韓国映画「ベテラン」が
大ヒット中のユ・アイン君!
観客動員数も「1,000万人突破」は
時間の問題と話題になっている
アイン君のインタビューです!


「ベテラン」は「完全に新しいユ・アインを見せてやる」という
心構えで臨んだ作品のように見えた。
ユ・アイン:ハハ。そんな悲壮な覚悟はなかった。えーと、
「こんなキャラクターは少し新しいだろう?」というくらいだった。
チョ・テオ(ユ・アイン)は典型的とも言える悪役なのに、
“新しい”とはどんな意味なのか?
ユ・アイン:悪人と言ったら頭に浮かぶ典型的なイメージがあるのは
事実だ。それを僕のスタイルでアレンジして、新鮮に作り出したら
面白そうだと思った。典型的なキャラクターなので、むしろ解釈の
余地がある感じだった。「ワンドゥギ」(2011年)や「カンチョリ」(2013年)
でのキャラクターは、ただユ・アインの固定化された顔だった。
あ、実際の僕とは違うが(笑) 善良で、素朴だった。
とにかく以前の映画での自分の姿が、貧しくて小汚い姿だったとしたら、
チョ・テオは輝いて、悪行を犯して、たばこを吸って、外車を運転する。
そんなものを真似するのではなく、僕のスタイルで表現したかった。
結局、ジャンルものに移ってきたことだが、ジャンルものに
挑戦するまで長い時間がかかった。
慎重に思って、避けた部分もあった。
「これは僕のスタイルではない!」と思ったからだ。
もう少し具体的に説明してほしい。
ユ・アイン:例えば、男性俳優ができる映画のジャンルといえば、
多彩にあると思うかもしれないが、実はそうでもない。
暴力、アクション、スリラー!そして、正統な時代劇くらいのものだ。
以前は、それを新鮮に演じる自信がなかった。
その典型的な映画の中に入る挑戦意識もなかった。
そうしているうちに「ベテラン」に出会った。
「密会」という前作があったから、もう少し気楽に演じることが
できたのもある。
ハンコを1回押してから、ジャンルを移ってきた感じがしたからだ。
「密会」のどんな部分がユ・アインを満たしてくれたのか?
ユ・アイン:「密会」で演じたイ・ソンジェというキャラクターは、
僕がやってきた演技のスタイル、もしくは僕が好きだったキャラクター
だった。かなり前から自分で守り抜いて、自分なりに偉いと思うほど
愚直にやってきた何かがあった。そして、その部分についてはっきりと
傍点を打っておきたいと常に考えていた。そんな渇望を感じた時、
「密会」という作品に出会い、運命的に演じることになって、
結果的にさらに一歩を進むことができた。
見せたいと思っているまた違ったカードもあるのか?
ユ・アイン:ラブコメディー!(笑) 今さらだが、ラブコメディを
やってみたいと思う。だから僕はあまのじゃくと言われる。
実は「Happy Facebook」というオムニバス映画を準備している。
そこで韓流スターとして出演する。それも新しい顔だと思わない?(笑)
「ベテラン」の中でとても楽しく演じているという印象を受けた。
ユ・アイン:楽しく演じていない。完成された映画を初めて見た時、
ずっと不安だった。実は今もよく分からない。「良いね、良いね」と
言ってくれるから、わざとテンションが高くなっているふりをしている
だけだ(笑) 映画については疑う余地がない。ただ、チョ・テオという
人物を演じた僕については、もう少し分析して把握する必要があると思う。
演技をする時の僕は分析したり、計算するタイプではない。
だが、結果についてはとても分析的な方だ。
その分析はどの部分からどの部分まで行われるのか?
ユ・アイン:それぞれだ。演技そのものだったり、「この部分が異質感を
作り出している?」「この部分は驚きを与えている?」「こう演じたから
大きな波紋が伝わるのか?」と推測して考察する。
リュ・スンワン監督があえてユ・アインという俳優をチョ・テオ役に
キャスティングした時は、決まりきっていない新鮮な波紋を期待したと
思う。僕もそうしなければならないというミッションを持ってこの作品に
臨んだ。だからか、出演作の中で一番緊張しながら完成された映画を見た。
新しいカードを取り出したが、それが「この作品で受け入れられるかどうか」
と思って、ずっと汗もかいていた。
以前の僕と違う異質な感じがするとしたら、誰よりも僕がその異質感を
感じていると思う(笑)
確かにチョ・テオという人物はユ・アインにとって冒険的な
部分がある気がする。
ユ・アイン:ある。作品を選んだ時はまったく葛藤がなかったのに、
結果に対しては冒険的な部分がある。
もちろん、CMが入ってこないかもしれないとか、観客に非難されるかも
しれないと思ったからではない。
結局は可能性に関する部分だと思う。20代に守り抜いてきた僕の好みと
違う姿を見せなれなければならない作品だったからだ。だから、以前と
違う姿が上手く受け入れられるだろうか、名監督と名俳優の間で僕だけ
浮かんでいないだろうか、僕のカラーを守り抜きながらその作品の中で
いられるだろうか、新鮮に演じると言ったのに、ひょっとしたらpターン化
された部分はないのか、観客が新鮮に感じるだろうかなど、本当に様々な
ことを計算して、分析して、顔色を伺って、インターネットで
検索したりした。 (kstyle)
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