五十坂・登りきらずに下り坂

とうとう56才になりました。
ほとんど年寄りと女子供しか
回りにいません。
そんな日常を綴っています。

優男

2013-12-16 21:26:32 | 私の周りの人
私の勤めている施設に、数ヶ月前に男性職員が異動になって入ってきた。
私の息子とそう年の違わない若い子。
高齢者に声かけが上手で社長も一目置いているらしいという評判の子。

数ヶ月一緒に仕事をしてみて、なるほど、声かけが上手。
「◯◯さん、今日も綺麗ですね」
そう耳元で囁いたり(耳が遠いってこともあるんですが)
「僕のタイプです」
なんて事をヌケヌケと喋ってる。
行動でも、髪を触ったり、ほっぺを突っついたり、
高齢の方でもなんのてらいもなくスキンシップ。
若いのにすごいなぁ、と見ていたのですが、
97歳になる方が本気モードになってしまって、毎日目がハートになっている。

97歳でもときめくということがあるのかと驚きと失礼だけど気持ち悪いって気持ちも少々。
認知も入っているから、自分が97歳だと思っていないんでしょうね。

やりすぎだったと彼も反省。

こいつは根っからの優男で、
夜勤の時、夜勤状況をメールで報告しなければいけないのだけど、
その日当番の彼に報告すると
「お疲れ様です。休める時は休んで、風邪など引かないようにね😉」
絵文字入りのメールなんかが来るんです。

55歳のオバちゃんは、「何だ、こいつ」
と思うくらいですが、
誰にでもこんな言葉を自然と計算もなく出ているようで、
勘違いする子はあまたいるそうです(彼談)

こういうのって天性というべきなのでしょか。

彼を囲んで数人の職員と話していた時
私「でも、職員には綺麗だとか言わないんで、そこら辺のけじめはついているみたいだね」
Aさん「言って欲しいの?」
彼「でも、rairaraiさんて可愛いですよね」
一同「そんなこというから勘違いされるんだよ」
Aさん「やはりいくつになってもそんなこと言われたら悪い気しないよね」
私「う~ん」即答できませんでした。

二人っきりになった時、ボソッと耳元で言われたら、55歳でも勘違いするかなあ

ああ、うちの息子に彼の1/10でもそんな才覚があったら。
(過剰にはいらないけど)