しるべの記し

教会音楽家でクリスチャン・エッセイストのしるべです。
イエスさまの十字架を「道しるべ」として歩んでいます。

メサイア

2013年12月20日 | 鑑賞・観戦
芸大の「メサイア」、上野文化会館に行きました。
実は最近通っている百合ヶ丘バプテスト教会の青年会員の、宮下大器くんがソリストの一人に選ばれて、テノールを歌うので、応援の意味でも、東京バプテスト神学校の私のクラスの学生たち7人と行ったのです
授業では「メサイア」のアナリーゼをしていて、細かく聖書箇所と楽譜を見ながら色々考え、意見を交わし、CDを聴いたり学んでいるところなのです。

三時間にわたる、ヘンデルの大曲

久しぶりに聴いて、感動しました。
もちろん、宮下君をはじめ、ソリスト4人とも、立派でした
まだ、20代前半だもの、将来が楽しみ、期待します、応援します

シェークスピア「十二夜」

2013年10月30日 | 鑑賞・観戦
新百合ヶ丘川崎市アートセンターで、シェークスピアの「十二夜」をマサと観た。
「十二夜」は10年くらい前に、今は無き「三百人劇場」(なっつかし~、よく行ったなぁ)に夫と観にいったことがあったので、二回目。
あんまり印象に残っていなかった。

今日のは、よかった、ほんと、ほんと、よかった~
ずいぶん演劇はみてるけど・・・今日のこれ、かなりよかったぞ。

初め、シェークスピアの台詞を畳み掛けていく言葉に追いついていけなかったけど、慣れていくと面白くてゲラゲラ笑った。
笑って、笑って・・・最後にぽろっと一筋涙がでた

それにしても、よくもまぁ、こんなにたくさんの台詞をカムことなく言えるもんだ。皆よく演じてた。
色々な劇団から川崎に関係する人中心に選ばれたようだけど、嬉しいものだ。

音楽もヴァイオリンとチェロだけの素朴なものだったけど、邪魔にもならず、それでいて重要なところでいい役割を果たしていた。

今日はちょうど、終了後に「アフタートーク」があって、翻訳の松岡和子さん(おぉ、有名人!)と演出の河田園子さんを迎えて、出演者二人が進行役で「トークショウ」。
松岡さんと河田さんの話しはスムーズで、なるほどなるほどと、うなずくことばかり。
あぁ、演劇っていいなぁ大好きだ。

しかし、この進行役の二人、やらなきゃよかったのに。
だって「台本がないと話せない」とか言いながら、全く言葉がでなくてハラハラするばかり。
笑ってごまかして、・・ちょっと、いい歳して、そりゃぁまずいでしょ
ゲストに逆質問され感想聞かれても、言葉がつまる、でない。そりゃぁないでしょ
あれじゃぁ、何にも感じないで演じてたのかって、つっこみたくなった。
オトナなんだから、もうちょっと話せなきゃね。
できないなら、トークなんて場に出ない方がいいですよ。
「演劇論」とか、日頃語り合っているんじゃないの?俳優っていう人たちは。

マスクしてコンサート

2013年10月11日 | 鑑賞・観戦
しるべは、傷だらけの顔をマスクでかくしたヒロと、コンサートに行きました。
家のすぐ近くだったので(調布グリーンホール)、松下奈緒のコンサートでした。

調布は、NHK「ゲゲゲの女房」のユカリの土地、ここから毎年松下奈緒はコンサート・ツアーを始めるようで、今日を皮切りに全国ツアーです。

松下奈緒、ピアノ、ステキでしたよ!!
ただ・・・歌は・・・ちょっと
でも、でも、ピアノは感激、よかった

ヒロは、会社休んだけど、マスクしていきました。よかったね

映画「風立ちぬ」

2013年08月16日 | 鑑賞・観戦
しるべは、堀辰雄の「風立ちぬ」も読んだことないし、堀越二郎という人のことも知らない。
宮崎駿のことも、ジブリの映画のことも知らない。ただ、映画の中のことを通しての感想だ。
戦争の悲惨さ、恋人の死の場面もふれていないけれど、その描かれていない部分に、ものすごい想像が膨らんだ。
自分が造る飛行機零戦が、戦闘に使われ、多くの若者たちがそれに乗って死んでいったという、心の葛藤も描かれていなかったけれど、それだからこそ、その奥底に彼の苦しみを思うことができたのだ。サラッとした表現に、ものすごい重さを感じた。

「空を飛びたいという夢は、呪われた夢でもある。飛行機は殺戮の道具になる宿命を負っているのだ」とう夢の中に出てくるカプローニの言葉に、二郎は「私は美しい飛行機を作りたいと思います」と答えた。

「美しい飛行機を作る」ことが、彼の夢であり、美学であり、意志であったのだけれど、それを実現できる世の中ではなかった。
それでも彼は夢を実現しようとした。それはエゴイズムだと言えるのだろうか?
恋人菜穂子の病気、結核も、その時代には「不治の病」であったわけだし、まことに行き難い時代、苦しい時代であったのだ。
しかし恋愛も仕事も、彼は諦めなかった。これが・・・悲しい。貫こうとしたんだ。これが・・・涙。

でも、結局妻となった菜穂子は死んでしまい、夢を追った飛行機は全てが無となった。夢も愛も全てが瓦解してしまった。
そんな時代を生きなくてはいけなかった、堀越二郎が悲しかった。
彼は飛行機は大好きだったのだけど、戦争は大っ嫌いだった、あたりまえだ。
戦争で勝利するために、零戦を開発したのではなかったのだ。
菜穂子が死んでもいいから、サナトリウムから自分のところにひきとったのでもないし、菜穂子もそれを知っていたからこそ、彼の傍に寄り添い、彼の夢の実現のために共に生活した、死を覚悟してまでも。

挿入歌のドイツリート、シューベルトの「冬の旅」があまりにも切なく、象徴的だった。

もうひとつ、煙草を吸う場面が何回もでてきたことに対して、日本禁煙学会が苦言を呈したことについて。
しるべは、どの喫煙の場面もすんなり受け入れらたし、むしろ重要な場面と思った。
しるべ自身は煙草は吸わないし、大っ嫌いだし、レストランでちょっとでも匂いがしたら不快になる。
でも、時代背景を考えたら大切な描写だと思った。

ドイツに飛行機の視察に行った時、日本の煙草がきれてしまった。友人の本庄が「煙草ない?」と聞くと、堀越は残念ながら「ない」と答える。異国の地で自分の国の煙草が、もうなくなってしまった・・・外国で暮らしたことがあれば、その気持ちわかるだろう。しるべも煙草ではないけど、アメリカに住んでいた時、日本の食料品大切に大切に使ったっけ。

軽井沢でドイツ人のカストルプがドイツの煙草がきれてしまい、がっかりしている時、二郎は「僕もドイツにいった時同じ経験をしました。日本の煙草も吸ってみませんか」と、日本の煙草「チェリー」をすすめる。これって、「国際交流」を感じた。

菜穂子の病状が悪化したとき、二人で寄り添って貴重な時を過ごした。二郎は煙草を吸いたいと思い、外に出ようとした。菜穂子は「ここでいい」と促し、彼は菜穂子の傍で煙草を吸う。この場面はものすごいヒンシュクを買った場面だけれど(結核の病人のいるところで煙草を吸うなんて!!)、でもしるべは感動した。もう離れ離れにならなくてはならないことを知っている菜穂子は、一瞬でも彼と共にいたかったのだもの・・・。

同じ映画を観たけど、意見はまっ二つ。
それも、ありだよね



映画「風立ちぬ」に号泣

2013年08月16日 | 鑑賞・観戦
スタジオ・ジブリ、宮崎駿監督の映画「風立ちぬ」は、真っ二つに意見が分かれている、賛否両論の作品です。
しるべも観に行くことにはしていましたが、一足先に観てきた次男マサには、「お母さん、この映画は『戦争映画』でも、『恋愛映画』でも、ない。『宮崎駿』の映画でもないから、ただただ『夢を追う映画』だからね。思い込みを捨てて観てきてね」と言われました。
しるべは、正直、宮崎駿さんには何の思い入れもないし、ジブリの作品とか全く知りません。
らさちゃんと、最近「となりのトトロ」と「魔女の宅急便」のDVDを観ただけです。

あんまり期待しないで行ったのだけど・・・しるべ、号泣どーーしたの
このところ、堤真一のおバカ映画とか、「モンスターズ・ユニバーシティ」とか、ゲラゲラ笑うのばかり見てたから、もう、もう、泣き通しだったので、困って、帰るとき帽子とサングラスで何とかごまかしました。

なんで、こんなに感動したか・・・。
何の期待もない、何の思い込みもなかったからだろうなぁ~。

眠いから、明日感想書きます

superflyのコンサート

2013年04月20日 | 鑑賞・観戦
去年の秋にチケット買って、待ちに待ってたsuperflyのコンサートに行きました
もう、もう、若い子ばっかりで、女の子がほとんど
おばちゃんは・・・見当たらない
シホちゃん、可愛い、可愛い、かっこいい、歌うまい

しかし、音楽のりのりは、しるべがダントツだったぞ
ほんと、発散しました

「さいたまスーパーアリーナ」でのコンサートでしたけど、シホちゃんが「さいたまのみなさーーん!!」って叫んでたのには・・・ちょっと、ちょっとって感じで、引いちゃったよ・・。
だって、神奈川からわざわざ行ったんだからね。
埼玉県民ではないぞ(なんて、申し訳ないけど、ちょっとイラッ

写真は撮るの禁止だったので、帰りに止まっていたトラックを写しましたよ、かっこいいね

レ・ミゼラブル

2013年01月04日 | 鑑賞・観戦
映画「レ・ミゼラブル」を観ました。
ヴィクトル・ユーゴーの原作も読んだし、帝劇で二回、ブロードウェイでの舞台も観たのだけど(もちろん、どれも大感動)、「舞台」という限られた範囲の中では表現しきれないものがやっぱりある。
その点、映画のスケールとリアル観は迫力が違う。
歌もみんな知っているメロディーだったから、もうぐんぐん惹きつけられた、歌が終わると思わず「ブラボー」って、拍手しそうになったよ
ジャン・バルジャンが神様に祈るアリア(じゃないよ、ミュージカルは「ソロ」っていのかな)は、もう涙、号泣
最初から最後まで、息が抜けない、あっという間の3時間でした
音楽の力をあらためて感じた、いや、教会音楽では十分経験していたけど、これまでオペラやミュージカルでは、ここまで迫ってこなかった、初めての経験、ショックでした。

舟を編む

2012年12月22日 | 鑑賞・観戦
手術後、初めて小説を読みました。
それにしても、今までは本を読むときメガネをはずしていたのに、メガネを使うようになって、なんか不便で慣れません

前から読みたかった、数ヶ月前に「本屋大賞」をとった三浦しをんの「舟を編む」を読んだけど、面白かった
実は「本屋大賞」は、ほかのノミネートされてた本を応援してたけど、読み終わってこの本がとれて当然と思ったのです。

辞書作りの苦労と喜びの話しなのですが、いや〜ぁ、辞書を作るって大変な仕事なんだろうとは想像できるけど、これほどとは・・・。
最近は電子辞書や、コンピューターで調べて、紙の辞書(本に編纂されているもの)はまず使わないけど、なんだか使いたくなってきたぞ

「日本における近代的辞書の嚆矢(こうし)となった大槻文彦の『言海』は、多大な困難を乗り越え、大槻が一人で編纂した」

この小説にはこんな難しい言葉がポンポン出てくるわけだけど、私が感動したのはこの大槻文彦の『言海』という辞書は、私が小さい時に中学生だった兄が使っていて、「お兄ちゃんはこんな難しい本を読んでるんだ」って、感動してた辞書だったのです。
しかも、小学校高学年になると私も使い始め、ちょっとした言葉を調べるその喜び、言葉の楽しさ魅力を教えてくれた辞書でした。
黒とエンジっぽい装丁でお兄ちゃんの机に置かれていて、ちょこちょこお借りしておりましたから、この小説で『言海』という言葉がでてきて、ほーーんと、懐かしく、その「大槻文彦」って名前も目にはっきりと浮かぶのでありまして、この辞書がそのような経緯で作られたとは知りませんでしたから、びっくり
実は、どうしてお兄ちゃんが有名な「広辞苑」ではなくて、『言海』を使っているのかわからなかったのですが・・・。

なんか、かんど〜しました

「サカナクション」って・・・?

2012年08月31日 | 鑑賞・観戦
運転しながらいつもFMを聴いているしるべですが、「サカナクション」のサウンドが大好きです。それで、インタビューとかに出ている「彼」のトークもおもしろいです。
だから、「彼」だけのソロだとばかり思っていたのですが、今Mステーションみてびっくりでした!!
なんと、五人のグループ、しかも女性が二人だなんて・・もう、もう、驚きです~

サカナクションHP

ウサニ

2012年08月04日 | 鑑賞・観戦
ル テアトル銀座で公演された演劇「ウサニ」に、ヒロとマサと行ってきました。

あまりにも多い台詞を、若い溝端淳平はよく覚えたなぁ~、彼の一生懸命さに心打たれました。
ヒロの好きな声優の平野綾も、可愛いウサギの妖精をけなげに演じていました
山本耕史のアドリブの面白さ、そしてやっぱり演技光ってた
高岡早紀の色っぽさはまぁ分ってたけど、温水洋一は・・ちょっと年とりすぎてて気持ち悪かった

とにかく、野島伸司の脚本は不思議だった。
哲学的な現実的な台詞がどこまでも続くのだけど、あくまでメルヘンチックな雰囲気の中で、人間の弱さ、罪深さを訴えている。
不思議だ。
でも、最後はやっぱりロマンチックな愛の結実でしたから、ほのぼのしました。
音楽の小室哲也もがんばってるなぁ

嬉しい、楽しい時間でした

号泣

2012年07月26日 | 鑑賞・観戦
「おおかみこどもの雨と雪」を、ヒロとらさちゃんと三人で観に行きました。
らさちゃん、途中であきちゃうかな?それとも寝ちゃうかな?
まぁ、とにかく行きましょう。

アニメといっても、オトナ向けの物語で、特に最初の人間のお母さんと、オオカミのお父さんが恋愛するところは台詞も少なく、ちょっと難しかったのか、「抱っこする?」ってしるべが聞いたら、「うん」と答えて抱きついてきました。
このまま寝ちゃうかと思ったら、子どもたちの雪と雨が走り回る場面とかがでてきて、じーーと観ていました。

最後、オオカミになった雨が山に行ってしまうところ、クライマックス、お母さんと別れの場面にしるべもヒロも涙が流れてきました・・・あれ!?らさちゃんも泣いてるの???
だんだん声が大きくなってきたぞ
あれあれ
号泣だ~

しるべはあわてて、らさちゃんを抱きかかえて外に出ました。
ママと別れる場面は、らさにとっては本当に悲しかったんだね

仙台に行ってきます。

2012年06月28日 | 鑑賞・観戦
6月29日(金)、30日(土)は、仙台に行きます。
東京バプテスト神学校教会音楽科のクワイアー・チーム15人が、日頃の厳しい訓練の成果である音楽を携えて、訪問します!!
予定をお知らせしますので、仙台に住んでる方はぜひおいでください(生しるべに会えるぞ、一瞬ですがソロも歌います

・6月29日(金)13:30~14:10 若林文化センター 会議室
・6月30日(土)13:00~13:40 亘理警察交差点近くの仮設住宅の集会場

心こめて歌います心から主を讃えます