシュア・ベルしかり、親をはじめとした周囲のサポートが重要であることは論を待たない。才能と環境が揃って初めて人間は開花することが出来るのだとつくづく思う。

それにしても、ロンドンでこのように多くの才能豊かな人々に出会えることに感謝!

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タニノクリスチー@ミラノ

2009-05-05 21:00:00 | ヨーロッパ

ダメだ!と言い聞かせていたつもりだったのに、ついつい、ふらふらと、タニノクリスチーへ。

この間、ベルリンでブーツを買ったばかりなのに、ついつい試してしまう。

試したら、おしまいだ。

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免税に出来ないのがつらいところ。日本の方だったら、日本で購入する半額以下で買えるのでは?

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靴底が美しくて、履くのが勿体無くなっている、貧乏性の私。


ジェラート&ランチ@ミラノ

2009-05-05 20:00:00 | パティスリー

どこへ行っても、食べるために生きている私は、ジェラート屋をネットでチェック。GROMはスカラ座から歩いて2、3分。

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お昼12時からの営業。ツアーから帰って1時頃と、Londonへ戻る前4時半頃と1日に2度訪問。1時頃はスーツ姿の男性が多くてびっくり。負けずに、ピスタチオ、チョコレート、コーヒーの3色を試す。2回目は、観光客が半分強。最初に食べて非常に美味しかったピスタチオ&コーヒーをいただく。

ランチは、どこが良いのか分からなかったのでフォーシーズンスホテルにて。

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ランチのレストランは中庭に面している。ちょっと軽井沢みたい。

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普段メロン&ハムはイヤなのだけれど、24ヶ月熟成ハム、と見たら、ついつい。メロンも美味しかった!!

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パンもいろいろ。ついついカロリーの高いフォカッチャを手にとってしまう、悲しい私。

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パスタは既に冷めかけていた。フォーシーズンスだというのに、残念。昨日のパスタの方が良かった。

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お腹が一杯でもプチフールをつまんでしまう、悲しい性。


最後の晩餐@ミラノ

2009-05-05 18:00:00 | ヨーロッパ

ツアー嫌いの私であるが、「最後の晩餐」は7月まで予約で一杯、ということでツアーに入る。ツアーなら前日予約でもチケットが取れる辺りが、怪しく、イタリアっぽい。

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こんなところに大人気の世界遺産が、である。内部は非常に近代的で、最新の設備によって人類の遺産が守られている、といったところか。

人物の表情や構図など、素晴らしいとは思うが、ラファエロやレンブラント、ゴッホを見て突き動かされるような感動を覚えたのとは、少し違う。期待しすぎていたのがいけなかったのか。

どうも構えてしまうと感動できない私である。ふらっと立ち寄れる、そんな場所になってくれないだろうか。


スフォルツェスコ城@ミラノ

2009-05-05 17:00:00 | ヨーロッパ

ツアーに組み込まれていたスフォルツェスコ城。

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外観のレンガの色は同じでも、数世代にわたる権力抗争の結果、内部の様式は異なるらしい(内部見学はせず)。

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城の正面から街を見る。ナポレオンが進軍してきて都市計画をつくったとか。ちょっとパリの放射状の道を思い出す。ナポレオンの作った街並みは嫌いではない。東京にも、ナポレオンが進軍してくれたら、きちんとした街並みが出来たのに。。。


ドゥオーモ@ミラノ

2009-05-05 15:00:00 | ヨーロッパ

ミラノのドゥオーモ。10年近く前に訪れた時は、外装工事中で、全貌を見ることが出来なかった。

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ナポレオンが近くで大砲を打ったため、今では殆どのステンドグラスはオリジナルではないそう。

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白、赤、緑の大理石で床に美しい装飾が。白い大理石はやわらかく、歳月を経て凹んでいる。また、赤大理石の赤は金で色が着いているので高価なのだそうだ。ガラスが金コロイドで赤く着色するのと同じなのだろうか?

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教会の天井は、まるで彫刻が施されているようであるが、これは「だまし絵」とのこと。

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半地下にこんなお部屋が。天井の装飾が見事。

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ドゥダメル@ミラノ・スカラ座

2009-05-05 02:00:00 | Gustavo Dudamel

ドゥダメル指揮、ミラノ・スカラ座フィルハーモニー管弦楽団、ソプラノ独唱:アナ・マリア・マルティネス。2009年5月4日、ミラノ・スカラ座にて。

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Mendelssohn Symphony No.4 "Italy"

Mahler Symphony No.4

Gustavo Dudamel: Conductor

Ana Maria Martinez: Soprano

Filarmonica Della Scala

ドゥダメルがスカラ座で振る、しかもマーラーの4番、ということでミラノへ。

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前半のメンデルスゾーン交響曲第4番「イタリア」は、とても良くまとまっていたと思う。ドゥダメルの指揮を見ているだけで、曲が聴こえてくる-たとえ音が無くても-そんな気がした。

さて、問題はマーラーの4番である。

第一楽章。ドゥダメルの意欲的なテンポ作りにオケがついていっていない、というか、ドゥダメルがオケを説得し切れていない、というか。是非、外様でではなく、自分のオケ-これからはLAフィルか-でこれをやって欲しい。もう少し時間をかけて、オケも納得して弾いたら、新しい解釈の良い演奏が出来るのではないか、と思った。

第二楽章はコンマスの熱演が良かった。

第三楽章。綺麗なメロディなのだが、それだけではない、こんなに濃密なマラ4の第三楽章聴いたのは初めて。オケで弾いたときも、CDを聴くときも、こんなに濃密な曲だと思ったことはなかった。

第四楽章-この人は本当にソプラノなの?という感じの声で残念。良く聴くCDと違う、と言うだけでなく、ちょっと声質がメゾっぽく、私のこの曲に対するイメージと違っていた。音もちょっと低いような気がしたけれど。。。?

ミラノの聴衆は結構ごそごそと音を立てる。その一方で、第一楽章が終わったところで誰かが「ブラボー」をすると、きちんとそれを注意したり(当たり前か-ただこのお陰で、変な緊張があったオケがほぐれたように思う)、第四楽章の最後、ドゥダメルがものすごい時間をかけて終えたところも、きちんと我慢してから拍手をしたり(当たり前か)、ちゃんとしているところはしている。なんだか不思議な人たち、というのが彼らに対する第一印象である。

TVカメラが入って撮影していた。いつか放映されるのだろうか。第一楽章と第四楽章はつらいけれど、第三楽章は是非もう一度聴きたい。

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