デビューから格別だったイ・ミンホ。背が高く、彫刻のように整えられた容貌を誇る俳優イ・ミンホは、代表的な韓流スターの1人だ。デビュー作はユ・アインとAra(コ・アラ)が主演した『四捨五入』(KBS2)。その後もMBCの番組『ノンストップ5』(2005)や『愛の讃歌』(原題)の端役で出演した。
2006年、EBSの青少年ドラマ『秘密の校庭』で端役を卒業したイ・ミンホは、2007年のSBSドラマ『走れサバ!』、『アイ・アム・セム(I am Your Teacher)』などで少しずつ顔を知らしめた。
2009年、韓国版『花より男子~Boys Over Flowers~』(以下、『花男』)をきっかけにイ・ミンホは満開を迎える。『花男』のク・ジュンピョ(原作・道明寺司役)を務め、一躍スターになったのだ。原作の漫画から飛び出したようなシンクロ率は、放送と同時に話題沸騰。
『花男』の放送後、『スポーツソウル』のカメラの前に立ったイ・ミンホは、「ク・ジュンピョ」という役名でサインとともに読者に新年の挨拶を伝えた。弱冠22歳の若手俳優のポーズや表情からはぎこちなさがにじみ出ていたが、くっきりとした顔立ちは当時から群を抜いており、読者を惹きつけるには十分すぎるほどの逸材だった。イ・ミンホは、さらに勢いに乗った。
『相続者たち』(SBS)でまたもやブームを巻き起こし、多くのファンの心を鷲掴みにしたのだ。
それから『個人の趣向』(MBC)、『シティーハンターin Seoul』『シンイ―信義―』『青い海の伝説』(SBS)、映画『江南1970』などでユニークな魅力と繊細な演技力で韓国を越えて大陸を魅了した彼は、“韓流男神”として定着した。
2015年1月には、映画『江南1970』で初のスクリーン主演デビューを果たし、一層凛々しくなった姿を見せた。2017年5月から社会服務要員として兵役を務めた後、2019年4月に召集解除されたイ・ミンホ。兵役で2年余りのブランクを空けたが、存在感は依然として熱い。
今年の上半期に天才脚本家として名を馳せているキム・ウンスクの『ザ・キング:永遠の君主』(SBS)でお茶の間に復帰した。視聴率で物足りなさも残した作品だったが、相変わらずの外見と演技力で30代の韓流スターに跳躍する土台になった。(スポーツソウル)