前にもダイエー前、スターバックス裏の駐車場に停まっていたこの『痛車』。
(痛車:車体に漫画、アニメ、ゲームなどに関連するキャラクターや
メーカーのロゴをかたどったステッカーを貼り付けたり、
塗装を行うなどして装飾した自動車である、萌え車とも言う、wiki)
ちなみにこの痛車のカテゴリはさらにwikiによると、
車のオーナーが「オタク」と認識できる程度のカスタマイズを行ったもの(ウケ狙いも含む)。
「走り屋風の痛車」のようなカモフラージュを行わず、あえて痛車であることを主張する。
に類する一般的な、つまり「ごく普通の痛車」だそうで。
スターバックスの裏には数台しか停める場所がないのですが、そこにこの
艦これ痛車が2台停まっていた、というのは自衛隊イベントに合わせた同好の士の
「オフ会」だったのでしょうか。
いずれにしてもこの2台の注目度は高く、ほとんどの人が携帯やカメラで撮影をしており、
この日のツィッターやブログ等でもあちこちにアップされたのだと思います。
画像は「金剛」。
この日、海上自衛隊のカレーグランプリに「こんごう」が一般公開される、
というニュースをキャッチし、いても立ってもいられず駆けつけて来たのですね。
「艦これ」の萌え擬人化漫画を拾うと、金剛さんはやたら紅茶を飲みたがったり
「Hey! 提督!」とか「そうなんデスカー」とかいう「片言しゃべり」をしているようですが、
これは「金剛」がイギリスに発注された最後の軍艦だからです。
大変勉強になりますね。(棒)
萌え的に由来を学べる、これぞ日本文化。
もう一台はご覧の通り「島風」。
1944年11月11日、輸送船団の護衛任務の際オルモック沖で戦没した駆逐艦ですが、
このとき戦ったのは米海軍第38任務部隊。
率いたのはジョン・S・マケイン・シニア中将でした。
共和党のマケイン三世のお爺ちゃんに当たりますが、実はここ横須賀の第7艦隊には
「JOHN S. McCAIN」
というアーレイバーク型の6番艦、つまり「島風」の仇敵がいるんですね。
痛車のオーナーはそのことをご存知だったでしょうか。
それにしてもこの車・・・・・アルファ○メオって・・・。
今一度、カレーパンを食べた場所から人々の頭越しに護衛艦を撮ってみました。
144「くらま」の向こうに見えるのは「いせ」ですが、
「いせ」の作業艇は船尾ではなく船腹に付けるようです。
右舷の埋め込み式?ボートダビットにはもう一隻作業艇が見えます。
この人たちは、ヴェルニー公園の「一皿100円カレー」に並ぶ人たち。
この日ヴェルニー公園には、横須賀観光局公認の「海軍カレー」、わたしの食べた
「海軍カレーパン」、「横須賀海軍カレーたこ焼き」等が店を出していました。
勿論物販店もあり、どこも盛況です。
ヴェルニー公園の噴水越しに米海軍駆逐艦「フィッツジェラルド」を臨む。
向こうに見えているブルーのタワーは、かつて海軍工廠時代ここで建造され、
回航時に撃沈してしまった空母「信濃」の生まれたドライドックのクレーンです。
「フィッツジェラルド」の艦上に人影発見。
米軍艦船も海の男に土曜日はありません。
月月火水木金金です。
前にも全く同じことを書きました。バリエーション無くてすみません。
ついでにもう一度前と同じこと言わせてもらっていいですか~?
アメリカの軍艦というのは、どうしてこう手入れが悪いのか。
拡大してみるとあちこちサビだらけ、イージスシステムのアンテナは
汚れて茶色くなってしまっているではないの。
フィッツジェラルドはもう就役して20年になるそうだけど、自衛隊の護衛艦は
20年経っていてももっときれいですよ?
これから「廃艦」になるという自衛隊のフネも去年ここで見ましたけど、
はっきりいってそれより随分汚い。
せっかく日本に駐留しているのに、米海軍第7艦隊というのははっきりいって
日本の美点を吸収しようという意欲に欠けると言わざるを得ません。
もしかしたらその点自衛隊が世界規範から見て特殊なのかもしれませんが。
痛車の停まっていたパーキングの向こうに、軍服発見。
これは横須賀にある高等工科学校の生徒ですね。
この学校は校内に居住し団体生活をしていて、 外出も 自由には出来ません。
基本的に休日・祝祭日及び休暇の定められた時間の範囲内での外出は可能ですが、
帰校できる時間を考慮しなくてはいけないため外出範囲は限られます。
普段の生活では制服又は運動着を着用し、1学年は外出時も原則的に制服です。
2学年からは私服で外出することができます。
ただ し、公務による外出については制服になります。
彼らは制服を着ていますが、手にしている荷物がどうみても「お土産」で、
公務ではなさそうなことから、1学年の生徒であろうと思われます。
ちなみに工科学校はこの形の正帽とベレー型のものがあります。
ベレー型とこの制服のマッチングは
「地球防衛軍・・・・・?」
さて、というわけで護衛艦カレーグランプリの一日が滞りなく終わり、
わたしは数々の戦利品を携えて家に戻って参りました。
この戦利品のご紹介を以て本シリーズエントリの〆にしたいと思います。
わたしが埠頭で一つ食べた海軍カレーパン。
この船型の箱に4つ入っていました。
「明治の頃 英吉利海軍より伝えられし
懐かしの味 カリーパン。」
おおそうか、カレーパンはイギリス伝統だったのか。
と読んだ人が勘違いしてしまいませんかね。この文章。
そもそもカレーとパンを組み合わせるなどと云う荒技を
日本人以外の世界のどの民族が思いつくというのか。
これもwikiによると、カレーパンの由来は諸説あって
1、東京江東区の「名花堂」(現:カトレア)主人が1927年に
実用新案登録した洋食パンが元祖であるという説。
関東大震災後、店の建て直しを急いだ2代目が「洋食の2トップ」である
カレーとカツレツを取り入れたパンを思いつき開発したとされる。
2、練馬区の「デンマークブロート」(1934年創業)の創業者が発明したという説。
まずカレーサンドを発売し、後に揚げる事を思い付いたという。
3、大正5(1916)年に新宿中村屋の迎えたインド独立運動家ラス・ビハリ・ボースが
純インドカレーを伝え、これにヒントを得た相馬愛蔵によって発明されたという説。
こんなところが主流ですが、まあ要するに、全て「洋食開発期」の日本人シェフたちが、
同時にあちこちで同じようなものを開発していたということのようです。
つまり
イギリス海軍全く関係ありません。
わたしが一つ食べ、残りを家族へのお土産にしたのですが、持って帰ってすぐ、
息子が食べたいというのでオーブンで少し暖めてやりました。
ちょっとてっぺんが焦げてしまったのですが、暖めると
外側のフライされた衣がパリッ、油がジュワーッとなって大変美味しそうです。
息子によるととても美味しかったとのことでした。
護衛艦を見ながら食べた冷たいカレーパンも結構いけましたけどね。
これは地本コーナーで模型の写真を撮っていたら自衛官がわざわざ持ってきてくれました。
「まだ寒いですし持ちにくいとおもいますが、限定制作で
もうこれだけになってしまった貴重なものなのでぜひお持ち下さい」
確かにこれを持って帰るのはなかなか大変だったです・・・。
365 days, 360 degrees
We're protecting the sea
「一年365日、全方位、
我々は海を護る」
だそうです。
地球防衛軍っぽいです。
海自では上級幹部の喫食の際これを使っている、というセールストークを聞き、
反射的に購入を決めたスプーンセット。
どこか忘れましたが、シルバー製造の盛んな東北のどこかの町の産だとか。
大変上質なもの、ということで確かにスプーンにしては妙に高かったです。
(セット価格2800円)
しかし美しい!
どうですかこの完璧なフォルム、持ちやすさを考えた究極のカーブ。
そしてスプーンの柄の端にはこのような自衛隊マークが。
ご予算の関係で1セットしか買えませんでしたが、わたし一人のときは
必ずこのスプーンと、以前横須賀軍港巡りのときに買った「海軍どんぶり」
を愛用しています。
いずれも質がいいので使い心地抜群。
たとえ残り物のスープでもこれで頂けば気分は海将!
護衛艦カレーグランプリシリーズ、明日最終回です。