しるべの記し

教会音楽家でクリスチャン・エッセイストのしるべです。
イエスさまの十字架を「道しるべ」として歩んでいます。

お別れ

2006年03月20日 | 信仰 平和
今日は前の教会でずっと一緒に礼拝をまもっていた、Fさんが81歳で亡くなり、前夜式(告別式の前の日)でした。Fさんは60代で脳梗塞のため体が不自由になり、晩年は寝たっきりの生活がずっと続きました。肉体の苦しみは長く続きましたが、どんな時でも神さまを見上げ、私たちにたくさんのことを残してくださいました。教会の中で意見の違いが生じた時も、かならず聖書のみ言葉の中から正しい道をわたしたちに教えてくださり、不思議に皆の心が静まって、神さまに心を寄せ合うようになったのでした。私の歌をとっても喜んでくださったことを思い出し、式での賛美歌は心から大きな声で歌いました。もう、もう、涙がいっぱい流れて、困ってしまいましたが、Fさんの好きだった賛美歌を思い切り歌いました。体の不自由を超えて、信仰に生きたFさん、神さまのもとで、完全に開放されされた自由を得られたことでしょう。