怒涛のような海印寺を後にして、バスは世界遺産仏国寺へ。
2時間か3時間かで、仏国寺へ到着した。
傘を差そうか差すまいかと迷うくらいの小雨、これも台風の影響かな。
海印寺でキーンと緊張していた糸が切れたのか、
ここではゆっくり観光できたはずなのに、あまり記憶がない。
でも、写真を見ているうちに思い出してきた。
ご門を守る四天王のうちお二人。
もうお二人。
ぶれているけれど、琵琶を持っているのが面白いので
多少ぶれが誤魔化せるかと、小さくして載せてみた。
金色に眩いご本尊様
「この仏様は新しく見えますけど、1000年も前のものです。
皆さんにはちょっと信じられないでしょうね。でも本当なんですよ」
と、ガイドさん。
へ~、そうなの?そうは見えないけど
でも、全員無言。
とても本心は言えません。
「韓国では新しいものが好まれるので、いつも新しく見えるように
金色に塗るんですよ。
日本のように自然に任せていたら、管理が杜撰だと非難されます。
だからこう見えても中身は1000年経っているんですよ」
ふ~ん、なるほど
別に疑っているわけじゃないけど、全員無言。
ガイドさんの言葉は続く。
「日本の仏様は自然にあるがままにという考え方ですから、見た目が少し怖いと
韓国の人は言いますね・・・。
それに、韓国は整形の国ですから、
仏様もきれいにしておくのかもしれないです。
ほんとうに、1000年経ってるんですよ!」
こだわるガイドさん。
だから~、疑ってませんってば
実はこの韓国人ガイドさんの中にも、こんなに金ぴかにしなくても・・・
という気持ちが多少あるのかも知れない。
これは黄金の豚
猪ではなく豚だそうだ。
いつかは忘れたけれど、後ろにあるお堂の額の裏で、豚の彫刻が発見された。
韓国では豚は縁起の良い動物。
そこで、その発見された豚を模した像を、お堂の前に設置したのだそうだ。
撫でるとお金が入ると言われていて、みんな撫でていくからピカピカだ
もちろん私も、念入りに撫でてきた。
効果は・・・まだ無い
ところで、似たようなものをどこかで見たような気がしたら、
あったわ、フィレンツエに。
確か市場を歩いていたら出会ったのよね。
そちらは猪だったと思うけれど、やはり撫でるとご利益があるとかで、
鼻先がピカピカだった。
もちろん、何度も撫でてきた。
ご利益は・・・どうかな~