韓国ドラマ「優雅な母娘」あらすじと感想、最終回、相関図。女の執念を描くドロドロの愛憎復讐劇。
複雑に絡み合う宿命や歪んだ愛憎によって、絶対にありえない物語が展開するマクチャンドラマ。
本作もマクチャンドラマの醍醐味とも言える、財閥や出生の秘密や交通事故や復讐など絶対にありえない面白さが後半に進むにつれ、更にヒートアップしていきます。
また物語に負けない俳優たちの熱演も加わり、特に母親同士のバトル戦は残酷で、もの恐ろしいものがあります。一度観始めたらハマること間違いありません!
愛する家族を殺され、復讐に命を懸ける母親を演じるのは、上品なベテラン女優のチェ・ミョンギルさん。
敵の娘を誘拐し復讐の道具として育てますが、憎しみといつしか真の母親へと変わっていく葛藤の二面性を圧倒的な存在感で演じています。さすが大物女優と見せつける涙の演技は胸を打たれるほど圧巻です。マクチャンドラマには欠かせない女優さんですね。
その母親に復讐の道具として育てられた娘を演じるのは、チュ・サンウクさんとおしどり夫婦で有名な女優チャ・イェリョンさん。チュ・サンウクさんと共演した「華麗なる誘惑」以来の愛憎劇となる本作では複雑な生い立ちの女性を繊細に美しく熱演しています。一児のママとは思えないほど綺麗でエレガンスな女優さんですね。
またそんなチャ・イェリョンさんと愛と復讐の狭間で葛藤する御曹司役には、キム・フンスさんが扮し、彼の愛は復讐を止めることができるのでしょうか?それとも更なる憎しみを倍増するのでしょうか?
芸歴が長い俳優さんですが私は久しぶりに彼の演技を見て、複雑な心境を優しく演じるキム・フンスさんはこの御曹司役がピッタリだと思いました。まさに理想の男性像を演じていたと思います。
さらに、本作で女優デビューを果たしたチャ・イェリョンさんの妹役を演じたオ・チェイさんや、秘書役のイ・ヘウさんなど、若手の俳優さんたちの存在感も強い印象を残しています。
そして、本作の最強な悪女を演じるのはお馴染みのベテラン女優チ・スウォンさん。
強烈なキャラクターはビンタあり顔の水攻めあり罵倒ありと彼女の鋭い眼差しと身勝手極まりない態度は見ていて腹立たしいほどです。
本作はこのように若手俳優からベテラン俳優までドラマをことのほか盛り上げています。
はじめはお互いの正体に気づかない登場人物たちが真実を知るとき復讐はどこへ向かうのでしょうか?最後まで母娘の関係がどんな結末を迎えるのかドキドキハラハラの連続です。
韓国では最高視聴率22.8%を記録し、同時間帯視聴率1位に輝いた「優雅な母娘」、女の執念を描くドロドロの愛憎復讐劇ですが、意外と見やすいドラマで、良かったですよ!
あらすじ(ネタバレあり)
1~10
ミヨン(チェ・ミョンギル)はジェイグループ会長の娘ユンギョンと同じ日に同じ病院で出産します。しかし、担当医ウナ(チ・スウォン)は当直の日、お酒を飲み男とホテルにいたのです。ウナの不注意でユンギョンの子供が死亡。ウナは自分の父である院長に電話しますが「別の赤ちゃんと取り替えろ」と指示を受けます。ジェイグループの孫を死なせた責任から逃れるため、死んだのはミヨンの子供だと隠蔽。その時、病院のソル看護師も買収に負けてウナのいいなりに、また、ミヨンの夫の後輩のホン記者も昔からウナのことが好きだったのでウナの肩を持つのです。そして、ウナと結婚します。
また、開発中の特許技術をジェイグループのク会長に略奪され、その陰謀によりミヨン(チェ・ミョンギル)の夫が命を落とし、ミヨンは横領の罪の濡れ衣を着せられ刑務所に。
2年が経ち出所後、ミヨンが刑務所仲間だったミエと泊まっていた旅館が火事になり、そのミエの代わりにミヨンが死んだことになってしまったのです。
ミヨンは担当医だったウナの娘ユラを誘拐してカナダヘ向かいます。
その後、ミヨンはキャリー・チョンと名前を変え、自分の娘として育てたユジン(チャ・イェリョン)とともに復讐のために韓国に戻ってきます。
ミヨンは「ウナの娘ユジン(チャ・イェリョン)の手で両親に復讐する姿を見せてちょうだい」と、28年後、投資家として大成功して韓国に戻ってきます。そして美しく成長した娘のユジンも、復讐のための母の作品となって戻ってくるのです。
韓国では、ジェイグループの後継者ヘジュン(キム・フンス)とウナの娘セラ(オ・チェイ)の婚約が進んでいます。また、ウナと結婚したホン記者は議員になるほど出世していました。
ユジンは計画通りジェイグループの後継者ヘジュン(キム・フンス)に近づきますが、実は3年前に2人は偶然韓国で出会い、運命的な恋に落ちていたのです。
ユジンはジェニスという名前で、マーケティングでスカウトされたジェイグループにやってきます。そして、ヘジュン(キム・フンス)の前に現れるのです。そして、そこで、ジェニス(チャ・イェリョン)は実の母とは知らずにウナと再会しますが、母のウナは仕事を通してジェニスを生意気な娘だと嫌っています。
また、ジェニス(チャ・イェリョン)は知らないふりをしますが、ヘジュンは「僕はあなたを知っています」と言い、ジェニス(チャ・イェリョン)に対する愛情を抑えることができません。
また、母のキャリーもジェイグループにやってきてク・会長とソ・ウナ院長の前で「キャリー・チョンです」と不動産王の投資家として挨拶します。
こうやって、二人は敵陣へと乗り込んでいきます。
11~20
ある日、ジェイグループでは、ジェニス(チャ・イェリョン)を人質にある事件が起きます。その時助けに来たヘジュン(キム・フンス)は犯人のカン社長を説得中にジェニスと二人、屋上から転落してしまいます。
その後、特許を奪ったと言い張るカン社長とは共同開発を条件に謝罪して共生の道を提示した良心的な企業を作り上げていこうとします。
ジェイグループのク会長から次第に信用を得るようになるジェニス(チャ・イェリョン)ですが、ヘジュン(キム・フンス)には3年前に出会っていたことがバレ、ヘジュンはジェニスをずっと想い続けていたのです。ヘジュンの恋人セラから「彼を誘惑しないで」と叩かれ、セラの嫉妬心は次第にエスカレートしていきます。
また一方、母のキャリーは弁護士のデニー・チョン(イ・ヘウ)を養子にして、オ秘書も自分たちのそばに置きジェニス(チャ・イェリョン)を危険から守っていきます。
弁護士のデニーはジェニスのことを姉以上の感情で接していますが、これからのデニーの行動が気になります。
また、1日でも早く結婚したいセラの希望で結婚式の日取りが決まります。
あと3か月、ジェニス(チャ・イェリョン)はそれまでにヘジュンの心を取り戻すことが出来るのでしょうか?
またある日、ウナの診察室の机の上に飾ってあった姉のユラの写真がなくなり、ウナは不思議に思います。
防犯カメラから部屋に入ったジェニス(チャ・イェリョン)を怪しく思っているウナですが、本当はキャリーが盗んでいきました。
そのことでジェニス(チャ・イェリョン)は、セラに失踪した姉がいたことを知ります。ウナ夫婦は必死に姉のユラを捜し続けていますが、見つかるはずがありません。またそんな夫婦のユラ捜しを冷たい目で見ている妹のセラです。
ジェニスは母のキャリーに「私たちが先にユラを見つけて利用するの、最高の復讐になるわ」と話します。母のキャリーはドキドキでしょうね。
また一方、ク会長に「お前は罪のない人を殺した」と脅迫電話がかかってきますが、ウナの夫のホン議員にも同じような電話がかかってきます。二人は両家の未来がかかっているので、二人で電話の相手を捕まえることにします。
また、ホン議員は、ジェニス(チャ・イェリョン)を呼び出し失踪した娘ユラがカナダにいるかもしれないと話をしますが、余計な話を聞いてしまうことを恐れた母のキャリーは二人の元へ駆けつけます。
とうとう、ヘジュンを誘惑することに成功したジェニス(チャ・イェリョン)ですが、ヘジュンは「君が分からない、君の本当の姿が、何を隠して何を望んでいるのか、なぜ現れたのか、さっぱり分からない」とジェニスに対して迷いがあるようです。本当はお互いに愛し合っている二人なのに・・・ 母の復讐か、己の愛か、ジェニスの心も大きく揺れることに・・・
また、キャリーはヘジュンたちの結婚祝いとして農場をファッションパークにするための投資を約束します。その農場は昔キャリーと夫がハーブを育てていた農場で、久しぶりに訪れたキャリーは懐かしさから涙を流すのです。そして、農場にやって来たヘジュンをみて、なぜか夫のミョンホと重なるのです。
その後、「暴行と痴情スキャンダル、ジェイグループ墜落事件の真実」という投稿があり、これはヘジュンとジェニスを陥れたい誰かの仕業です。すべて知っている内部の者の可能性があります。セラの仕業に間違いありませんが確実な証拠がありません。
セラの母ウナは自分の娘が恋人ヘジュンのことで悩んでいる姿を見て「私の娘を泣かせる人間には血の涙を流させてやる」とジェニスのほほを叩きます。ところがジェニスは「今日、ぶたれた分は必ずお返しします」と冷静な顔で去っていきます。
お互いに本当の親子でウナが必死で探している娘がジェニスなのが切ないシーンでした。また母のキャリーは弁護士のデニーの手を取り「いつもジェニスを見守っていてね、あなたには感謝しているわ」とデニーのジェニスに対する愛を応援しています。
でもまさか、二人はジェニスが本当にヘジュンを愛しているとは知りません・・・
21~30
ヘジュンはとうとう婚約者のセラに「結婚を白紙に戻そう」と言います。「僕はジェニスが好きなんだ」とセラの前で婚約指輪を外します。セラは「私との結婚を破談にしてジェニスと幸せになれるとでも?」と唇を震わせながら苛立ちを隠せません。セラも我慢の限界です。
その後、両親たちが集まった会食会で、ヘジュンは「セラとは結婚しません」と真剣に皆に話します。
それぞれの親は破談の話を撤回するように強くヘジュンに説教しますが、ヘジュンは「それは出来ない」と、自分の結婚は自分で決めると言います。特にヘジュンの父親のク会長は「ジェイグループの息子である以上お前の結婚はビジネスだ」と言い、「別れないとジェニスが傷つくぞ」と忠告します。
そして、ウナの夫のホン議員はジェニスの家族などを調べはじめます。
また、ジェニスが閉所恐怖症だと知っているセラは自分の母親の病院のエレベーターに閉じ込めて嫌がらせをします。意識がないまま救急搬送されたジェニスですが、やっと目が覚めます。
デニーはヘジュンにウナとセラとク・会長が共謀したと教えます。そして、ヘジュンはセラが母親の病院に行った証拠を手に入れます。
また、ヘジュンの母も今までのヘジュンの事件がすべてセラの裏切りだったことを知り、大きなショックを受けます。そして、許せない母はうちの嫁には出来ないと強気です。
そして、セラたちは告訴の件に車載映像まで証拠が揃い、窮地に立ちます。セラの母ウナは娘セラのために最後の切り札を使うつもりです。ヘジュンはユンギョンの子供ではないと娘のために何でもする母ウナです。
また、ジェニスとヘジュンは「また現れてくれてありがとう、もう絶対にこの手を離さないよ」と二人はラブラブになりますが、それを見ていたデニーは本気で恋をしているみたいに見えるのでした。
デニーはジェニスに「セラが世界一嫌いな人は、ずっと失踪した姉だったが、今はジェニスらしい」と話します。 ところがその晩、セラは自殺を図ります。
ジェニスとデニーは「敵の娘に仕返しするのも楽じゃない、セラに罪はないのに・・・その家に生まれただけなのに厳しすぎる・・・ジェニスもセラもヘジュンも・・・罪を継がせた親たちは自分の罪を知ってるかしら、その罪が我が子に及ぶとも知らずに・・・復讐も大変、30年も準備したのに、早く終わらせてここから消えたい」と思っているジェニスの本音をミヨンはどう思っているのでしょうか。早く終わらせることはヘジュンを潰すことです。
そして、キャリーはヘジュンの3年前の女がジェシカだったことをヘジュンから聞きます。
ジェニスは復讐の邪魔になりそうで母に言えなかったと言います。母は信じていいの?と聞きます・・・
31~40
また、結婚させたい母のウナに対して絶対にセラを嫁に出来ないという母ユンギョンの間は険悪な状態になります。そして、ウナはヘジュンの父親がク会長ではないと公表すると脅すのです。
ウナは「破談になったら、ヘジュンに話すわ、あなたが結婚前に別の男とできた子供で彼が死んだせいで、ク会長が子供を育てる条件で社長の座を手にした、実の父親は前会長の秘書でしょう」と勝ち誇った態度で言います。弱みを持つヘジュンの母ユンギョンは泣き叫ぶだけしかできません。母親同士のバトル戦は残酷でもの恐ろしいものがあります。
また、ヘジュンと父親ク会長の間にも亀裂が入ります。結婚しないというヘジュンに後継者の座を捨てるという念書を書けという父。ヘジュンは「なぜ、父さんはそんなに僕を嫌うんだ、いつも僕よりお金や会社や自身の成功が大事で、僕を敵視してきた」と心の内を泣きながら暴露します。そして喧嘩した言葉の中に「30年も育ててやったのに、引き取ったのが間違いだった」という父の言葉が引っかかるヘジュンです
結婚を延期しましょうというヘジュンの母ユンギョン。ウナはヘジュンに「あなたはジェイグループの血筋じゃない、子供を取り替えた、両親は知らない、結婚が破談になったらこのことをユンギョンに話すつもりよ」と強迫されるヘジュンは真実を知ることになります。更にウナは「あなたが手にした地位も財産も半分は私が与えたもの、これからはあなたと私の秘密ね」と残酷な告白をします。
ヘジュンの様子がおかしいので彼を見張っていたデニーはヘジュンが遺伝子研究所に向かったことをキャリーに知らせます。ヘジュンがあの両親の実の子供ではない可能性が??
そして、ヘジュンは母と父との親子関係が不成立だと知らされます・・・
ヘジュンはどうしたらいいのか分からずに、自分を可愛がってくれた祖母のお墓を訪ねます。
そして、ヘジュンは母のために生きることを誓います。それはジェニスと別れることです・・・
ジェニスとヘジュンはお互いに今日が最後のデートをします。
ジェニスは今日、両親の娘として敵の息子に復讐をするために会いにいくのです。
ところがヘジュンの方から先に「君とは別れる、僕のことは忘れてくれ、ろくでなしだとののしって韓国を離れろ、僕は後継者として生きる」と冷たい言葉を放します。
この言葉に少し気持ちが楽になったジェニスは「一度も後悔しなかった、あなたを愛したこと、今夜は一緒にいたい」と、復讐へと向かっていきます。
翌朝、ヘジュンがいるホテルの部屋に警察が来て、ジェニスがヘジュンから性暴力を受けたと通報があり、緊急逮捕されます。
ところがジェニスは自分が犯した罪の重さに耐えきれず心と身体が病んでいきます。
その後、偶然街で再会するヘジュンとジェニス。ヘジュンは「何で僕を告訴したんだ」と言い、ジェニスは「復讐のため」と言います。
またヘジュンの母ユンギョンは息子がジェニスと別れ、セラと結婚すると言い、疑問に思います。ヘジュンはみんなが言う通り愛がなくても結婚生活は成り立つと母ユンギョンを抱きしめます。
キャリーとヘジュンの二人は散骨した北漢江の川で偶然出会い、その後食事をしますが、お互いに珍しいシナモンアレルギーだったことが分かります。
またヘジュンの母ユンギョンはなぜ息子が北漢江の川に誰の供養に行ったのか疑問になりウナと会いますが、二人の会話を聞いていたキャリーのオ秘書がヘジュンの父親がク会長ではないと知り、それをキャリーにも伝えます。
また一方、ジェイグループで新商品の生地に不良があり、消費者センターが調査をはじめ、セラが責任を問われることになります。
会社を救うために中国のワン会長の投資を受けることになりますが、条件としてワン会長が推薦する人物を本部長に就かせることでした。
41~50
新しい本部長にジェニスが就任し、秘書としてデニーもやってきます。
ワン会長、スポンサー、ジェニス、デニー、すべての正体を必ず暴いてやるとヘジュンは激しく対抗心を燃やします。
また一方、ジェイグループではデトックスの特許の盗用事件が起こり、ク会長がデトックスの技術を盗ませた証拠の録音をキャリーが持っていました。
セラが関わっていましたが、ウナは証拠があってもシラを切ってク会長とヘジュンに責任を取らせると言いますが、ユギョンはセラに責任を取らせると言い合っています。
また、ク会長は自分の実の子供のためにも絶対に会長の座を守り、自分の息子にジェイグループを継がせると決めています。ク会長に隠し子がいたのです。妻のユンギョンが知ったらどうなるのでしょうか?
一方、理事会では、「特許の盗用はヘジュンとセラ二人の仕業です」とク会長が皆の前で話します。そして、二人の懲戒処分を言い渡します。罪を子供たちになすりつけて相変わらず自分のことしか頭にない父親にヘジュンはがく然とします。
また、何も知らないジェニスも自分のために息子を捨てる父親がいるなんてひどすぎると感じています。
また一方、昔キャリーの出産後、すぐに病院から姿を消した同郷のソル看護師がいる施設を見つけ出したキャリーは、そのソル看護師をかくまっているウナに不信感を抱いています。
その後、認知症を患っているソル看護師はキャリーが面会すようになって言葉を話すようになりました。ある日ソル看護師は「ごめんなさい、悪いのは私ではない」と言い、悪いのはウナだと言うのです。
そして、その施設に寄付をしているキャリーとユンギョンが来ることを露骨に嫌がるウナはソル看護師を別の施設に移そうとします。
また、ジェニスとヘジュンはジェイグループが力を入れるファッションパークの仕事を一緒にすることになりますが、ジェニスはヘジュンの父親ク会長が本当の父親でないことを知り心を痛めます。お互いにまだ愛情を捨てきれない二人ですが、ヘジュンは「君のお母さんはどんな人?ジェイグループを乗っ取るのはお母さんの夢?お母さんの夢のために動いているの?何か恨みでもあるの?復讐のために僕に近づいたのか?」と静かな声でジェニスに尋ねます・・・
ある日ウナの夫のホン議員は「チャ・ミヨン」を知っていますか?とキャリーに訪ねます。ホン議員はキャリーをずっと調べていて「30年前にソウル刑務所にいましたよね、これは人を捜す過程で偶然知ったことです」と言います。キャリーはもしかして私を疑っているのかしら?私が誰なのかあなたの力で暴いてみなさいとホン議員を潰す準備をします。
ホン議員はキャリーとミヨンが同じ刑務所にいて仲が良かったことを聞き出します。30年経った今、キャリーが現れいろいろな事が起こるのは偶然じゃないとウナとホン議員が分かってきます。
そして、ホン議員はク会長に「キャリーに用心しろ、キャリーとミヨンは同じ刑務所にいて、姉妹のように親しかったようだ」と教えます。
その後、「ジェイグループと国会議員との癒着疑惑」という記事が広がります。
そして、ファッションパークは中断になります。
ヘジュンはデトックスとファッションパークもキャリーが投資するたびに不祥事が起こることが変だしおかしいと感じます。
キャリーはク会長に「私たちの縁はここまでです、整理しましょう、着手金の500億ウォンの返還を求めます」と伝えます。「ク会長の方が事業では私以上に冷酷なのでは」とも言い、出来なければ「あの土地を私の名義にして下さい」と言います。
51~60
ヘジュンはキャリーとジェニスが現れたのも同じ時期で二人ともカナダということも怪しく思い二人の関係を調べはじめます。ヘジュンはキャリーとジェニスのどちらかが黒幕だと思っています。
ジェニスの危険を察したキャリーは復讐を早く終わらせようとノラ社とララ皮膚科とジェイグループの三者会談を準備します。
そして、そのノラ社の会長はキャリーでした。デトックスの特許を奪ったのもキャリーなのかというク会長に生地の不良はジェイグループのミスで私は契約に従っただけですと言い、ク会長こそ詐欺の常習犯では?農場の土地の名義変更をして下さいと言います。
そして、キャリーはヘジュンを呼んで、黒幕は私だからこれからはジェニスではなく私を攻撃してと話します。ヘジュンはうちに何らかの恨みがあるのかと考えます。
その後、ホン議員がミヨンとミエの刑務所時代の写真を入手しミヨンがキャリーだと気づくのです。キャリーはチャ・ミヨンに戻ることにします。
また、自分の身の危険を察したソル看護師は夜中に施設を抜け出し、さまよっていたところをキャリーたちに助けられます。ソル看護師がいなくなった連絡を受けウナたちは大騒ぎです。
また、キャリーがミヨンかもしれないと思うウナはキャリーの家から歯ブラシを盗み、同じくヘジュンの歯ブラシと親子鑑定を依頼します。結果は親子関係が成立しキャリーがミヨンだったことをウナ夫婦は知り、ミヨンの子供がヘジュンとして生きているのですからウナ夫婦は大きな衝撃を受けます。そして、キャリーの弱みを見つけようと必死です。それは、ジェニスや秘書といった家族のような人が弱点になると考えるのです。ところがウナはもしかして、長女のユラを誘拐したのはミヨンではないかと疑うのです・・・
そのころ、キャリーはク会長から命を狙われるのですが、30年前は夫を殺されたけど私は甘くないとつぶやきます。
またヘジュンはク会長とウナ夫婦が話していたチャ・ミヨンについて昔のことを調べはじめます。そしてヘジュンはミヨンの夫がジェイグループの特許を奪われ交通事故で亡くなり、ミヨンの新生児だった息子も数日後に亡くなり、その時の担当医がウナだったことを知り驚きます。
またヘジュンとヘジュンの母ユンギョンはク会長に内緒で農場の名義変更書類をジェニスに渡し「どんな恨みか知らないがジェイグループが罪を犯したなら謝罪して償う」とジェニスに言います。キャリーは30年ぶりに農場を取り戻し、あの土地にハーブパークを作る夢があります。
その後、キャリーの元を訪れたウナは「あなたが私の娘を誘拐したんでしょ?最も有力な容疑者だわ、ユラはどこにいるの?」とすごい勢いで泣きわめくのですが、「私に聞かないで、あなたの娘に興味はない」とキャリーも大きな声を張り上げます。そして、「絶対に返さない」と心の中でつぶやきますがいろいろな面でジェニスを心配する母のキャリーです。
そして、すぐに、違法投薬のことを暴露してウナの皮膚科の差し押さえをするキャリーです。
ところが翌日キャリーの所にセラがやってきて、「姉のユラが現れないようにしてください、永遠に、姉が帰ってくるのが嫌なんです、正直死んでほしいです」と真剣な顔で訴えます。
そして、ジェニスも母のキャリーが今すぐにカナダにデニーと帰るようにせかされ、不審に思います。きっと母には秘密があると感じているジェニスです。
また、突然ウナの夫のホン議員がキャリーを訪ねてきます。「私が間違っていました。すみません、娘を失った後は地獄でした、もうここでやめてほしい、後悔しますよ」と言いますが、キャリーは「誘拐扱いしたら、30年前の罪を暴露します」と言い返します。
61~70
ジェニスは母の金庫の中から例のセラの姉のユラの写真を見つけます。母のキャリーは「ウナを苦しめたくてわざと持ってきた」と言います。
また一方でク会長の愛人のジャヨンが結婚するので息子のドリを引き取ってほしいと言います。
ク会長は息子の存在がバレたら無一文で追い出されることを心配しています。
そして、愛人のジャヨンと息子のドリが会社にやってきます。
ジャヨンはク会長の借名株の名義人で株を持っているジャヨンはキャリーに株を売ることになりますが、ク会長の関係も知られてしまいます。
愛人のジャヨンの存在に気付いたヘジュンはジャヨンに会いに行きます。ジャヨンは「私と会長の間に愛があったわけじゃないの、子供を産んだだけ、私は結婚するから息子のドリは父が育ててほしいのドリをよろしくね、赤の他人のあなたが息子として暮らしているのに実子のドリは籍に入れないのはおかしいわ、この言葉不愉快だった? ドリを連れて奥様に会いに行くわよ、ドリさえ引き取ってくれたら奥様に会うことはないから」と強気の愛人です。
ヘジュンは「父と相談して連絡します」と言いながらも頭の中は混乱しています。
また一方、ジェニスはウナの会話の中からユラを誘拐したのが母のキャリーだと聞いて、セラが言っていた30年前の母の罪はこのことなのか?と思ってしまいます。
ジェニスはデニーに一緒にユラを見つけて母の無実を晴らそうと言います。
そんな時、ウナの家では30年ぶりに失踪した娘のユラが見つかり夫婦は手を取り合って喜んでいますが、すべてキャリーが仕組んだ嘘で見つかったユラは別人です。
その偽物のユラを見て、母のウナも妹のセラもピンとくるものがないほど親しみがわいてこないのです。
また、ク会長宅では愛人のジャヨンが息子のドリを家の前に置いて飛行機に乗ってしまいます。ヘジュンは母のユンギョンに友達が事故で入院してこの子を預かることにしたんだと嘘を言います。
その後、株主総会の日にク会長が雇った者に拉致されたキャリーはやっとのことで逃げ切り総会に姿を現します。その会場にはジェニスが愛人の子供ドリを連れて行きク会長をパパと呼ぶのです。隠し子がいたことで大騒ぎになり、ク会長の解任が可決されました。
71~80
隠し子騒動で喧嘩になったク会長は妻のユンギョンのほほを叩きます。ショックを受けたユンギョンは家を飛び出しますが、母を捜しに行ったヘジュンは車にはねられてしまいます。
病院に搬送されたヘジュンは脳と肝臓も損傷して意識不明です。母のユンギョンは肝臓移植に備え組織検査を受けますがすべて不一致になり医者から実子ですか?と言われてしまいます。
ユンギョンは自分の子供だと証明するために親子鑑定をしますが、結果は成立しませんでした。ヘジュンが自分の子供でないことを知った母のユンギョン・・・
でも母のユンギョンには関係ない事です。自分の息子はヘジュンしかいません。
また、ヘジュンもその母の真剣な愛情を分かっているので、一生そばにいる決心をしているヘジュンです。
そして、このことで優しいヘジュンが一人で悩んでいたことに胸が張り裂けそうな母のユンギョンです。
その後、子供を取り替えたことをウナが白状しますが、ユンギョンの子供が死んだためにユンギョンの母親の前チョ会長に頼まれたと嘘を言います。でも、ユンギョンはウナの言うことは信じないとつぶやきます。
また一方、ジェニスはヘジュンが事故に遭ったのは自分のせいだと後ろめたい気持ちから号泣します。心優しいジェニスには愛するヘジュンに復讐は出来ないように見えます。
そして、ジェニスはジェイグループの会長にならないと母のキャリーに言います。意識不明の彼と争うのがイヤだと・・・ 会長になってもジェニスは幸せではないのです。
ジェニスは母のキャリーに「彼を愛してるの、私が好きなの、今も彼に会いに行きたい」そして、「これからは誰の指示も受けない、復讐をやめる」と母に正直な気持ちをぶつけます。
また一方、母のユンギョンは出産した当時の記録を手に入れ、ミヨンの子供が同じ病院で亡くなったことを知ります。親子鑑定をしたユンギョンはミヨンであるキャリーがヘジュンの実の母親であることを知り、更に子供が死んだのもウナのミスで子供を取り替えたのもウナだということをソル看護師からユンギョンは聞きます。でも絶対に息子のヘジュンは渡さないと声を震わせるのです。
その数日後、ソル看護師は息を引き取ります。
結局、キャリーは何も真実を聞けなかったのです。
またヘジュンを愛するジェニスと復讐を早く終えてカナダに帰ろうとする母キャリーの間に亀裂が生じ、お互いの信頼が薄れていきます。
その後、ジェニスは会長の職に就いて、ク会長から経営権を奪って復讐を終わらせるのでヘジュンが目覚めるまで韓国にいさせてと母のキャリーに頼みます。
また、キャリーはウナの家に送り込んだ偽者の姉ユラから「息子のヘジュンがユンギョンの子ではなく、子供を取り替えたことが公になったら大変だ」とウナたちが話していたと聞きます。
キャリーはソル看護師が言っていた秘密は子供が取り替えられたことなんだと感じ、もしかして、ヘジュンが私の子供なの?と衝撃を受けます。
そして、ヘジュンを見るたびに夫が浮かんだのは偶然じゃなかったことを知り、早く親子鑑定をしなければと気持ちが焦ります。
そして、検査結果でヘジュンがキャリーの子供だったことが分かり、キャリーは涙を流します。
キャリーは自分の本当の子供に復讐をするなんて何て惨いことをしてしまったのかと病院のベットで意識が戻らないヘジュンに「坊や」と言って泣き崩れます。ヘジュンの二人の母はお互いに気を使いながら、それぞれの愛し方でヘジュンを見守っていくのです。
また一方で家を競売にかけられたウナは絶対にこの家を出るのはイヤだと言い、キャリーの一番の弱点であるヘジュンを病院から連れ出し拉致し、お金を要求しようとします。
ミヨンとユンギョンにお金を用意するよう電話するウナ。
ところが、ウナの家にヘジュンを隠したため、拉致監禁で家にいたセラが現行犯で逮捕されます。目が覚めたヘジュンはやっと家に戻り、母のユンギョンと嬉しそうに抱き合います。
ヘジュンとジェニスの二人も仲直りして「死ぬまで僕のそばにいてくれ」と愛を誓い合うのです。
また一方で姉のユラが偽物だと知ったセラは出ていくというユラに「偽者だと知ったらママはまたユラを捜し始めるから、捜すなと置手紙を書くように言います。
泣き叫ぶ母のウナにセラは「私がユラでも出ていく、人を拉致するような両親と差し押さえの札だらけの家にいたくない」と言われ、気を遣うべきだったと落胆する母のウナです。
また、キャリーはやっと会えた息子のヘジュンをまた殺そうとしたウナを絶対に許せないのです。
81~90
ジェニスは母キャリーが急にヘジュンに対して態度を変えた変化を不思議に思います。
また母のキャリーはヘジュンとジェニスの幸せそうな二人をみて、この先二人を傷つけそうで怖いのです。その二人はこれからジェイグループを業界1位にすると言い、キャリーもそれに頷きます。
母のキャリーはこれ以上息子のヘジュンを傷つけたくないので、ジェニスとデニーに「復讐を終わりにする」と言います。ク会長は地位を失い、ウナも傷ついたし、親の罪のことで子供を巻き込みたくないと考えていますが一番は息子が生きていたことへの心の変化が大きいでしょう。
また、ヘジュンは母ユンギョンたちの夫婦喧嘩から自分に実母が生きていることを知り唖然とします。秘書に頼んでヘジュンは自分が産まれた病院の当時の出産者の名簿を手に入れ、自分の本当の母親がキャリーだと確信します。
母に会いに行ったヘジュンは「あなたが僕を産んでくれたお母さんですか」と言い、二人は身体を震わせながら抱き合います。母は「ごめんね、息子だと気付かずあなたにひどいことをした」と言う母に「産んでくれてありがとう」と伝えます・・・
そして、二人はもう一人の母ユンギョンとジェニスには知らせないで二人の秘密にしようと約束します。
そんな時、ウナの家ではユラが偽物だったと知り大騒ぎになります。ウナはもし偽者ならキャリーの仕業では?と悔しがるのです。
また一方、悪事を働き、離婚届けに判を押さないク会長は妻のユンギョンに家を追い出されます。でも妻のユンギョンは愛人の子供の面倒は優しく見ています。良いお母さんですね。
ヘジュンとヘジュンの母ユンギョンはジェニスが養女で両親は事故で亡くなったとキャリーから聞きます。ジェニスは何も知らずキャリーを本当の母親だと思っているので結婚に支障はないと話します。
また、ジェニスは母のキャリーがなぜウナの家に偽者のユラを送ったことを自分に隠すのか疑問をもちます。本物のユラを隠すためなのか?ママはユラの居場所を知ってるのでは?とわけが分からないジェニスです。
また、母のウナはジェニスが自分の娘のユラだと確信し親子鑑定を急ぎます。
親子鑑定の結果、ジェニスがユラだと判明しました。
ウナはキャリーの家に行き、ユラを連れ戻すつもりです。自分の娘を復讐の道具にしたことが絶対に許せないウナに「結婚する子供たちを不幸にしないで」とウナに土下座するキャリーです。
これから、どうやってウナの口を封じればいいのか焦っているキャリーです。
キャリーはウナの夫ホン議員と会い、「なぜ、ヘジュンのことを言わなかったの、生きていると知っていたら復讐などしなかった、すべての悪縁のはじまりはウナよ、ジェニスの人生をぶち壊すなとウナを説得して」と話します。
自分の娘なのに名前も呼べない母のウナ。おまけに娘のセラはジェニスにヘジュンを取られ憎んでいます。ジェニスが姉のユラだと知った時のセラの反応が怖い両親です。
そして、2週間後に結婚するヘジュンとジェニスを認めたウナはキャリーに式が終わったら二人の前から消えることを条件に念書を書かせます。
そんな時、セラが母ウナのドレッサーの中から姉ユラの親子鑑定の書類と念書を見つけてしまい、ジェニスが姉のユラでヘジュンの実の母がキャリーだと知ってしまいます。
セラはジェニスを呼び出し、「あなたがユラでキャリーは誘拐犯、ヘジュンはキャリーの息子よ、これが証拠よ、ママの部屋にあった」と親子鑑定の書類を見せます。
すべての真実を知ったジェニス。そして、結婚式の式場に現れた新婦は妹のセラでした・・・
セラは母のウナに「ユラの結婚式を台無しにされてつらい?お姉さんの幸せをぶち壊してごめんね」と言い、ウナの家では悲惨な親子喧嘩がはじまります。「こうなったのはママのせいよ、赤ん坊を取り替えなければ悲劇は起きなかった、今からでもキャリーとおば様に謝罪してよ」とセラは言います。
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ジェニスは「ママが私を誘拐して復讐の道具に育てた・・・ママにとって私は1歳の時も今も敵の娘なのね、ママに仕返ししてやるわ、どう復讐するか見ててね」とつぶやき、ここからジェニスの復讐がはじまっていくのです。
ジェニスは母のキャリーに「これからはあなたへの復讐を支えに生きていくわ」と言って、家を出ていきます。そして、向かった先は実の両親の家でした。
ところが、妹のセラは一緒に暮らせない、出ていけ、と言い、ジェニスの休まる居場所はないのです。
ヘジュンはジェニスを迎えに行きますが、一緒にあなたの母親のキャリーに復讐できるの?と聞きます。ヘジュンは本当に母に復讐するつもりなんだろうかと悩みます。
また、キャリーはジェニスとウナから消えるように言われ、ユンギョンからも子供たちのためにカナダに帰った方がいいと言われます。
そんな時、ジェニスが、離婚合意書にヘジュンの判を押してほしいとやってきます。「彼を見るとあなたを思い出すの、一緒には暮らせない、実の息子に苦しめられるがいいわ」と言い、ジェニスは人が変わったように冷酷になります。
深くジェニスを傷つけたキャリーは自殺するつもりでしたが、ジェニスに助けられますが、彼女の体調の方が悪化し倒れてしまいます。
全てに疲れ切ったジェニスはヘジュンに旅行に行こうと誘います。
ジェニスは旅行先に母のキャリーを呼びますが、そのキャリーの目の前で無理心中を図り川に身を投げます。これがジェニスの復讐だったのでしょう・・・
二人は病院に搬送されますが、意識不明の状態で、それぞれの家族は罵り合っています。
二人は無事に意識が戻ります。キャリーはヘジュンを呼んで自分が保有するジェイグループの株をヘジュンとジェニスに譲渡します。そして、韓国を離れカナダに帰ると伝え、「何があってもジェニスのそばにいてあげて」と念を押します。
ところが検査結果でジェニスが肝硬変だと分かり移植手術が必要になりますが、実の両親は適合しませんでした。
移植は適合したキャリーの肝臓で手術をすることになりましたが、ジェニスにはウナの肝臓だと嘘をつきます。
ジェニスの手術は成功しました。ヘジュンは「これからは一緒に楽しい事だけ考えよう」と話し、ジェニスもその言葉に応えます。
ところが母のユンギョンは「自分の息子を殺そうとしたジェニスを絶対に嫁には出来ないと大反対し、離婚合意書を渡します。
退院し家に戻ったジェニスはまた妹セラの嫌がらせでドナーが母のウナではなく、キャリーだと知らされるのです。
病院に戻ったジェニスはキャリーに「あの女の一部を私の体に入れるなんて、すぐに取り出して元にもどしてよ」と泣き叫ぶのです。
また、再検査を受けたキャリーは手術した肝臓が悪化し最悪の場合は余命1年の宣告を受けます。子供たちのお荷物にはなれないとキャリーは一人病院を出ていきます。
そして、キャリーを心配する子供たち。
また、ヘジュンの家では、母のユンギョンが息子夫婦との同居を嫌がり、結婚を認めません。ジェニスは「申し訳ありません、どうか受け入れてください」と頭を下げるのです。これから二人で説得するしかありません・・・
ジェニスは「子供たちに二度と会うな」という念書を書かせたことや娘たちより自分が大事で利己的な母ウナに一度もママと呼ばずに家を出ていきます。
妹のセラは「ユラを連れ戻したら私が出ていく、私を大事にしないとね、後悔するわよ」と母をにらみつけます。
逃げ回るキャリーをやっと見つけ病院に戻したジェニスとヘジュン。
余命宣告されましたが治療すれば希望があるので二人で助けようとヘジュンが励ますのです。
それでも退院したいというキャリーに「治療を受けて生きながらえて私に償いなさい、私と一緒に死ぬか、それとも生きて借りを返すか」と言うジェニスに母は「治療を受ける代わりに嫁として義母ユンギョンに認めてもらいなさい、そうすれば治療を受ける」と言い、二度と来ないでと伝えます。
その後、キャリーの病室にウナの夫ホン議員が来て、「遅くなりました、ミョンホ先輩を裏切りミヨンさんをだまし、子供を取り替えたこと申し訳ありません、どうか許して下さい」と泣きながら謝罪します。そして、「私はミヨンさんを許します、どうか元気になってください」と言って、ユラのそばにいてくださいと・・・ キャリーはうなずきながらありがとうと喜ぶのです。
101、102、
義母ユンギョンはジェニスにウナと縁を切るなら嫁として認めると言います。ジェニスもウナも嫌いだけど、ウナの娘なのは最悪なのです。
ジェニスと縁を切ったウナは夫のホン議員とも離婚することになりました。ホン議員は財産は君に渡す、ただユラとセラの人生を妨害するなと言います。
家を出るというセラを追って事故に遭った母のウナは病院に搬送され手術を受けますが、脳に損傷が残り記憶喪失や認知症の症状が残りました。
妹セラは娘だと分かりますが、ユラのジェニスが病室に来ても、「私の娘はセラだけよ」と言ってユラのことは分かりませんでした。ジェニスは妹のセラに「私が姉でごめん、ママをよろしくね」とやさしく伝えます。
また、ウナはキャリーを見て「ごめんなさい、どうか許してください、私が悪かったです」とおびえた様子で謝ります。本当は謝罪したかったようです。そんなウナを見てキャリーも涙を流しながら「私も悪かった」とウナの1日も早い回復を祈ります。
103、最終回、
息子ヘジュンの株式証書を盗んで窃盗と詐欺の容疑で警察から指名手配中のク会長は息子のドリを連れて船で中国に渡ろうとしていましたが、逮捕されます。
母のウナは一日中セラを呼ぶため、セラは介護で疲れている様子ですが、そんなセラを元気づけているのがデニーです。そして、帰ってきた夫のホン議員と妻のウナとデニーと妹のセラは、4人で家族写真を撮ります。
キャリーの病状は悪化していますが、胸の内はヘジュンとジェニスと孫の顔を見ながら長生きしたいと思っています。
義母のユンギョンは二人の結婚式を早めに挙げましょうとキャリーを励ますのです。
そして、教会で家族だけの幸せな結婚式を挙げます。
その後、キャリーは静かに息を引き取ります。
2年後、ヘジュンとジェニス夫婦に男の子が誕生し、おばあちゃんになったユンギョンはとても嬉しそうです。ラストはそんな幸せそうな家族の姿が映し出され幕を閉じました・・・
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不幸の連鎖が止まらないドロドロの復讐劇ドラマ、
私も久しぶりにハマったドラマです(笑)
目の離せない展開にドキドキですが、意外と
見やすいドラマでした(笑)
複雑に入り組んだ人間関係の中で、終盤の母娘が
繰り広げる復讐への発展が一番切なかったですね。