韓流ドラマは、ダイナミックで見応えのある作品が注目を集めるが、その一方で2022年に入ってからは『その年、私たちは』『二十五、二十一』といった等身大の若者たちを描いた青春ドラマが脚光を浴びている。
派手な演出は少ないかもしれないが、誰もが共感できるストーリー、魅力的なキャストの演技が視聴者の心を掴み、大作に押されがちだった”青春ドラマ”に復調の兆しがある。
そこで今回は、ドラマだけではない、ぜひ押さえておきたい韓国青春映画の名作を紹介。
映画『二十歳(2014)』友情と恋愛を描いた青春映画。
1本目は、高校を卒業し別々の道を歩み始めた男子3人の日々をコミカルに描いた『二十歳』をご紹介。
キム・ウビン、カン・ハヌル、2PMのジュノというフレッシュな3人を主演に起用し、韓国の青年たちが直面するリアルな現実や苦悩を描いたストーリーが、多くの共感を呼んだ。
将来の道を決められず時間を持て余すチホ(キム・ウビン扮)、漫画家を目指しながらも、家計のためアルバイト漬けの日々を過ごすトンウ(ジュノ扮)、理屈屋で女性に奥手な頭脳派ギョンジェ(カン・ハヌル扮)。
そんなデコボコ個性の3人は、高校卒業後も何かと集まっては愚痴をこぼし合う。
“大人”の入口に立った3人は、”本当にこのままで良いのか”と焦り始める――。
理想と現実の間でもがくモラトリアムな年齢を、3人の主演俳優が魅力たっぷりに演じている。共感性抜群の傑作だ。
映画『スタートアップ!(2019)』
2本目は、ドラマ『地獄が呼んでいる』の終盤の主人公を演じて注目を集めたパク・ジョンミンと、『D.P. -脱走兵追跡官-』『スノードロップ』などの主演作が話題のチョン・ヘインがダブル主演を務めた『スタートアップ!(原題:始動)』を紹介。
若手実力派俳優2人と、”マブリー”の愛称でお馴染みの強面俳優マ・ドンソクが共演を果たした話題作だ。
勉強嫌いなテギル(パク・ジョンミン扮)は、家出の果てに中華料理店で住み込みのバイトを始める。一方、根は真面目だが家計のために、裏社会へと足を踏み入れた親友のサンピル(チョン・ヘイン扮)。
大人の世界を知らなかった2人が、少しずつ社会の波に飲まれ、傷付きながらも全力疾走でピンチを乗り越える様子をコミカルに描いた一作だ。
コミックが原作なだけに気軽に楽しめる反面、ビターな展開も詰まったストーリーにぜひご注目を。
映画『君の結婚式(2018)』
最後は、子役出身で映画『私のオオカミ少年(邦題/2012)』などビッグヒットの出演多数、パク・ボヨンと最新ドラマ『初対面だけど愛してます』のコミカルな演技が印象的な高身長俳優キム・ヨングァンが、ダブル主演を務めた青春恋愛映画『君の結婚式』をご紹介。
恋に落ち、すれ違い、そして社会で現実に染まっていく2人の、約10年間を描いたほろ苦い青春ストーリーだ。
高校時代にスンヒ(パク・ボヨン扮)に一目惚れして以来、ウヨン(キム・ヨングァン扮)の人生の中で彼女の存在は大きなものになる。
大好きな彼女のために努力し、追いかけ続けるウヨン。順調かのように見えた優等生のスンヒの人生。ほろ苦く淡い2人の10年間を、ぜひ見届けて欲しい。
青春時代の終わりに伴う切なさがきっと胸に響くに違いない。撮影当時、すでにアラサーだった主演2人の、違和感のない高校生姿にも注目あれ。
忘れかけていた青春の思い出を振り返りたくなる3作を、ぜひチェックして欲しい。
かしこい韓流・k-pop生活Danmee
◉韓国映画「君の結婚式」あらすじと感想、恋の決め手はタイミング!
◉韓国ドラマ「わかっていても」あらすじと感想、最終回。好きが止まらない!
◉韓国ドラマ「赤い袖先」あらすじと感想、最終回。王朝ラブロマンス!
◉韓国ドラマ「ペントハウス」あらすじと感想、最終回。辛口コメントあり!
◉ ソン・ガン (最新情報記事・ドラマ・映画・他)
◉ コン・ユ (最新情報記事・ドラマ・映画・他)
◉ イ・ミンホ (最新情報記事・ドラマ・映画・他)
◉ ヒョンビン (最新情報記事・ドラマ・映画・他)
◉ パク・ソジュン(最新情報記事・ドラマ・映画・他)
◉ イ・ジュンギ (最新情報記事・ドラマ・映画・他)
◉ キム・ナムギル(最新情報記事・ドラマ・映画・他)
◉ ソン・スンホン(最新情報記事・ドラマ・映画・他)