五十坂・登りきらずに下り坂

とうとう56才になりました。
ほとんど年寄りと女子供しか
回りにいません。
そんな日常を綴っています。

写真セレクト

2013-04-07 23:19:10 | 娘二人
もうすぐ結婚式を挙げる娘から、結婚式で使う写真を30枚ばかりセレクトして欲しい、
というメールがきました。
今日は休みなので、押入れの一角を占領しているアルバムを出してきました。
昔は、というか、ついこの間まではちゃんとプリントしてアルバムに収めていました。
デジカメのように失敗したのは削除できないから、現像してもらったのはとりあえずアルバムに挟んでいるから、その数は膨大なもの。

子供達が結婚したら持たせよう、などと殊勝なことを考えて、それぞれ焼き増しをしてアルバムを作ったような気がするけど、段々うやむや、ごちゃごちゃになってしまっている。

長女が生まれた時からの写真を紐解いて、しばらく感傷にふけっていました。

長女が二才の時に次女が生まれたので、それからはあまり一人で写っている写真がない。
考えれば、長女にはずいぶん我慢を強いてしまっていたなあ。
とてもしっかりした子で、あまり手がかからないことをいいことに、次女ばっかり手をかけていた。
挙句、長女を可愛いと思えない時期があった。
そういう母の気持ちが影を落としてなのか、物理的に手がかからないけれど、
精神的に危ういところがあって、ずいぶん心配した時期があった。

そんな長女だったけど、いまでは兄弟の中で一番頼りになる優しい子に育ちました。
私が育てたとは思えないくらい、どこに嫁に出しても恥ずかしくない、素敵な女性になりました。
(親バカ?)

あの頃は、必死だったなあ、と写真を見て、涙が溢れてきました。

完全に、さだまさしの「秋桜」の世界に浸っていました。

最近は何でもうやむや、なし崩し、というのが多いけど、
こうして、ちゃんと結婚式を挙げる、というけじめはとても意味のあることなんだと再認識しました。

面倒臭いけど。