珊瑚の時々お絵かき日記

夫と二人暮らし、コロナ自粛するうちに気がついたら中国ドラマのファンになっていました。

映画「バウンティフルへの旅 」を観ました

2024年08月30日 | 映画 ドラマ 観劇 その他 観る

WOWOWで録画してあった映画「バウンティフルへの旅 」を観ました。

 

1940年代のアメリカ、ヒューストン、息子と嫁と三人で暮らしているワッツ夫人という老女が主人公です。

バウンティフルという田舎町に住んでいたワッツ夫人は、20年前にヒューストンの二間しかない家で、息子夫婦と同居し始めました。

1940年代、きっと主婦に働きに出るという選択はなかったのでしょう、一日一緒にいる嫁と仲よくとは行きません。

息子は母に冷たいわけではないけれど、彼女の行動にいちいち難癖をつけてくる嫁に頭が上がりません。  

家事をワッツ夫人に押し付けて、買い物やコーラを飲みに外出するのが趣味の嫁は、彼女の年金狙いです。

 

この生活に耐えられないワッツ夫人は、生まれ故郷のバウンティフルへ帰ろうとするのですが、切符すら買えないうちにいつも息子夫婦に連れ戻されてしまいます。

でも、この日は心臓の軽い発作が起きて、死ぬ前に何が何でも故郷の家を見に帰ろうと決心します。

嫁の留守を狙い、年金の小切手と、ハンカチに包んだ小銭をもって、駅までたどり着きました。

でもそこで、バウンティフル駅は廃止されたことを知ります。

信じられない彼女、ならバスでと何とか長距離バスに乗りますが、やはりバウンティフルのバス駅は廃止されていて、20K手前の駅で降りるしかありません。

保安官の好意で、昔住んでいた家まで連れて行ってもらいますが、廃墟のような建物を幾つか通り過ぎてたどり着いた家は崩れかけた荒れ家と化していました。

保安官の知らせで追いかけてきた息子に、この家で幸せに暮らした彼が幼かった日々の思い出を語ります。

その思い出は、彼女の生きる糧でした。

でも、その幸せだった母子の思い出は、息子にとっては苦痛でしかありません。

自分にはそういう思い出を一緒に作る子供がいない、その虚しさを母に吐き出します。

1940年代、子供がいないことは、現代では考えられないほど重いことだったのでしょう。

母は息子も苦しんできたことを知ります。

 

お互いの気持ちを言い合って、二人の心のわだかまりが解けたのか、母は息子と暮らしていくしかない現実を認められるようになりました。

息子は、母への愛情を思い出しました。

嫁は、殊勝に彼女の言葉を聞く義母に少しやさしい気持ちになりました。

とはいえ、人は簡単には変わりません。

これからも、やはり諍いを続けながらなんとかやっていくのでしょう。

正直なところ、やり切れない生活だなと思いますが、何とか頑張ってとエールを送るしかありません。

 

主演のワッツ夫人はジェラルディン・ペイジがという女優さんですが、1985年のアカデミー賞主演女優賞を受賞しました。

彼女は1924年生まれで、撮影当時は60歳になるかならないかという年齢でした。

それを知ってビックリ、どう見ても後期高齢者、少なくとも70歳は超えているように見えます。

メイクで老けさせているのか、1985年の白人の60歳はあれで普通だったのか、わかりませんが驚きました。

 

 

 

 


『あさきゆめみし』×『日出処の天子』展 に行ってきました

2024年03月18日 | 映画 ドラマ 観劇 その他 観る

『あさきゆめみし』×『日出処の天子』展  -大和和紀・山岸凉子 札幌同期二人展-に行ってきました。

東1丁目劇場(劇団四季の公演が行われていた劇場)で3月24日まで開催されています。

 

大和和紀さんと山岸凉子さんは、いずれも北海道出身で同学年。札幌での高校時代からの知己だそうです。

お二人が手塚治虫先生とお会いして作品を見ていただいたときのエピソードや、子供時代の思い出なども楽しく、拝見させていただきました。

漫画原画展ですから、原稿そのままなので、とてもリアル、今更ながら凄いな~と見入るばかりでした。

 

私は山岸凉子さんのファンで、『日出処の天子』は、LaLaに連載され始めた時から読んでいました。

文庫になってからも当然全巻買いました。

当時子育ての真っ最中で、漫画は唯一の娯楽のようなものでした。

 

大和和紀さんの作品にあまりご縁がなかったのは、絵柄の好みかなと思います。

今回原画を見て、読んでおけば良かったと後悔しましたが、ではこれからというには大作過ぎて手が出せない感じです。

 

萩尾望都さんからのお花が飾ってありましたが、

 

 

萩尾望都さんが、ご自分でアレンジなさったわけではないでしょうが、お二人のお人柄がわかるような花の選択は、さすがだなと思いました。

 

どこかに仕舞い込んである『日出処の天子』を引っ張り出してきて、読みたくなりましたが、夫が、「せっかく片付けたのに」と文句を言いそうです。

 


「ダウントン・アビー/新たなる時代へ」を見ました

2023年12月12日 | 映画 ドラマ 観劇 その他 観る

録画してあった「ダウントン・アビー/新たなる時代へ」を見ました。

ダウントン・アビーといえば、もともとはドラマで、数年前にちょっとしたブームでしたよね。

映画は、「その後」ですが、とても、面白かったです。

でも、そのドラマを見ていなければ、どうかな。

 

オープニングが、トムの結婚式だったのですが、花嫁に見覚えがありません。

誰だったか思い出せないうちに終わり、気になって調べてみたらわかりました。

この映画は第2弾だったんです。

そういえば、かなり前に一度映画を録画して、初めの部分がおもしろくなさそうで、消してしまったような気がします。

そんなわけで、途中が抜けているのですが、特に支障はありません。

変わったことと言えば、大奥様がダウントンで同居しているくらいです。

お年ですから当然と言えば当然ですね。

1928年、ダウントンアビーを映画の撮影に使いたいという依頼が来て、しぶしぶながら屋根の修繕費のためにこの依頼を引き受けます。

その撮影中のできごとや、大奥様の過去、伯爵の出自など、いろいろ盛りだくさんで飽きません。

大奥様は大往生し、執事のトーマスは、男性人気俳優から付き人になって欲しいと、殆どプロポーズのように言われます。

ゲイだということを知られただけで刑務所行もあり得る時代ですが、彼は自分を偽らない生き方をしたいと、その申し出を受け入れます。

家族や使用人もそれぞれにハッピーエンドかなという終わり方で、安心して見終えました。

 

それにしても、貴族と使用人、親ガチャよね~と、つくづく思いますね~。

 

 

 

 

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映画「ある男」を見ていましたが・・・

2023年12月02日 | 映画 ドラマ 観劇 その他 観る

かなり前にWOWOWで録画してあった映画「ある男」を見ました、途中まで。

 

ある日夫(窪田正孝)が事故死、葬儀に訪れた夫の兄が、写真を見て、これは弟ではないと言いだします。

信じられない妻(安藤サクラ)ですが、どうやら本当に別人のようです。

困惑した妻は弁護士(妻夫木聡)に相談、夫が本当は誰だったのか、調査を依頼します。

わずかな手がかりを頼りに、謎の男の正体を突き止めていく弁護士。

 

結局は、自分の過去、家族から逃げたい者たちの戸籍交換ということなのですが、現実的に見えて、現実的でなく、感情移入ができなくて、男の父の死刑が執行されたところで、見るのをやめてしまいました。

 

最近重いものはダメです。

持つのもダメですが、見たり読んだりするのもダメです。

躰も心も持ちません。

 

 

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「スマホを落としただけなのに」を観て

2019年09月20日 | 映画 ドラマ 観劇 その他 観る

かなり前に録画してあった「スマホを落としただけなのに」をやっと観た。

スマホを落としたことで巻き起こる騒動を面白おかしく描いている映画だと、

何となく思っていたのだけれど、なんとなんと、恐ろしい映画だった。

主演は北川景子で、その恋人が田中圭。

恋人がタクシーの中にスマホを落とした時から、二人の上に次々と怪しい出来事が襲ってくる。

覚えのない高額な買い物の請求が来たり、SNSのパスワードを盗まれて勝手にベッドの写真を公開されたり

勝手に知人の悪口を書き込まれたり、

そこまでは、まあありそうな話だけれど、

スマホを拾った犯人が、ネットの天才でしかも連続殺人犯というスゴイ設定だ。

事態はだんだんと最悪の状態へ。

彼女は攫われ、殺される寸前に助けに来た恋人も傷つけられ、

彼らの命は、まさに風前の灯。

まあ、いろいろあるんだけれど、簡単に言うとそこへ警察がやってきて

無事救出される。

めでたしめでたしなはずだけれど、最後に明かされた彼女の秘密が・・・

 

というわけで、盛りだくさんの映画だった。

そして、とにかく、スマホを落とす恐ろしさがひしひしとわかったわ。

面倒だからロックを外してしまおうかなんて考えていたけれど

とんでもない!

危険は自分だけでなく、家族、友人知人にも及ぶのだ。

せめてロックだけでもかけておかなければ。

 

 

 


東京へ行って「白鳥の湖」を観る

2019年09月11日 | 映画 ドラマ 観劇 その他 観る

7月には東京へ行ってきました。

東京にいる娘とバレエ、マシュー・ボーンの白鳥の湖を観るためです。

このバレエ団は数年ごとに来日していて、3年前にはは眠れる森の美女を観に行きました。

白鳥の湖は何度も来ていて、そのたび観に行っているのですが、

前回は5年前で、行けませんでした。

予約はしてあったのですが、母の具合が悪くなっていた頃でしたので、

とても、行く気になりませんでした。

母はその2か月後に亡くなりました。

ですから、かなり久しぶりです。

 

今回は2公演予約しています。

更に夫が日本丸を見に横浜へ行きたいというので、5泊6日の日程となりました。

心配はやはり食事制限のことで、独身の娘はほぼ完全外食、調理道具もそろっていません。

買って置いて行くのは、迷惑だからやめてと言われています。

だから自炊はできないので、スーパーやコンビニで商品の成分表とにらめっこしながら

食べ物を調達する予定です。

 

公演は渋谷の東急文化村のオーチャードホールです。

まずは、渋谷へ。

お決まりのハチ公ですが、ちょっと変わったことが。

ハチ公の足の間に、なんと猫がいるじゃありませんか!

しかも、親子のようです。

敷物がありますから、誰かが連れてきて置いたようです。

周囲はすごい人込みです。

よくまあ、おとなしくしているものです。

一見リラックスしているように見えるのですが、どうなのかしら。

逃げたいという素振りはないので、しょっちゅう来ていて、慣れているのかもしれません。

 

時間まで駅前のカフェでコーヒータイムです。

運良く、あの名高い交差点を見下ろせる席です。

写真ではそれほどのようには見えないのですが、実際見るとやはり凄いですね。

真ん中で自撮りしていて車に轢かれそうになっている外国人グループもいました。

信号が変わるたび出てきて、そのたび轢かれそうになっています。

よほど楽しいのでしょうね。

 

さて開場時間も近づき劇場へ。

 

 感想は、もう10回以上も観ているのですが、やっぱりいいわ~の一言です。

観客の半分以上が、私たちのようなツワモノのリピーターだったのではないかと思います。

今回のスワンは、今までで一番オリジナルのアダムに近かったかな。

ダブルキャストだったのですが、私たちが観たのは2回とも同じキャスト。

残念だと思っていましたが、3公演観てもう一人のスワンを観た娘は、

私たちが観たスワンのほうが良かったよと言っていましたので、まあいいでしょう。

なんて、知らない人にはわからない話ですので、やめておきます。

 

私と娘が二度目の観劇に出かけている間、夫はお友達と飲み会をしていました。

夫は若いころ東京で勤務していましたので、付き合ってくれるお友達がたくさんいます。

というか、たくさんいました。

でも、亡くなったり、健康を害していたり、気を使って声をかけなかったりで、

今回集まってくださったのは3人。

それでも、若いときに「同じ釜の飯を食った」仲間との飲み会は楽しかったようです。

 

最後の日は、横浜で日本丸が帆を上げるイベントがあったので、それを見に行きました。

ただ帆を上げるだけかと思ったら、元船長という方が

日本丸についていろいろ説明してくださったり、船内見学もできました。

 少し帆の汚れが気になりましたが、誕生から81年だそうですから、仕方がないかも。

遠くから眺めると、とても綺麗です。

背後のビルは、まあ仕方がないでしょうね~。

 

翌朝、娘の出勤と一緒部屋をでて帰って来ましたが、

5泊6日も私たちに居座られて、娘も疲れたことと思います。

こういうときばかりは、独身の娘に感謝です。 

 

別れ際に娘は、また行こうねと、言ってくれましたが、

あと何度マシューボーンのバレエを観られるのかしら?

いつの間にか、そんなことを考える年齢になってしまったんですね~

 

 


よさこいソーランと、中国バラと、倉本聰さんの点描画展

2018年06月11日 | 映画 ドラマ 観劇 その他 観る

先週の土曜日、大通り12丁目のバラ園へ、

中国のバラ「マイカイ(玫瑰)」を見に行ったのですが、

ちょうど「よさこいソーラン祭り」でした。

早いもので27回目にもなるんですね~。

衣装も随分ファッショナブルになりました。

 

ダンサーたちの熱気はいや増して、青春ですね~。

 

目的の中国のバラ、マイカイ(玫瑰)とは、これです。

大通公園12丁目のバラ園にあります。

見た目は、バラとハマナスの中間のような感じなので、

日本ではハマナスと混同されているそうですが、バラです。

中国の瀋陽市から贈られました。

見た目も美しいのですが、香りがとても良いんですよ。

まさに芳香です。

中国のバラ茶は、このマイカイで作るそうです。

もう散りかけていましたが、つぼみもたくさんあったので、

もう少し楽しめそうです。

バラ園には、他にアメリカのバラとドイツのバラが、1300本ほど

植えられているのですが、

まだほとんど咲いていませんでした。

 

 マイカイの香りを堪能して、

 倉本聰さんの点描画展を観に行きました。 

エスタ11階のプラニスホールで開催されていました。

ペンで小さな点を打ち、絵にしていくという、気の遠くなるような作業ですが、

できあがった作品は素晴らしかったです。

森の木々や動物のつぶやきを倉本さんが代弁したかのような

詩も素敵でした。

感性が豊かな方なんですね~、そしてそれを作品にできる才能もあるという。

ああ、羨ましい~~

 

 

 


シンゴジラ

2017年07月31日 | 映画 ドラマ 観劇 その他 観る

録画してあった「シンゴジラ」を観た。

とっても面白かった。

私が観たゴジラ映画の中では一番。

すべての映画の中でもベスト5に入れたいわ。

北海道出身の音楽家、伊福部昭さんのオリジナルゴジラの

テーマが使われていたのも嬉しかった。

やっぱり、ゴジラはあの曲よね。

 

今までのゴジラがファミリー向けなら、今回のゴジラは大人向け。

相変わらず何故か日本に上陸するゴジラ。

そして、ひたすら破壊。

自衛隊も米軍も歯が立たない。

さて、体内に原発を備えた超生命に、日本はどう立ち向かうのか?

政治の現場での混乱、諸外国との政治的駆け引き、

そうか、日本になんらかの有事が起きたときはこうなるんだという

シュミレーションを観たような気がする。

 

核を憎んだ科学者の残した謎を解き、

遂には、オールジャパンともいうべき団結力でゴジラを止めるのだけれど、

巨大なゴジラに突き進む、新幹線や電車、建設車両たちの何と健気なこと。

そして、自衛隊員達の勇敢なこと。

いやもう、瞬きも忘れて見入ってしまいましたよ。

 

有事ということで、全体的にセリフが早口で、よく聞き取れなかったのだけれど、

多分、凍った?ゴジラはやがて復活すると思われる。

それまでに本当の解決策を見つけ出すということなのかな。

違ったらごめんなさい。

若き官僚や政治家が、東京を破壊されて壊滅的状態の日本の復興を

心に誓って、映画は終わる。

 

ところで、東京駅の辺りに立つ超巨大なゴジラは、スゴイ観光名所よね(笑)

オブジェじゃなくて本物よ。

海外から観光客がわんさか押し寄せて、復興は案外早いかも。

 

 

 

 

 


髑髏城の7人を観てきました

2017年06月28日 | 映画 ドラマ 観劇 その他 観る

随分さぼってしまったわ。

9日からずっと更新していなかったのね。

もしかしてご心配くださっていたら、申し訳ありませんでした。

 生きていましたよ~~。

 

今更ですが、髑髏城の7人を観に東京へ行ってきました。

娘と二人で昨年から予約していました。

ステージアラウンドという新しい劇場のこけら落としでした。

ステージアラウンドというからステージが回転するのかと思えば、

何と座席が回転するのだそうです。

場所は、今話題の豊洲、ユリカモメで行きました。

昼の部が終わったところでした。

夜の部の当日券を求めて100人以上が列を作っていましたが、

40人分しかないそうで、抽選でした。

お友達二人できたのに、一人しか当たらなかった人たちもいて、

外れた子は殆ど泣いていました。

可愛そうだけどね~、仕方がないわね。

 

この髑髏城の7人はバージョンがいくつかあって、

内容も少しづつ違うようです。

私たちが見たのは、「シーズン花」。

小栗旬、山本耕史、リョウ、古田新太、青木崇高という顔ぶれ。

小栗旬のかっこよさ、山本耕史の艶めき、殺陣の見事さ、

セットの斬新さ、確かに座席が回転して臨場感たっぷり、

素晴らしかったです。

シーズン花はこの3日後に終了、今は「シーズン鳥」を上演しています。

キャストは

阿部サダヲ、早乙女太一、森山未來、松雪泰子

その後「シーズン風」へと続くようですが、

キャストはまだわかりません。

キャスト次第では、また行くかもしれません。

 

 

 

 

 

 


みをつくし料理帖がNHKで放送されていたのね

2017年06月04日 | 映画 ドラマ 観劇 その他 観る

昨日今日と、ストーブつけたいくらい寒い

夫と喧嘩になるからつけないけど。

暑くなったり寒くなったり、ほんとうに困るわ。

 

ところで、高田郁さんの「みをつくし料理帖」がNHKでドラマになっていたのね。

知らなかった、うかつだったわ。

もう2回分が終わってしまっていた。

昨晩偶然知って、3回目の途中から観た。

主人公の澪は黒木華さん。

何年か前、民放でドラマ化されたときは、北川景子さんだった。

原作では、下がり眉で容姿はあまりぱっとしないという設定なので、

美女の北川さんは、明らかにミスキャストだった。

そのうえ、美貌で名高いあさひ太夫が貫地谷しほりさん、

かなり無理よね~、むしろ逆の配役だったらよかったかも。

ドラマとしては良かったけれど、違和感があったわ。

 

美人じゃないけど、優しく人に好意を抱かせる人柄、

今回の黒木華さんはピッタリ。

あさひ太夫は成海璃子さん、まあまあかな。

これからが楽しみ。

来週からはバッチリ毎回予約をした。

 

 

 

 


ヴェルサイユの宮廷庭師

2017年03月04日 | 映画 ドラマ 観劇 その他 観る

「ヴェルサイユの宮廷庭師」を観た。

ルイ14世に仕える庭園建築家アンドレ・ル・ノートルは、ベルサイユ宮殿での造園を

命じられる。

ノートルは広大な庭園を作るため優秀な庭師を募ると、応募してきた中に一人の女性庭師がいた。

それがケイト・ウインスレット演じるマダム・ド・バラ。

秩序を重んじるノートルだが、創造性あふれる彼女の庭造りに魅かれて採用する。 

「舞踏の間」を任された彼女は、良い仲間に恵まれトラブルを乗り越え

ルイ14世を満足させる庭を完成させる。

ルイ14世が、真ん中の円形の舞台に乗って踊りだしたところで、思い出した。

「王は踊る」で、ルイ14世が踊った場所だった。

ああ、ここが舞踏の間だったのね。

ヴェルサイユ宮殿にはいったことがあるし、庭園も観た。

舞踏の間もきっと見たのだろうけれど、おぼえていない。

情けない・・・

 

マダム・ド・バラは、ノートルとの間に芽生えた愛を受け入れて、

まあ幸せを予感させて終わる。

なんだかこう書くと何てことないストーリーだけど、面白かったのよ。

煌びやかな宮廷は見ているだけで楽しい。

ケイト・ウインスレットの美貌はギリシャ彫刻のようだ。

ミロのヴィーナスの顔に色付けしたら、彼女に似ているのではないかしら。

でも、放漫な肉体というべきか、逞しい肉体というべきか、早い話が太目の身体は

肉体労働の庭師を演じて、違和感が全然なかった。

ちなみに、アンドレ・ル・ノートルは実在の人物だけれど、

女庭師マダム・ド・バラは架空の人物だそうだ。

どうも、映画の魅力を上手く伝えられないのだけれど、

この映画、私の好きな映画ベスト10、いや20に入てもいいかな

 


日欧外交の夜明け 南蛮見聞録、中村 信喬の世界展

2017年02月05日 | 映画 ドラマ 観劇 その他 観る

 

久しぶりに三越デパートに行ったら、「日欧外交の夜明け 南蛮見聞録、中村 信喬の世界展」

という人形展が開催されていた。

中村 信喬さんは、今までまったく知らなかった人形師さんだ。

博多人形になるらしい。

淡い美しい色合いで着色された、天正遣欧少年使節など、

祈るような表情の人形たち、心が安らぐ作品が多かった。

 

でも、お値段を見ると、〇十万、〇百万がずら~、最高額で1000万越え。

ため息もでないわね~。

目の保養をさせていただきました。

 

 


くまのパディントンとシンデレラ

2017年01月12日 | 映画 ドラマ 観劇 その他 観る

年末に録画してあった「くまのパディントン」と「シンデレラ」を観た。

 

くまのパディントンって、私は映画を見るまで知らなかったけれど、かなり有名な熊だったのね。

映画はCGを駆使しているのだろうけれど、パディントンがほんとうにリアルで、

熊が街角に佇んでいても、誰も何も思わないロンドンの街が、とてもファンタスティック。

パディントンが居候することになるブラウン家のお父さんが、

なんと、ダウントンアビーのクローリー伯爵だった。

危機管理コンサルタントかなんとかで、クローリー伯爵同様、

家族思いの素敵な紳士だ。

始めは迷惑がってパディントンを追い出したがっていたけれど、

結局、拉致されたパディントンを助けるために、女装までして大活躍していた。

パディントンを剥製にしようと、つけ狙う剥製マニアの女にニコール・キッドマン。

美しいのにちょっとイカレタ感じがとっても怖くてセクシー。

楽しかっただろうな、この役。

 

さて、「シンデレラ」

主人公のシンデレラが見たことあるわと思ったら、ダウントンアビーのレディ・ローズだった。

ダウントンアビーでは、可愛いけど軽薄でお騒がせな女の子だけれど、

シンデレラは優しくて誠実で魅力的な女性。

王子でなくとも恋してしまいそうだ。

そして、あらら、継母の連れ子姉の一人が、やはりダウントンアビーのコック見習い、

デイジーじゃない!

ほとんど素顔で粗末な身なりのデイジーと打って変わって、豪華なドレスをまとって

シンデレラに意地悪をする。

デイジー役の女優さんが、素敵な衣装を着られる貴族一家の役が羨ましいと、

インタビューで話しているのを見たことがある。

役とは言え、やっぱりそうよね~。

ダウントンアビーでの欝憤は晴れたかしら。

それにしても、女ってお化粧と衣装で変わるわね~。

 

継母は、私の大好きなケイト・ブランシェット。

演技が上手くて鬼気迫る悪役だった。

美しい人の悪役って、ほんとうに怖い。

それにしても、普段正義のヒーローや、ヒロインを演じている人が悪役を演じると、

とても楽しそうに見えるのは不思議だわ。

 

「くまのパディントン」も「シンデレラ」もお子様向けなのだろうけれど、

とても楽しめた。

 

 


パリ3区の遺産相続人、何なのかな~

2016年12月01日 | 映画 ドラマ 観劇 その他 観る

パリ3区の遺産相続人」を観た。

マギー・スミスの家族再生の物語だというので、録画してあった。

 

50代後半の男性がニューヨークからパリへやって来る。

父親の遺産であるパリ3区のアパルトマンにやって来たのだ。

負け続きの人生を送って来たらしい彼は、

遺産のアパルトマンを売り払って再出発するつもりだった。

ところが、来てみると、そこには90歳の老婦人とその娘が住み着いていた。

そのアパルトマンは、ヴィアジェという契約物件だった。

ヴィアジェとは、リバースモゲージに似た制度だけれど、違いは、

売却価格が低いこと、売主が死ぬまでその家に住み続けられること、

月々のローンを売主が生きている限り、払い続けなければならないことだ。

契約後に売主が早く亡くなれば買主はラッキー、長生きすればアンラッキー、

一種の賭けだ。

彼が相続したのは、老婦人付きのアパルトマンだったのだ。

彼女が死ぬまで、売ることができないばかりか、

毎月2400ユーロのローンまで払わなければならない。

 しかも、その老婦人は彼に滞在中の家賃まで要求する。

行く先のない彼は、それに従うしかない。

 

不本意ながらもそこで暮らしているうちに、

父親とその老婦人の関係がだんだんとわかってくる。

かつて、彼らはともに配偶者のあるW不倫の関係だったのだ。

それを知ってなじる彼に、

「それがそれほど悪いことなのかしら」

開き直る老婦人

まあ、そこまでは良いとして、

「私は夫と結婚するしかなかったのよ。あなたのお父様は当時お金がなかったの。」

あんたはお宮か!

 

パリの愛人に心を奪われた父に愛された記憶のない彼、

自分の子ではないのではないかという疑惑で、父に愛されなかった老婦人の娘。

同じ境遇に二人の心は通い合う。

これは、お決まりの結末に行きついてハッピーエンドなのだろうなと思わせる。

でも、二人は、自分たちが同じ父親を持つ兄妹ではないかという恐れで

前へ踏み出せない。

娘は、自分の本当の父が誰なのか、母に問いただす。

その時の老婦人のセリフがスゴイ。

「私にだってわからないのよ。

そうだとしても、気にすることないじゃないの、その年では子供もできないんだし。」

唖然、でも、この人なら言うと思ったわ。

だけど、そういう問題か!

画面の前で思わず突っ込んでしまう私。

 

しかたなく、彼らは意を決して遺伝子検査に臨む。

その結果、二人に血縁はないと判明する。

ついにめでたしめでたしだ。

やっぱりね。

3人はこのアパルトマンで仲良く暮らすのだろう。

二つの家庭に不幸をもたらした女は、こうして幸せな老後をおくるのだ。

これって、家族再生と言えるのかしらね~。

したいことをした者勝ちだということなんじゃないのかな~。

 

 書き忘れていたけれど、老婦人はもちろんマギー・スミス。

ニューヨークから来た男性はケヴィン・クライン。

老婦人の娘はクリスティン・スコット・マーティン。

3人ともアカデミー賞俳優だそうです。

 

 

 

 

 


インフェルノを観てきました

2016年11月05日 | 映画 ドラマ 観劇 その他 観る

金曜日、夫と二人で映画「インフェルノ」を観てきた。

午前の部の字幕版に間に合わなくて、午後4時の部に行ったからか、観客は半分ほど。

丁度良い時間帯は吹き替えを上映していた。

最近は吹き替えのほうが人気があるそうだ。

実際、私も家で観るなら吹き替えのほうが好き。

何かで目を離しても、音声を聞いていればストーリーがわからなくなることがない。

字幕ならば一瞬も目を離せない。

家ではなかなかそういうわけにいかないけれど、映画館なら画面に集中できるものね。

そういうわけで、映画館では字幕で観たいのだ。

 

映画は、ダヴィンチコード、天使と悪魔の続編で、

主人公はトム・ハンクス演じる、ロバート・ラングトン教授。

まだ上映中なので、ストーリーには触れませんが、まあ面白かった。

でも、やっぱりこういうシリーズものって、

一作目が一番面白かったと思うのは仕方がないわね。

フィレンツェ、ベネチア、イスタンブールと舞台は移り、

行ったことのある場所が次々と現れる。

あ、あそこにはあんなものがあったの!あら、ここにも!という驚きで、楽しく見た。

映画を観てから行っていたら、もっともっと感動が大きかっただろうにな~。

20年も前の話だから、今更言ってもしかたがないけれど。

 

映画を見終わったら6時半。

地下街に新しくできた天ぷら屋さんで、天丼とお蕎麦のセットを食べた。

以前なら、こういう時は、居酒屋で二人宴会だった。

でも最近は、私が飲めないので、夫もビール一杯だけ。

一人では飲む気にならないらしい。