例年、11月15日解禁のフランス産ワインの新酒「ボージョレ・ヌーボー」の初荷が27日早朝、パリから日本航空の飛行機で羽田空港に到着した。
初荷の輸入販売元はサントリーで、3168本。首都圏の小売店や飲食店に出荷される。
今年のボージョレは、ブドウの産地が悪天候に見舞われて不作だったため、収穫量は半分程度だった。
しかし、円高ユーロ安の恩恵と、輸入業者が調達先を広げるなどした結果、サントリーの推定によると、輸入量は約60万ケース(1ケースは750ミリリットル換算で12本)で前年比1割程度の減少となりそうだ。
一方で、ブドウの品質は良く、「例年よりも完成度は高い」(サントリー担当者)という。