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今日から9月。まだまだ暑い。
9月1日。
1日が日曜だと、気持ちが引き締まる。教会での礼拝から一か月が始まるから。
一昨日息子のヒロと映画「少年H」を観にいったのだけど、伊藤蘭扮する少年Hの母親は熱心なクリスチャン。
戦時中は色々な弾圧を受けるけど、いつもいつも祈ることを忘れない。
そして戦後の混乱の中の食糧難、隣の家に貴重な白米のおにぎりを分けてあげたり、食べ物をねだる男に同情し、これまたおにぎりを握ってあげる。
それに対して少年Hは母親に反発。「そんなことばかりしてたら、きりがない!!また欲しがるに決まってるんだから!!」
そこで母は聖書の言葉をはっきりと息子に告げるのです。
「イエスさまはおっしゃっています。『与うるは受くるよりも幸いなり』使徒行伝20章35節
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またNHK「八重の桜」は、いよいよ八重が新島襄と出会い、今日はプロポーズされるところなのだけど、先週の場面にも聖書の言葉がでてきた。
初めて聖書のマタイによる福音書を読んで、八重は叫びます。
『悲しむ人たちは幸いである』・・「なんで、悲しんでいる人が幸せだなんてことがあるの
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『汝らの敵を愛し、汝らを責むる者のために祈れ』「敵を愛することなんで、できるわけない
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これまでの人生観、生き方の方向がいっきに変えられていく瞬間だ。
このように、聖書の言葉が映画やTVで語られることは、本当に大切だと思う。
ましてや、敗戦の時、絶望し道を見失っているその時に、このように聖書の言葉によって、人々が立ち上がってきたのだ、立たされてきたのだという事実を伝えることは、本当に大切なことだ。