長岡京エイリアン

日記に…なるかしらん

やっぱコレだね~ 雪☆中☆行☆軍!!  ~そして、旧友たちとの18年ぶりの再会~

2013年01月15日 22時11分16秒 | 日記
 どもども、こんばんは~。そうだいでございます! みなさま、今日も一日お疲れさまでした。

 いやぁ、昨日の関東地方はものすごかったですねぇ~、雪が!! もうドカ降りのドカ積もりで! 天気はよくなりましたけど、翌日の陽気でも、雪が全部とけることはないでしょうねぇ。

 私はね~、昨日実は仕事で埼玉県の八潮という土地にいたんですけど、やっちゃいましたね~、近くの駅まで雪中行軍2時間! なんでかって? そりゃあ私だからですよ!! 雪の降る日に外に出る用事がないわけがないっすよねぇ! 豪雪の厳しさを我が身で体感せずにはいられないハメになるのがわたくしの鉄板の運のなさなのであります。こんな自分と30年以上つきあってるんですから、もう笑いしかこみあげてこねーや、チキショウメ~イ☆

 実は、豪雪のあった1月14日はかねてから計画してもらっていた集まりの予定があって、だいたい保育園の頃から小・中学校といっしょに成長してきた、地元の山形時代の旧友2人と実に18年ぶりの再会を果たす新年会をやることになっていたんですよ。これがあるもんですから、雪がガン降りだからといって、仕事終わりに即効で尻尾まいて千葉に帰るわけにはいかなかったんだなぁ~。

 まさか、3人の東北に対する思い入れが関東地方に雪を呼ぶきっかけに……なったわけがないんですが、それにしても、なんでまたよりによってこの日にドカ降り!? バッドタイミングもいいところの首都機能ストップ! 運命の神様だか悪魔だかは知らないけど、邪魔するにしてもスケールがデカすぎるぜ、まったく!!


 その日、私は午前4時起きで5時発の電車に乗って千葉を出発。7時から埼玉県八潮にある仕事場で働くというスケジュールになっていました。超朝型っつうか……むしろ夜型になりかけてるねコリャ。
 実際に、空模様は思いっきりの曇天で埼玉県に着いてもいっこうに明るくなってこず、おまけにけっこうな本降りで雨も加わってきたため、私は駅のコンビニで傘を買って仕事場に向かいました。いちばん安いビニール傘じゃなくて、ちょっとふんぱつして1000円くらいのおしゃれなやつを買っちゃった! まぁなんてったって、この仕事のあとには旧友たちと集まるイベントがあるんですからねぇ。

 それで予定通りに仕事は始まったんですが、午前11時になったくらいから外の雨はみるみるうちに雪に変わっていき、パッと見ても明らかに積もりやすい性質の「ぼた雪」であることがわかるような大粒のものが横なぐりに叩きつけるような勢いになってきました。風も強かったんだよね~!
 その時はのんきに「予報よりも早く降ってきちゃいましたねぇ。」なんて話しあっていたんですが、私が早めに退勤することになっていた昼過ぎになってもまったく風雪のテンションは衰えず、むしろ私と交代で出勤する予定になっていた方の乗っているバスが大幅に遅れている、という電話までかかってくるしまつ。え? 道にどんどん積もってきてるんですか? 関東で?

 しかし、現状は「道に積もってきてる」どころではなく、私が着替えて外に出た頃には視界に入るものすべてがホワイト一色になっている非常時におちいっており、どう見ても私が乗って駅に向かうつもりの路線バスが定刻どおりに来ることは見込めない状況になっていたのです。
 そこで、ちゃっちゃと「これはバスじゃダメだ。歩いて駅まで行こう!」と江戸っ子なみのせっかちさで即断した私は、さっき買ったばかりの傘と病気予防のために持っていたマスクを装備して雄々しく出発したわけだったのですが……

 すごかったね……私の故郷は何度も言うように東北の山形県なのですが、いやがおうでもそこで見てきた風景の記憶を思い出させる恐るべき雪のいきおい! さすがに積もり具合は10cmくらいで済んでいる状態だったのですが、私が履いてきた靴が単なるスニーカーだったこともあって、まぁ~おもしろいように足をとられるとられる。すぐに足元は雪が入り込んでグッチャクチャになり、靴下はびっちょびちょ! こんなときに、今ごろは私のアパートでのんびりしているであろう、フランス軍製のブーツ(高さ40cm)があればのう! でも、そんなものを履いて出勤するわけにもいかなかったからよ~う。それにあれ、本革製だから異常に重いし、濡れるとなんかヘンなにおいがしてくるから!

 結局、道に迷うという最悪の事態にこそおちいらなかったものの、仕事場から最寄の駅までに実に2時間もかかるというものすごさになりました。いや、いちおう途中でラーメン屋によって遅い昼食をとったり、サイゼリヤでコーヒーをすすりながら一休みしたりもしたのでかなり余裕をとっての2時間はあったのですが、全身はズダズダに濡れるし、つい数時間前に購入したばかりのおしゃれ傘は途中でふいの突風によって一瞬にして殉職!! まぁ不測の天候なんだから仕方ないにしても、こんなんだったら激安のビニール傘にしときゃあよかったよ、コンチクショウ! その1000円のために働いた時間、返せ~☆ もう大爆笑ですよね、30すぎ男の風雪流れ旅 feat. 骨だけの傘。

 でも、見るからに刻一刻と笑えない惨状になりつつあったのが、私よりも車道の渋滞で、市街地に近づくにつれて車が車線いっぱいにひしめいてしかも数センチも進まないというひどさになっていき、それにくらべればいちおう目的地に向かって確実に進めてはいる徒歩の私のほうがマシっちゃマシなのかな、と感じもしました。雪だまりにはまってギュルギュルいってる車もあったし! やっぱり関東地方での不意の大雪はこわいね~。

 2時間歩いても雪の勢いはまるでおさまらないし降り積もる一方だったので、「これはもしや……電車も運休? 新宿での旧友との再会はおろか、千葉に帰ることさえ今日はムリなのか!?」と腹をくくる事態も頭をよぎったのですが、なんとかギリギリ、JRの武蔵野線はタイムスケジュールをむちゃくちゃに混乱させながらもゆっくり運転で運行しており、水分を最大限に吸収したために重くなった上にじょじょに温度を低下させつつあった服をまとった私もやっと一息つくことができました。

 がが、んが!! ここからが長かったのよね、ホントに……電車が東京に行くまでに止まる止まる! しかも、ホームでドアを全開にしたまま。ここ! この開いたドアから絶え間なく入り込んでくる酷寒の冷気が実にツラいの!!

 雪を全く考慮に入れていなかったときの私の予定としては、さっさといったん千葉に帰ってから着替えなおして新宿に向かう予定だったのですが、豪雪を起点とする思わぬ一連の番狂わせに時間の余裕はあっという間になくなっていき、やむなく新宿に直行するというかたちに変更になったものの、それでも集合時間の夕方6時までに新宿に到着できるかどうかさえ怪しい事態になってしまいました。東京都に入ってから電車が止まって動かない!
 最終的には、埼玉からお隣の東京に行くために、なんと2時間半もかかるという恐るべき遅延状況に! そんなに私を遅刻させたいのか、低気圧さんよ!?

 いや~、東京駅から乗った地下鉄丸ノ内線は最高だったね……だってまず、冷たい風が入ってこないでしょ、地下だから! それにちゃんと定刻どおりに動いてくれるしねぇ~。
 今回の酷寒体験で、これはもう完全なとばっちりなんですが、私の JR武蔵野線に対する印象はそうとう悪いものになってしまいました……命にかかわる災害にくらべればこんなものは軽すぎてお話にもならないくらいなんでしょうが、それでもあの、老若男女がガタガタ震えて赤ちゃんがびゃーびゃー泣いている状況でもなおドアが全開になって数十分間なんの動きもないという車内の体験は恐ろしいものがありましたよ、ええ。『信長の野望 嵐世記』でいったら、「友好」だった関係がいっきに「疎遠」を通り越して「対立」にまで悪化しちゃったよ、コノヤロー!! 戦争になったら一瞬で「つくばエクスプレス軍」に加勢して攻め込んでやるからな、覚悟しとけ!

 とにもかくにもこういった経緯で、そうとうな余裕をもってやや緊張しながら「いやぁ、久しぶりだね♪」なんて感じで手をふりふり集合するつもりだった私のプランは完全に粉砕され、約束の時間を20分も遅れて、ずぶぬれの状態で2人のいる魚のおいしい飲み屋さんにはうはうのていで駆け込むという最低な再会になってしまいました……大雪、だいぃ~っキライ!! ファッキンスノーくらいわかるよバカヤロー!!


 でも、無事に集まることができて本当に良かった……18年ぶりの旧友たちとの再会は、それはもうステキなステキなものになりました。

 わたくし自身は、この『長岡京エイリアン』でも折に触れて語っているように、数年前に劇団の役者をやめて現在は新しい世界で生きていくための修行&資格勉強中というまだまだなんにも始まっていない状態なのですが、会った2人のうち、ひとりは家庭を作って1児の父となり、もうひとりは10年以上のキャリアを持つ一流のエンジニアになられているのです。いうまでもなく、てぇしたもんだ!!

 18年も会ってなかったのよね……最後に会ったのはおそらく中学3年生の卒業直前のころだったのでしょうが、まさかその後そんなに長く顔をあわせなくなるなんてことはお互いに露ほども想像しておらず、はっきりこれといった卒業パーティなどもするはずがなく、なんとな~くフェイドアウトするようなかたちで、お互いの生活からお互いの姿が消えていったわけだったのですが。18年たっちゃったか。
 でも、やっぱり感動しちゃいますね、なんだか。メイクとかじゃなくて本当に時間がたったんだなぁ、ってことをお互いの姿や環境の報告を通して実感するのは。太ったりシワが増えたりねぇ~。私の場合は頭髪の方面が絶賛減少中なんですが。

 基本的にはやっぱりそれぞれの近況と、3人が他の友だちもあわせてよくいっしょにつるんでいた小・中学校時代の思い出とかあるあるネタとかが中心になったのですが、夕方の6時半から11時まで、場所を変えつつも途切れなくたっぷり語りあうこととなりました。ほんとは終電ギリギリまでねばりたかったのですが、比較的にいちばん遠くに住んでいる私の使う JR総武線が大雪でちゃんと動くかどうかが心配だったので、ちょっと早めの解散になってしまいました。あっという間だったねェ~、ホントに。実に楽しかったです。

 昔のノリをじょじょに思い出してきてみんなでワイワイ盛り上がっていたら、ひとりが、

「みんなホントに変わってねぇんだなぁ。なんかさぁ、3人でおんなじタイミングで『う~……やあっ!!』ってジャンプしたら、18年前にもどれるんじゃないかな。」

 と、特に冗談を言っているていでもない、やけに神妙な表情でつぶやいたのはちょっと印象的でしたね。
 でも、今さら18年前に戻る必要はないのよねぇ。夢だけしか見ていなかった子どものころとはまるでちがう今のこの状態でも、集まりたいときに自由に集まることができるってことの幸せをかみしめるほうが楽しいなぁ~、私は。
 そんなに若くはないけど、さいわい3人とも、まだ「老い」や「死」を感じる歳にはなっていないわけですからね。できれば少なくともあと10年くらいは、大人の世界の大変さや楽しさをわかちあっていきたいもんだなぁ。なにが起こるかはわかりませんけどね。


 今回は3人が首都圏に住んでいるということで再会が実現したのですが、企画した旧友が、最初にこの『長岡京エイリアン』をのぞき見て「もしや……こいつは!?」と思い立って私に連絡してきてくれたことがそもそものきっかけとなりました。
 こんなやりたい放題な個人ブログも、続けていれば思わぬ役に立つもんなんですなぁ……やっぱ、継続は力なり、よね!


友人 「そうだいさぁ、今でもたまにあのブログ(『長岡京エイリアン』)見てるんだけど……結局お前、いったいなんのオタクなの?」

私  「それがさぁ……俺もやればやるほどわかんなくなるんだよ、自分がなんのオタクなのか! 助けてくれ!!」


 た、た、助けて~!! ♪ずっびっずっば~っ ぱっぱっぱっや~

 そういえば、『老人と子供のポルカ』という歴史的怪曲の存在を私に教えてくれたのも、小学校時代の君だったね。
 2人とも! いろいろひっくるめて、無数の思い出をどうもありがとう! そしてこれからも、なにとぞよしなによろしくね!!
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おもしろかったけど……これが2013年最初に観た映画!?  『ゾンビデオ』  ~フルチの章~

2013年01月13日 23時04分41秒 | ホラー映画関係
 イエ~イ! ずび~んっ、ずば~んんっ。みなさま、こんばんは! 目をつむったら3秒後に眠ることができる状態の「そう=野比のび太=だい」で~っす♪
 こんな状態なんですけど、実はわたくし、明日はお仕事のあとで、なつかしいふるさと時代の親友の面々と、なんと18年ぶりに再会する予定なんですよ! それまで生きていられるかどうか、それが問題だ!!

 寝不足もたいへんなんですけど、世の中は少しずつあたたかくなってきているとはいえ、モーニング娘。の核弾頭娘こと佐藤優樹ちゃんもたおれ、Berryz工房の嗣永桃子大先生もたおれ……まだまだ流行り病には気を許せない時期が続いております。楽しい3連休ではありますが、みなさまも体調には充分に気をつけていきましょう! なんてったって人間は身体が資本なんだものなぁ~、しみじみ。

 ちゃっちゃと今回の本題であるホラー映画『ゾンビデオ』の話に行く前に、先日観に行った、私にとっては2013年最初の観劇ということになるお芝居について、ちょっとだけ。

東京デスロック 東京復帰公演『東京ノート』(演出・多田淳之介 作・平田オリザ)

 この作品の原作者である平田オリザさんの主宰する劇団・青年団の拠点である東京・駒場の「こまばアゴラ劇場」での、東京デスロックさんの4年ぶりの東京公演ということになるそうです。それまでの数年間、私は主宰の多田さんが芸術監督を務めておられる埼玉県富士見市の富士見市民文化会館「キラリふじみ」での公演をよく拝見していましたね。

 それでいよいよ2013年を迎えての東京復帰公演となったわけなのですが、今回は「舞台と客席」の関係をいかにも東京デスロックさんらしい手法でミキシングしてしまうという、とっても楽しいお芝居になっていました。
 というか、自分がお客さんじゃなくて、2024年の東京の美術館を舞台としているこの『東京ノート』という作品の背景に陳列されている「絵画の一枚」になっているかのような感覚におちいって、目の前の離れた空間で役者さんが演技をしていくという通常の形式とはまったく違う時間の過ごし方を味わいました。
 なんというか、他のお客さんがどう感じたかは知りませんが、私は今回の東京デスロックさんの作品は、「気を散らせば気を散らすほど空間のおもしろさを味わえるひととき」を提供してもらったと勝手に解釈しておりまして、そりゃあ退屈だから気を散らすって話なんじゃあなくて、役者さんの演技やセリフの内容はもちろんのこと、それ以上に役者さんの隣にたまたまそのとき座っていた別のお客さんの表情やそぶり、舞台の周辺に置かれた巨大な鏡にうつされた微妙にゆがんだ世界の中にいる私たち自身、東京デスロック名物の巨大ミラーボールに照らされた壁の模様やオブジェなどを目に入れて、普段ではなかなか思いつかないヘンなことをいかに思いつくか、普段では思い出さない過去のあれこれをいかに思い出すかというところが勝負なんじゃないかろうかと考えたわけだったんです。何を言ってるんでしょうか、あたしゃ。

 ともかく、役者さんがたのいる舞台とお客さんのいる客席とがはっきり区別されていることの多い形式とはまるで違って、いかようにも役者さんに接近することが許されている今回の『東京ノート』においては、むしろ逆に役者さんから目をそらす自由度が必要になってきたような気が……私はしました。それこそ、美術館で隣にいた見ず知らずの誰かさん同士の会話をなにげなく耳に入れてしまう距離感のように。言わずもがな、これはそうしていてもちゃんと物語の内容が頭に入ってくるテクニックを役者さんがたが持っているからこそできる、非常にぜいたくな遊び方であるわけです。
 自由に首をまわしていろんな物事を視野に入れて、好きなときに立ったり座ったりできる観劇。これを存分に堪能せずして、今回の東京デスロックの挑戦は受けられないという寸法だったのです。

 でも、こういう形式の世界に入り込んでしまうと、「どこまでが自由でどこからが NGなのか?」という限界のようなものもおのずと見えてきてしまうわけで、役者さんの隣に座っていてもお客さんである自分が言葉を発することはやっぱりダメなわけだし、トイレに行くのはいいとしても、コンビニに行っておでんを買ってきて、舞台空間で食べながらお芝居の続きを観ることは許されないわけなのです。そりゃあそうなんですけど……こうなるとなおさら、空間で区別されている以上に「決まったセリフをしゃべる俳優」と「基本的にその物語を静かにしながら受容する観客」という、根本的にどうやったって融合しようのない両者の溝がきわだってきちゃうんですよね! どんなに接近したって、気持ちよくフィットしないものはしないんだなぁ~、みたいな。そういう意味では、まさしく美術館の「客」と「絵画」ほどのへだたりですよね。もともと美術館なんてものは、展示品が異質であれば異質であるほどおもしろいわけだし。自分のいつもはいてるパンツとか靴下が展示されてたって、ほとんどの人はうれしくないわけです。

 だから、今回のこの演出が多田さんにとってどれほどの手ごたえを得たものだったのか……ご本人に直接聞くことはむずかしいので、まぁまずは東京デスロックさんの次回公演をもって、その答えを推測させていただくことにいたしましょう。
 上演時間は2時間30分くらいだったかと思うのですが、全体的に壮大なプロローグを観た、という感じでした。次の一手にいやがおうにも期待が高まってしまう、東京デスロックさんの東京復帰第1回公演なのでした~。公演は20日の日曜日までやっておられるそうですよ~。


 さて、ほんでまぁ今回の本題は、先日に私そうだいが2013年最初に観た映画『ゾンビデオ』についての感想のうち、「良くないなぁ」と感じた部分のあれこれを言っていきたいと思うのですが、前回に私は、そのあたりのことをストレートに、

ホラー映画としてはなんだか納得がいかない

 という言葉に集約しました。前回にあげたように、主に出演した℃-uteの矢島舞美リーダーと中島早貴さんの演技をあれほどまでに絶賛しておきながら、どうしてまたそんな『ゾンビデオ』に納得がいかないというのか?

 みなさんは、ホラーというジャンルの作品を観る時に、そこに何を期待するでしょうか。
 怖いものに強いという人は、「自分の想像を上回るようなものすごい恐怖!」と答えるかも知れませんし、そんなに怖いものが得意なわけじゃないという人ならば、「友だちや恋人と一緒にドキドキしながら見られるようなイベント感覚」と答えるかも知れません。

 私はといいますと、実はそれほど怖いものが平気だというわけでもありませんし、ほんとのところを言ってしまうと、いろいろあるホラーもののジャンルの中でも、血まみれの腐った死体が人間に襲いかかったり、ぐっちゃぐちゃの内臓がビャビャ~ッ!と画面いっぱいに飛び散ったりするスプラッタ要素満点のゾンビ系は苦手な方面になってしまいます。
 そんな私でもあえてホラー映画を観てしまうのは、そこに「いかにも楽しそうに恐怖を映像化している作り手の狂気」を観たいと思うからなんです。

 狂気、と言ってしまうとおおげさになるのですが、人間が自分の理解できない存在に遭遇して恐怖したり、そのために最悪の場合はそれに殺されてしまったりするという「不吉な物語」と、「観客が料金を払って観ようとするエンタテインメント」というのは、明らかにかなり遠い位置関係にあるものですよね? でも、そこを一気につなげてしまうのが、恐怖をホラー映画の中に変換して写し撮ってしまう監督以下、製作スタッフの「常軌を逸したアイデアセンス」なんじゃないのかと思うんです。

 まるで生きているかのように精巧にできた等身大人形の首が飛んで切り口から大量に血が噴出するという一瞬のカット、見ているだけでスクリーンから死臭がただよってくるようなゾンビたちの特殊メイク、もしくは、海水浴を楽しんでいる美女になぜか水中からゾンビが襲いかかり、そこに通りすがりの人食いザメが参戦してゾンビ VS サメという宇宙一どうでもいい死闘が繰り広げられるというシーン。こういった一見アホらしい映像の数々になけなしの予算と時間、そして専門的すぎる職人技をおしみなくつぎこみ、そこから世界中の人々の賛否両論の反応と感動とをつかみとっていくという、この100%異常にして90%不毛な活動! これを「芸術」といわずして、なにが「芸術」だというのでしょうか。いや、他にも芸術はいっぱいありますけどね。
 とにかく、ホラー映画というジャンルの歴史は特に、ジャンルが誕生した瞬間からいやがおうにも目が肥えていく観客に対して、作り手がどういった新アイデアを創出してぶつけていくのかという闘争の連続でもあると思うんですよね。どんなに画面がきれいで出演している俳優陣が豪華だったのだとしても、前に観たことのある演出だけでは歴史にその名を残す傑作ホラー映画とはならないわけなのです。そしてその逆に、それ以外のどの要素が赤点ラインだったのだとしても、「観る者をアッと言わせた!」というポイントさえゲットしていたのならば、それはもうまごうことなき大傑作。そのために必要なのが、新しい妄想を映像の中に具現化するために作り手がウンウン悩みながら進んでいく作業のメインエンジンとなる「狂気」なんじゃないかと思うわけなんです。

 たとえるのならば、これはゾンビ映画ではないのですが、私がことあるごとに「いちばん怖いホラー映画」だとまっさきに挙げる作品にトビー=フーパー監督の『悪魔のいけにえ』(1973年)というものがあります。これはもう、画像は荒いし有名なスターも出てこないし、ストーリーも「通りすがりの若者たちが頭のおかしな一家に襲われる。」というだけのストーリーともいえないざっくりさです。
 それなのに、公開後40年近くたってもいまだに忘れられない歴史的作品となっている、しかも、それ自身のリメイク作である『テキサス・チェーンソー』(2003年)といった無数のルーキーたちが年をおうごとに続々と誕生し続ける中でさえ「やっぱりこっちのほうがこえぇ!!」とほめ讃えられているのは、ひとえに監督の狂気がどの作品よりも純度の高いかたちでフィルムに刻み込まれているからなのではないのでしょうか。
 ただし、それならば「監督の頭がおかしければおかしいほど怖い映画になるか?」といえばそれは安直すぎる誤りで、ホラー映画の監督は異常な感覚を常に持ちつつも、それを商業的に多くの人々が理解できる程度に変質させて映像にするという変換作業も巧みな才能を持ちあわせていなければならないわけなのだからも~タイヘンなんです。狂気とビジネスの両立!! ひえ~。

 そういうわけで、ここでやっと本線に戻るのですが、今回の『ゾンビデオ』に決定的に足りなかったのは「狂気」だったのではなかろうかと、勝手に私は感じてしまったわけだったのです。
 いやいや、前回にも言ったように、この作品は全身血まみれになった美少女がものすごいバトルアクションで腐りかけたゾンビたちを次々と冥土に送りなおしていくというストーリー、そしてその描写をいちいちリアルに流血ドバドバで描写していく映像センスは、十二分に「どうかしている」レベルではあるわけなのですが……

 ぜ~んぶ、過去にどこかで見た「偉大なる先達ゾンビ映画」たちの焼き直しなんだよなぁ~。しかも、それらの演出がすべて過去よりもブラッシュアップされているのかというと、そうでもないの。

 たとえば、この作品の中で流血量が最大のピークをむかえる後半アクションに際して、ゾンビ集団に対抗する主人公たちが、『ゾンビ学入門』のレクチャーにしたがって製作した、「ゾンビ掃除機」という実にチープで馬鹿馬鹿しい秘密兵器が登場します。
 これは簡単に言うと、ファンの1枚1枚に鋭利な刃物を取り付けた扇風機を前面に設置した移動式兵器で、これを高速で回転させながらゾンビに突進すると、ゾンビが見る見るうちにミンチにされて血肉の山になっていくという、ゾンビの権利を考える集団が存在していたら「ゾン権軽視もはなはだしい」と提訴に踏み切ってしまうような極悪非道なアイテムなのです。
 この兵器が活躍するシーンは実に爽快で、ゾンビたちの返り血を浴びながら絶叫する主人公たちのアクションは、もちろん意図的に大笑いして楽しめる名場面になっているのですが……

 これよりもっとおもしろい演出で、「ゾンビ掃除機」は過去のゾンビ映画に出てきているわけなんですよね。
 言うまでもなく、それは1992年にニュージーランドで製作された『ブレインデッド』というゾンビホラー映画です。ニュージーランドの映画だし、もしかしたら「えぇ~? 知らな~い。」という方もおられるかもしれませんが、監督はピーター=ジャクソンという当時若干30歳の新鋭。つまり現在では、むしろ『ロード・オブ・ザ・リング』3部作(2001~03年)やこれから展開されていく『ホビット』3部作の監督としてのほうがよっぽど有名な、のちにハリウッドで大活躍することとなるお人であります。

 もちろん、これをもって『ゾンビデオ』をパクリだと言うつもりはありませんし、っていうか、劇中でゾンビ映画オタクの登場人物(演・宮崎吐夢)がその思いのたけをぶちまけているように、『ゾンビデオ』があえて『ブレインデッド』の要素を作中に取り込んでいることは明白なのです。つまり、ゾンビ掃除機の投入はゾンビ映画ファンのために用意されたサービスであるわけなんですが……

 『ゾンビデオ』を観た人の多くは、「でもこれ、『ブレインデッド』のほうがおもしろいな!」って感じたんじゃないですか? 『ゾンビデオ』がつまんないわけじゃないんですが、相手が悪すぎたというか、103分間全編丸ごと笑えるネタ満載の『ブレインデッド』をよくもまぁ~向こうにまわせたもんですよね。勝てるわけがないんです。

 とにかく、ゾンビ掃除機の例の示すように、『ゾンビデオ』は意欲的に過去のレジェンドゾンビ映画の超有名要素の数々を引用している娯楽作品になってはいるのですが、それにたいする肝心の「オリジナリティ」が驚くほど希薄! なんというか、「こんなにオタクが喜ぶネタをならべたんだから、新しいアイデアとかはも~、いいっしょ!?」みたいな軽いノリが、後半に行くにつれて非常に悪いかたちで目立ってきちゃうんです。

 この映画、まぁ感じ方は人それぞれかとは思うのですが、少なくとも私は、後半に「ゾンビ化を食い止める治療ビデオがあるらしい」という展開が始まるあたりから決定的に物語がダレたように感じられました。これってすごくないですか!? 「上映時間77分」のアクション映画なのに、それでも退屈になるんですよ!?
 唐突に出てきたこの「ゾンビ化治療ビデオ」というのは確かに『ゾンビデオ』ならではの新要素なのですが、驚くべきことにこのくだりは、クライマックスにびっくりするようなグダグダ感のある収束の仕方をむかえ、結局は「ゾンビ集団をあやつる人間でもゾンビでもない謎の存在」だったヤスデの正体とともに闇の中、もしくは「アメリカの陰謀」をにおわせるみたいな、つまんないこと山の如しな末路をたどってしまうのでした。
 オリジナリティといえば、前半に「ゾンビ対策マニュアルビデオ」とか「ゾンビを操る謎の女」とかを盛り込んでおきながら、それらをまったく活かさない意味不明なラスボスを出現させてしまった迷走感が『ゾンビデオ』のいちばんの独自色ではありましたね……うれしくねぇ~!! ラスボスの造形は、ゾンビ映画というよりもアジアのキョンシー映画に通じるようなメチャクチャ感があったのですが、唐突すぎてあんまりおさまりのいいものにはなっていませんでしたね。笑えなかったし。

 短い物語なのに体感進行速度がどんどん遅くなっていくのは、これはもう明らかに伏線を回収するのがめんどくさくなっている上にその能力を持ち合わせていない脚本の責任。そして、それをそのまんま GOで映像化してしまった監督の責任と申すしかないでしょう。要するに、『ゾンビデオ』の作り手の中には、自分の手がける作品を納得のいく結末を持ったものにしたいという熱意と、それを具現化するための狂気を持っている人材はいなかった、ということになるのではないのでしょうか。
 狂気のないホラー映画なんて、役者陣がいかにがんばっていてもしょせんはお仕事映画。後代に残るものになるわけがありません。ホラー映画史にその名を残すという偉業は、そんな浅はかなフツー人に到達できるほど易いわざではないのです。

 もうひとつ、前回に私は作品のキャスティングをベタ褒めしましたが、唯一、鳥居みゆきさんのヤスデ役には若干の物足りなさを感じずにはいられませんでした。
 というのも、鳥居さんの演技というか、いつもやってるネタそのものな芸風には一片の揺らぎもなかったのですが、ヤスデというキャラクターの複雑性の説明を他人、特に妹のカナブンに任せすぎで、悲劇性もへったくれもないおもしろ演技をやりすぎてしまったがために、なんの同情もできない正体不明さしか伝わらないキャラクターになってしまったのです。これは、鳥居さんに演技らしい演技をさせなかった演出の責任なのか、それともヤスデに演じる魅力を見いだせなかった鳥居さんの責任なのか……どちらにしろ、ここでも監督の雑さというか、ホラー映画に対する思い入れのなさを感じました。こいつビジネスで作ってるだけだな、みたいな。

 結局のところ、私がこの『ゾンビデオ』を観て感じたのは、この映画が「予算内におさえた作品をクライアントの指示通りに指定期間内にパパッと製作することに長けたビジネスマン」の作ったホラー映画風味のエンタメ作品であるということと、こんな仕事にでも全力を注いでがんばる素晴らしい逸材が天下のハロー!プロジェクトには2人もいる、ということだけだったのです。
 この監督のつくる作品は信用できませんね。ある程度器用だから仕事はできるんでしょうが、狂気のあるフリしかできないんじゃ観る価値はないや。『怪談新耳袋・殴り込み!劇場版 関東編』『沖縄編』2部作(2011年)での出演者としてのつまらなさはダテじゃなかった、ということですな……
 あと、この程度の映画にクレジットで堂々と「監修」っていう肩書きで名前を出すのって、その方にとってなんかメリットになるんですかね。かわいそうに、とばっちりをくらっちゃったなぁ~コリャ。

 やっぱり、映画は裏方スタッフの仕事次第なんですよね。キャストがいくらがんばったって、ベンチがアホやったら勝負に勝たれへんという哀しい事実を今回も再確認させられた思いでした。


 結果的には、ブラッディ矢島リーダーの相当に堂に入ったバトルヒロインっぷりを堪能できた、という点で大いに満足できた『ゾンビデオ』ではあったのですが……「1年半の空白」も妥当だったっちゅうか、むしろ1本の作品として製作するに耐える完成度もないものをよくぞ最後まで作りきったって感じですよね?

 今年も願わくば、「おもしろい狂気」にスクリーンや舞台でいっぱい出会いたいもんだなぁ……
 こう思いながら夜の渋谷をあとにした『ゾンビデオ』鑑賞記なのでありました。

 こんな矢島さんや中島さんのいる℃-uteの素晴らしさが、2013年はも~っと全世界に知らしめられていきますように~っと☆
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おもしろかったけど……これが2013年最初に観た映画!?  『ゾンビデオ』  ~ロメロの章~

2013年01月10日 14時57分07秒 | ホラー映画関係
 どもども、こんにちは~! そうだいでございます。千葉は今日もいいお天気ですね~。

 いや~、いろいろあるんですよ、毎日。わたくし千葉在住なんですけど、しょっちゅうお仕事で埼玉県に行ったりしてるんですよ。その土地その土地の在来バスに揺られてはじめての仕事場に行ったり、武蔵野の大地を満喫したりしてるわけなんですよ。
 疲れないわけがないんですが……なんだか今のところは未体験な風景がいっぱいな日々なので、なんとか楽しく生きております!

 ゆっくり休みたい気分もあるんですが、今は修練のときですからね~。あっ、しかも今月はアパートの更新費用を払わなきゃいけないんだった! 休んで遊ぶには、時間も資金も足りませぬ~。


 相変わらず、去年から続いている「使徒検証シリーズ」が途中な我が『長岡京エイリアン』なのですが、今回そっちの方はちょっとお休みしましてそんな忙しいさなかになんとか時間をみつくろって観てきた、わたくしの2013年鑑賞第1発目の映画についてのあれこれをつづってみたいと思いま~す。
 観てきた映画は、これ!


映画『ゾンビデオ』(2012年12月公開 77分)

あらすじ
 弱小映像制作会社で働くアイコは、会社の倉庫に山積みされていた VHSビデオの中から、1960年代に作られたらしい『ゾンビ学入門』というタイトルの謎の映像作品を見つけ出す。その作品は、出演する女性リポーターがゾンビ遭遇の際にどう対処すればいいのかを紹介していくという形式のHOW TO ビデオだった。それを観たアイコの同僚でホラーマニアの橋本は、作品の異常なまでのリアルさに大喜びする。一方その頃、突如現れた正体不明の女・ヤスデとその妹カナブン率いるゾンビ軍団によって、日本全国は大パニックに陥ってしまった!


おもなスタッフ&キャスティング(年齢は撮影された2011年夏時点でのもの)

監督         …… 村上 賢司(41歳)
脚本         …… 河井 克夫(42歳)
特殊造形       …… 西村 喜廣(44歳 『冷たい熱帯魚』など)
アクション指導    …… 亜紗美(26歳)

主人公・アイコ    …… 矢島 舞美(19歳 ℃-uteリーダー)
アイコの同僚・橋本  …… 宮崎 吐夢(とむ 40歳)
アイコの叔父・ミツオ …… 大堀 こういち(48歳)
アイコの上司     …… 諏訪 太朗(57歳)
謎の女・ヤスデ    …… 鳥居 みゆき(30歳)
ヤスデの妹・カナブン …… 中島 早貴(17歳 ℃-uteダンス番長)
ゾンビ女子高生    …… 小明(あかり 26歳)
「ゾンビデオ」の女  …… 菅野 麻由(26歳)


・「日本一気骨のある女性アイドルグループ」℃-uteのリーダー・矢島舞美が主演する「世界一キュートなゾンビホラー映画」
・2011年の夏に撮影は終了していたが、一般上映までに実に「1年半」ものブランクを要したという、いわくつきの作品
・本作の主題歌となった℃-uteの17thシングル『世界一 HAPPYな女の子』はすでに2011年9月にリリースされており、さらには翌2012年2月にリリースされた7thアルバム『第七章 美しくってごめんね』にも収録されているため、新曲でもなんでもなくなっている
・監督の村上賢司は1995年にデビューしており、ホラー映画などのフィクション作品とドキュメンタリー作品の両方をコンスタントに手がけている(2004年以降は TVドラマの演出も担当)
・『ゾンビデオ』とほぼ同時期に製作された村上監督の『怪談新耳袋・殴り込み!劇場版 関東編』『沖縄編』2部作(2011年7月)はホラーとドキュメンタリーが融合した問題作だったが……怖いかどうかはわかんない
・脚本を担当した河井克夫の本業はマンガ家・イラストレーターだが、本作に出演している宮崎吐夢のコントDVD の共同演出や俳優としての出演もおこなっている
・アクション指導を担当した女優の亜紗美は本作にも出演しているが、2005~09年にアダルトビデオで活動してらっしゃったときには大変にお世話になりました……
・本作で不幸すぎる女子高生役を演じている小明は元アイドルの作家としても有名で、彼女の自伝的デビュー作『アイドル墜落日記』を読んだあとで本作を観ると、言いようのない無常観にさいなまれる
・本作は関東地方では東京・渋谷のユーロスペースで1月11日まで公開される予定だが、上映時間が連日の夜9時10分からのレイトショーのみということで、その℃-uteを過剰に意識した時間設定には思わず頭が下がる(9時10分……すなはち、きゅーと!!)



 いや……えらいもん観ちゃったね、コリャ。なんてったって、これが2013年最初に観た映画なんですからね。
 そういえば、去年2012年にも「いちばんはじめに観た映画がコレかよ!」とかって自分で言ってたのを思い出したんですが、肝心の何を観たのかってところが全然思い出せなくて、しかたなくブログの履歴をさかのぼって調べててみたらば、『源氏物語 千年の謎』でしたわ……
 去年が源氏物語で、今年がゾンビ!! まさに私らしいお初映画チョイスと言えるような気がします。人間って、そうそう簡単には中身って変わらないものなのねぇ。

 それはともかく、去年の年末ギリギリに渋谷の超有名ミニシアター・ユーロスペースで封切りになったこの『ゾンビデオ』も、いよいよ今週末までの公開ということになりましたので、なんとか都合をつけてやっと観に行くこととなったのでありました。
 『ゾンビデオ』は1日1回のレイトショープログラムだったのですが、やっぱり何回行っても、夜の渋谷はこえぇ! 夜9時という浅い時間でも、新年会で健康的に酔っ払ったサラリーマンの皆さんが多めだったのだとしても、こえぇもんはこえぇ!! 私は千葉に来てもう15年ちかくになるんですが、やあぁ~っぱり渋谷という街はいつ来ても緊張しちゃうんですよね~。具体的にこんなヒドい目に遭った! とかっていうことは別にないんですが、おおむねそこで体感した印象がよろしくない! 少なくとも長居したい土地ではない、って感じですね。田舎もんでも、おらぁけっこうだずぁ~。

 事情はともあれ、1年半もの長きにわたって「お蔵入り」の危機に瀕していた作品と聞いていたので、いかな℃-uteのお2人が出演されている映画といえども、評判はどうなんだろうか、ガラガラだったらやだなぁ~……などと心配しつつ劇場に入ったのですが、平日だし何の記念イベントもない日の回だったのにもかかわらず、客席は7~8割うまっている感じのまずまずの入り。だいたい100人くらいはお客さんがいたのではないのでしょうか。
 ただし、9.9割が男性!! ていうか、私がしっかり確認できた女性のお客さんはたったお1人でした。想像する限り、ここにいらっしゃる人々のほぼ全員が「ホラー映画」か「アイドル」を趣味としているであろうという、この濃密さよ!! つくづくメガロポリス東京です。

 映画館もおしゃれだし、私以外にもお客さんがある程度いるということで、少なくとも去年までに観てきた数作の「アイドル主演映画」よりは期待できる空気とともに始まった『ゾンビデオ』本編だったのですが、率直に感想だけを先に言ってしまいますと……


娯楽作品としては充分におもしろかったんだけど、ホラー映画としてはなんだか納得がいかない!!


 これなんだよな~。いっつもごちゃごちゃうるさくてすみません……

 おもしろかったんだったらそれでいいじゃねぇかという話なんですが、「上映時間中を無事に退屈せずに過ごせた」というだけでことが済むような浅さではないんですよね、ホラー映画というものは。しかも今回に限っては、「過去に伝説となった数多くの名作ゾンビ映画を向こうにまわしたストーリー」というものすごいチャレンジに『ゾンビデオ』がいどんでいたため、ゾンビ映画が好きであれば好きであるほど、この映画にたいする期待度のハードルがガン上がりになるという現象が発生していたのです! これは内容以上に恐ろしい事態です。

 まずは「娯楽作品としての『ゾンビデオ』」の良かったところを挙げていきたいのですが、ここでどう頭をひねくってもいちばん最初にのぼってくるのは、これはもう言わずもがな、主演のバトルヒロインへの矢島舞美さんの起用! これでしょう。

 主演の矢島舞美さんと、物語の中で重要なキーマンとなってくる謎のランドセル少女を演じた中島早貴さんが℃-uteのメンバーであることは、この『長岡京エイリアン』をご覧になられている大半のみなさまにとっては「バナナは腹もちがいい。」と同じくらいの常識ではないかと思われるのですが、中でもゾンビの集団をバッタバッタと殴り倒していく矢島さんのバトルアクションは最高にサマになっていました。さすがは2005年以来、「激しいダンスを繰りひろげながらの生歌」を旨としてきた信頼と実績のプロフェッショナルアイドルチーム・℃-uteです。

 ストーリー上、矢島さんの演じるアイコという役は、働きたくもなかった弱小映像会社に叔父のコネで入らされることとなり、上司にネチネチいびられながら無為の日々をすごす日常と、あっという間にゾンビに包囲される状況の中で、たまたま再生した VHSビデオから流れてきた『ゾンビ学入門』の指示通りに闘って襲い来るゾンビをことごとく返り討ちにしていくという非日常の両方を体験するムチャクチャなバトルヒロインとなっています。
 ところが、ルックスがちょっといいだけでアクションの経験がとぼしい凡百のアイドルが演じてしまったら、それこそお寒いコントドラマにしかならなそうなこの設定に逆に生命力を与えて、むしろ作品の中で最も価値のある見どころに仕上げてしまったのは、まさしく殺陣の一挙手一投足が異様にかっこよくキマる、矢島さんの動きのキレと、その強い眼力の迷いのなさなのです。これはちょっと、大げさではなく世界規模で見てもなかなかいないバトルヒロインぶりです。
 そりゃあまぁ、77分という短い時間の中でほとんどの部分をアクションに割いているという「短距離走」的な作品であったからこそもったのかもしれませんが、それでも矢島さんの活躍するアクションシーンはすべて名シーンでした。ミラ=ジョヴォヴィッチさんに堂々と胸を張って「日本方面のゾンビはまかせてください!」と言い切れるレベルです。やったね!

 そして、ここがまた矢島さんのアクションにどぎつい真紅の華をそえている重要なポイントなのですが、この作品、劇中に飛び散る鮮血の量がハンパありません!! おまけに一般公開できるギリギリのラインという感じで、脳漿や内臓もバンッバン出てきます。は、は、はらわた!! 諏訪太朗さんの腸が!
 つまり、この映画はスプラッタホラーという味つけに関してはかなりスパイシーな「辛口~大辛」クラスになっており、アイドルが出てくるからということで「カレーの王子さま」か「ポケモンカレー」を想像していた人にとってはかなりキッツい鑑賞体験になったはずです。℃-uteファンということで観に行って愕然とされた方々も多かったのではないのでしょうか……おしゃれな渋谷に来たからといって、直前にミートソースパスタとか本格ウインナソーセージとかを食べてた人はほんとに災難だったでしょうね、マジで!

 こんなこともあって、映像会社のオフィスにあったハサミやボールペンや状差し(あ痛!)などを有効活用して、ゾンビの弱点である脳髄をぐっさぐっさとメッタ刺しにしていく矢島さんの身にも、ゾンビ集団の返り血は躊躇なくドバドバとかかっていき、冒頭では何の変哲もないイエローだった矢島さんのタンクトップは、『ダイ・ハード』ルールでみるみるうちに真っ赤に染め上げられていくのでした。いやいや、タンクトップだけじゃあなくて、デニム地のホットパンツも真っ赤、すらりとのびた手足も真っ赤、顔も真っ赤、髪もごわごわ!! それはそれは堂に入ったバトルヒロインっぷりなわけですが、もはやトップアイドルに許される仕事の範疇でないことは明らかです。一線をかなり軽快なステップで跳びこえちゃってます。
 でも、この血まみれの矢島さんが、とにかくカッコよくて、そして美しいわけなんだ!! ご本人は「血のりが目にしみて大変だった。」と語っているのですが、そんなことをみじんも感じさせないその眼光が、真っ赤に染まったその勇姿に映える、映える。

 思えば、矢島さんはふだんの℃-uteコンサートなどでも、その発汗量が尋常でないことが有名で、時間をおうごとに瑞々しくなっていくその姿が、メイクが崩れるどころか逆により美しくなっていくというライヴならではの特殊技能をお持ちになっている方でもありました。
 つまり、矢島舞美さんと「液体」との相性はもともとバツグンに良かったのです! なるほど、いつも透明なのが赤に変わっただけだったのか~。どっちも体液だしねぇ。

 いろいろとスレスレな変態トークはここまでにしておきまして、この『ゾンビデオ』に出演したもうひとりの℃-uteメンバーである中島早貴さんの名演も、作品の良さを語る上では無視するわけにはいきませんでした。

 中島さんの演じた「カナブン」という少女は、日本全国に跳梁跋扈している(らしい)ゾンビ集団を使役する謎の女・ヤスデ(鳥居みゆき)の妹として召使のようにつき従っている不気味なキャラクターなのですが、ヤスデともども「人間らしく言葉も自由にしゃべれるのにゾンビに襲われず、むしろゾンビを使って日本国家の転覆をはかる謎の存在」になっています。人間でもない、ゾンビでもない。そんなヤスデ&カナブン姉妹の出自というあたりが、のちに物語の真相に深くかかわってくるという寸法なのです。

 こういった役割で中島さんが演じるカナブンは、物語の前半ではただヤスデの隣にいるだけの助手キャラでしかなかったのですが、中盤から差し込まれてくるようになる「姉ヤスデの日本に対する復讐物語」の悲哀と、ひょんなことから暴露されてしまった自分自身の「ほんとうの正体」の衝撃との両方を背負いこんでしまう「哀しきヒロイン」という大役をになうようになります。そして、このときの苦渋に満ちた表情がいいんだよなぁ~、中島さんは!
 要するに、その人生のすべてを今回の「ゾンビ蜂起計画」に賭けるしか道のなかったヤスデの背中を見て、その大きな瞳に涙をためるカナブンと、そこまで心酔しきっていた姉に「驚くべき真実」をつきつけられて一気に自らのアイデンティティを喪失して崩れ落ちてしまうカナブン。このあたりを中島さんが異様な気迫で演じきっているのがものすごいんです。

 このカナブンというキャラクターもまた、ビデオを見ただけであっという間にバトルヒロインに変身してしまう矢島さんのアイコといっしょでそ~と~に無理のある馬鹿馬鹿しい設定の人物ではあるのですが、かの大槻ケンヂ卿が名門映画雑誌『映画秘宝』の記事で語っているように、それがなんと、解釈しようによってはあの隣国の拉致問題まで想起させてしまうような運命の残酷さを感じさせるリアリティを産んでいる。これはもうひとえに、「虚」を「実」にしてしまう中島早貴という女優の演技力のたまものであるわけなのです。そして、そういう運命を乗り越えたラストシーンでの彼女の笑顔もまた、実に晴れ晴れとして美しい。
 中島さん演じるカナブンの出番も、やはり短い上映時間の中で決して多いわけではないのですが、矢島さん同様に「出番のあるところはちゃんとかっさらっていく」したたかさ。これはさすが、℃-uteのダンス番長なっきぃの面目躍如といったおもむきがありました。あと、17歳なのに赤いランドセルをしょってることの違和感のなさがハンパなかった!!

 そのほかにも、この『ゾンビデオ』は助演する役者陣のおもしろさに支えられている部分が多かったような気がします。

 まずはなんと言っても、入魂の「魂の抜けた死人演技」を見せてくれた小明さんの女子高生ゾンビ! ヤスデ率いるゾンビ集団の一員ということで本編中ほとんどゾンビだったのですが、映画の冒頭に描写された「ゾンビのなれそめ」と、中盤で容赦なく退治されてしまう「ゾンビのわかれ」はもう、涙なしでは観られません。小明さんご自身の半生を知らない方でも、そのゾンビ前・ゾンビ後を問わず全身からたちのぼってくるペーソス(哀感)には、思わず心を揺さぶられるなにかを感じとることができるのではないのでしょうか。これは中島さんのように高い演技力のなせる哀しみとは全く別個の味わいですね。

 続いて指摘したいのは、やはり画面に登場したとたんに「あぁ、この人死ぬな。」感と「あぁ、この人ヅラネタをいじられるな。」感を隠しようもなく発散してしまう名バイプレイヤー・諏訪太朗さんの信頼のたよりなさです。
 諏訪さん演じる「性格の悪いアイコの上司」がまっさきにゾンビの餌食になってしまうという展開はまさに「安心の定番パターン」というわけなのですが、その惨殺シーンが異常なまでにじっくり延々と描写されていく演出には思わず笑ってしまいました。ちゃんと計ったわけではないんですが、諏訪さんの膨大なフィルモグラフィの中でも、この『ゾンビデオ』はゾンビ化後の時間も含めて諏訪さんの活躍が比較的長めに楽しめる作品になっていると思います。
 でも諏訪太朗さん、最近になって急激に太っちゃいましたね……確か『冷たい熱帯魚』(2011年)くらいまでは実相寺昭雄監督の役ができるくらいにやせてたはずだったんですが、『ゾンビデオ』では爆笑問題の田中さんか梶原善さんみたいにコロッコロしちゃってましたよ? まぁ、どっちにしろかわいいからいいですけどね。
 余談ですが、今回の記事のために諏訪さんの経歴を「 Wikipedia」で見てみたら、映画出演デビュー作がなんとあの『八つ墓村』(1977年)だったんですって。これは気づかなかった……村人役の誰かなんでしょうが、ちょっとまた観てみよう。
 ていうか、芸歴35年にしてあの全身からにじみ出てくるフレッシュな「小者感」はものすごいですね。断じて言わせていただきますが、これは褒め言葉です!! だって、57歳にしてゾンビに指を食いちぎられておしっこもらす役をやってらっしゃるんですよ!? やり続けてこそのプロ、演じ続けてこその俳優であります……大尊敬。

 あ、そういえば、上のスタッフ&キャスト表をまとめてみて思ったんですけど、この『ゾンビデオ』って、作品にかかわっている主要な方々の中では諏訪さんが最年長なんですね。確かに作品を観ていても、現場が若いっちゅうかなんちゅうか……うん、このへんの感じは「悪いポイント」のほうに通じるから、今は深く立ち入らないことにいたしましょう。

 あと、セリフを一言も発しないし物語にもさしてからんでこないのに、その肉体だけで私が観た上映回中最大の笑いをかすめとっていってしまった杉作J太郎さんのズルさには心底おそれいってしまいました。もちろん私も大爆笑しちゃったよ! く、く、悔しい~。


 まぁ、こんなわけでしてね、この『ゾンビデオ』は、スプラッタ方面が大丈夫という人ならば老若男女を問わず十二分に楽しめるちゃんとした娯楽作品になっていますし、鳥居みゆきさんをのぞいた女優陣はのきなみ美人だし、鳥居みゆきさんと男優陣はのきなみ笑える演技合戦を繰りひろげて楽しませてくれるわけなんです。

 じゃあ、私そうだいはこの作品のどこらへんに「ホラー映画としての納得のいかなさ」を感じるというのか……そんなに惜しげもなく血のりをドバドバ大放出しているというのに!?

 そこらへんのことは、ちょっと℃-uteのお2人が出演しているということで前半に力を入れすぎてしまったために、良かった部分をつづるのにだいぶ字数をさいてしまったので、次回に持ち越すということにいたしましょうか。えぇぇ~!? 自分でやっときながら、えぇぇ~!?

 あともうちょっとで関東地方での上映が終了してしまう単館上映の映画のレビューで前後編って……なんという不毛! なんという無意味!
 でも、それこそが、時空のゆがみまくったこの『長岡京エイリアン』ならではの日常なのでありましたとさ。

 つっづく~☆
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白黒つけましょうや!!  『新世紀エヴァンゲリオン』の第12使徒レリエルは永久に不滅です ハートゴールド

2013年01月04日 15時37分03秒 | エヴァンゲリオン使徒大行進
《前回までのあらすじ》
 お正月、あっという間にあけちゃった!!
 そして、新しい年を迎えるというハッピーで紅白な時期をへて、我が『長岡京エイリアン』のトップバッター記事を飾ることとなったのはなんと、めでたさもへったくれもない「白黒使徒」だった!? 地味、不気味、かくし味は量子力学。

 ……ていうか、もともと去年中にやりきって気分さっぱりと2013年に突入するつもりだったんですけどね。まさかの「2回やって本題に入れなかった」という実にこのブログらしい展開によって、こういう次第になってしまいました。わざとやってるわけじゃないんですけど、こういうの、嫌いじゃないぜ!! つける薬がありません。


 その、対使徒特務機関ネルフにとっても人類全体にとっても、さらには TVシリーズ『新世紀エヴァンゲリオン』にとっても新たな次元に直面することとなった「運命の一日」は、前回の第11使徒イロウルによるネルフ本部侵入事件のおよそ1ヵ月後に突然やってきた。


 気分としてはちゃっちゃとその日の話題に移りたいのですが、使徒との直接の関係はないものの、その前日にネルフの内部でちょっとした小事件が起きていたことも、まず注目しておかなければならないでしょう。この伏線が意外と重要なんですよね!

 その前日、いつものようにネルフ本部内で実施された「B型ハーモニクステスト」で、エヴァンゲリオン初号機専用パイロットの中学生男子の「シンクロ率」数値が、来日いらい今までずっとトップだった2号機専用パイロットのものを抜いて初めてトップに躍り出るという結果が出ました。超いまさらなんですが、「シンクロ率」というのは、エヴァンゲリオンとそれに搭乗する専用パイロットとの機動動作の統一度の高さを判定する基準となる数値で、これが高ければ高いほどエヴァンゲリオンの能力はより充分に発揮されるようになり、逆に低すぎれば動かすことさえ不可能になってしまうというものです。
 この快挙はネルフにとってもかなり喜ばしい事態だったようで、テストに居合わせた作戦指揮官は直後の通信で「ハ~イ、ゆーあー、なんばーわ~ん☆」と初号機専用パイロットをベタ褒めし、彼自身も『新世紀エヴァンゲリオン』始まって以来ほぼ初めてと言ってもいい勢いでパイロットとしての自分に自信をつけ、帰りのバスの中で「よしっ……!」と独り言をつぶやいて同乗する小学生のガキンチョに笑われるという浮かれモードになっていました。
 このように、ちょっといきなりという印象で調子の良くなった初号機専用パイロットだったのですが、物語の中でその原因ははっきりとは示されていないものの、どうやらその1週間前あたりに父親であるネルフの怪しい総司令といっしょに亡母(2004年没)の墓参りに行ったときに、それまでかなり冷えきった関係だった父と久しぶりに会話ができた……と本人が信じていることが、彼の精神状態の向上に相当大きな影響を与えていることは明白です。つっても、ほんとにボソボソと当たり前のような会話をしていただけだったんですけどね……人間、なにが気分のアップダウンのきっかけになるのかはホントにわからんものです、ハイ。

 ところがギッチョン、ネルフどころか地球人類全体が喜んでもおかしくはないこの成果にただひとり心穏やかでなかったのは、言うまでもなくそれまでのシンクロ率トップだった2号機専用パイロットのドイツ娘で、表面上は、

「まいっちゃったわよねェ、あ~っさり抜かれちゃったじゃない? ここまで簡単にやられると、正直ちょ~っと、悔しいわよねぇ~。」

 と余裕しゃくしゃくの態度で反応するものの、内心は自身のパイロットとしてのプライドを大きく傷つけられて激しくフラストレーションをつのらせているようなのでした。
 この時点では、初号機専用パイロットのシンクロ率が急上昇しただけで別に2号機専用パイロットの結果が悪かったということではなかったらしいのですが、エヴァンゲリオンに直接搭乗して使徒と戦うような実戦の結果でもないのに単に「首位をとられた。」という事実に過剰に動揺してしまうところに、2号機専用パイロットのエヴァンゲリオンに賭ける(依存する?)意識の高さと、それゆえのテストと実戦とのちがいさえも忘れてしまうような幼さを感じずにはいられません。なんてったって14歳ですからね……30すぎると、ほんとにこういう描写がしみじみせつなく心にしみますね。生きてるだけで大合格なんだけどなぁ~。
 ともあれ、日本に来てから4ヶ月ちかく(『長岡京エイリアン』調べ)も「エヴァンゲリオンのエースパイロット」の座についていたという自覚のあった彼女にとっても、今回ばかりは「テストばっかでつまんなぁ~い!」と言っていられない時期がやってきたことを痛感させる事態となったのでした。プライベートでもいいことがあんまりないし、日本暮らしもなかなか大変ね~!

 ちなみに、この時点までで3名のエヴァンゲリオンの専用パイロットのうちの「誰がエースパイロットなのか?」という問題は、使徒との実戦の結果という観点から見れば、意外と2号機専用パイロットが思い込んでいるほど彼女の一人勝ちにはなっておらず、その場で戦えるエヴァンゲリオンが2号機しかなかった第6使徒ガギエルとの決戦は除外してそれ以降の歴戦を振り返ってみると、

2号機だけで殲滅      …… 1回( VS 第8使徒サンダルフォン)
初+2号機で殲滅      …… 1回( VS 第7使徒イスラフェル)
初+2+0号機で殲滅    …… 2回( VS 第9使徒マトリエル、第10使徒サハクィエル)
どれも使わず開発主任が殲滅 …… 1回( VS 第11使徒イロウル)

 という戦績になっています。要するに、「誰か1人がいればもう安心!」という認識が根っこにあるエースパイロット談義なんか、土台ナンセンスであるということなんですね。2号機だけで殲滅できた第8使徒サンダルフォンとの戦いにしたって、その後の長期的な戦略を考えれば、殲滅のあとに2号機を浅間山のマグマの中からサルベージした初号機も2号機とほぼ同等の評価をされるべきところなんですからね。

 ただし、ここで忘れてはならないのは、結果が良かったからといって気をよくしている初号機専用パイロットにしても、トップの座から陥落したからといって自分のロッカーをボゴンと殴っている2号機専用パイロットにしても、「実戦」の結果を受けて気分を上げたり下げたりしているわけではないということなんですね。その実戦から1ヶ月以上も離れている人たちがワイワイやっているテストの中での話だったのです。

 そして、このポイントをするどく突いてきたのが、その翌日に出現した他ならぬ「第12使徒」だったという、この運命の底意地の悪さよ!
 さぁ、お膳立てはととのいました! 新たなる使徒よ、来たるれェエ~いィ!!(青野武ふうに)


 そんな結果の出たB型ハーモニクステストの翌日も、第3新東京市はいつもと変わりのない真夏日だった……


 西暦2000年に発生した地球規模の大災害「セカンドインパクト」のために地球の地軸がズレてしまい、日本列島の季節が「一年中真夏」となってしまって15年。その日も箱根の第3新東京市はセミのミンミンジ~ワジ~ワ鳴く晴天の猛暑日になっていました。それまでのいつもの日々ように、何事もなく午後が過ぎて、そして日が暮れていくのかと思われた、外を歩く人影も少ない正午ちかく。

 第3新東京市のビル街のはざまで、駐車している自動車の影が、まるでこぼれたインクのしみがにじみ広がっていくかのようにアスファルトの上を円形にかげらせていきます……
 上空になにかがある? 街の人々がまだその存在に気づかない中、ひとあし早くその「凶々しいなにか」の出現を機敏に感じとった鳥たちが、われ先にと逃げ出すかのようにビルを飛びたっていきます。

 次の瞬間、そびえ立つビル街のど真ん中に、地上に黒々とした影を落とす、空中の巨大な物体の姿があらわになりました。

 これは……丸い球体? 直径100メートルほどのまんまるの物体が、ひとりでにビルの上、つまりは地上200メートルほどの上空に静止しているのです。静止? いや、時速2.5キロメートル、つまりは成人男性がふつうに散歩するスピードのさらに2分の1くらいの速さでゆっくりと市街地を進んでいるのです。目指しているのは、やっぱり地下のネルフ本部の直上地点か?

 空中をただよう丸い球体のいちばんの特徴はその表面の模様で、黒地の中に縦横無尽に白いラインが走っているというモノトーン&不吉なデザイン。そのラインにも法則性は見つけがたく、ある部分はスズメバチの巣のように波状に広がる輪をつくっているかと思えば、ある部分はスニーカーの紐のように「××」が連続して刻まれているという未来派すぎるオシャレさになっています。じっと見ていれば顔のように見えてこなくもないんですが……表情のように模様が動く気配はいっさいありません。やっぱり、ヘンな塗装がされたボールか毛糸玉のお化けのようにしか見えない正体不明さです。

 第3新東京市の空中に突如として出現した、謎の巨大球体! どっかの開店前のパチンコメーカーか不動産屋が打ちあげた奇抜なアドバルーン宣伝でなければ、これはやっぱり……ひさびさの使徒?

「いや~、ここがうわさの第3新東京市ですか。ひじょうに清潔感のただよう、さわやかな街ですねぇ。おや、ちょうどお昼どきですか? 食べ物のおいしそうなにおいがしますねぇ。ぼくもおなかがすいてきちゃったなぁ。」

 周囲の人々が唖然とする中、いて当然のように町の中を散策する謎の物体。特にビームをはなってビル街を破壊するようなそぶりも見せないまま、ただただの~んびりと空中を進んでいきます。

 この突然の事態にアワを食ったのは他ならぬ第3新東京市地下のネルフ本部で、ネルフが使徒の動向を警戒する上で最も信頼している富士の電波観測所もまったく感知できなかった今回の謎の物体に、完全に後手に回ってしまいます。しかも、その日は怪しい総司令と枯れた副指令がそろって本部を留守にしているというしまつ! このときの2人の不在の理由は物語の中では語られることがなかったのですが、やはりそれだけ、ネルフ側が使徒にたいして「油断していた」ということになるのではないのでしょうか。

 謎の球体が出現して30分後、地上の住民の退避がほぼ完了した時点でネルフは作戦指揮官を最高責任者とする体制でエヴァンゲリオン3機をすべて出撃させ、まずはまったく攻撃を仕掛けてこない物体をビル街ごしに包囲しながら様子をうかがうという待ちの姿勢に徹します。このとき、エヴァンゲリオン各機の装備は初号機がハンドガン(でっかい拳銃)、0号機が新登場のスナイパーライフル、2号機も新登場のスマッシュホーク(でっかい斧)。一見万全のようでいながらもな~んか頼りないというか、ケチケチした準備になっていました。
 3種の武器すべてが実戦初投入のようなので、性能に対する信頼性は未知数なのですが、例を挙げるのならば、エヴァンゲリオン系の使用する火器兵器の代表的なものとされるパレットライフル(でっかい連発小銃)は、第4使徒シャムシエルにはまるで歯が立たなかったものの、第9使徒マトリエルに対してはスキをついて息の根を止めるという大金星をあげています。でも「スキをついて」の、ですからね……どのくらい役に立ちそうなのかは、ちょっと不安!
 0号機のかかえているスナイパーライフルは、あの4~5ヶ月前の「ヤシマ作戦」で第5使徒ラミエルを倒すこととなった超兵器「ポジトロンスナイパーライフル」を非常に簡単にしたような形状をしているのですが、日本の自衛隊が開発したそれとはまったく別の系統でネルフが独自に開発した、むしろパレットライフルやハンドガンのほうに近い劣化ウラン弾兵器であるようです。ちなみに、自衛隊のポジトロンスナイパーライフルにより近いかたちでネルフが開発した新兵器「ポジトロンライフル」は、この時点ではまだ開発中だったためか実戦投入されていません。

「なるほど……先ほどからちらちらと、視界にエヴァンゲリオンのみなさんが入ってくるんですが、拳銃に狙撃銃に手斧ですか。それなりにぶっそうなおもてなしですが、素朴な雰囲気を大切にしたあっさりした装備ですねぇ。そのいさぎよさが、街の静けさに実にマッチしています。いいですねぇ。」

 エヴァンゲリオン3機が包囲する態勢はととのいましたが、先手を打ったくせにまったく攻撃を仕掛けてこない謎の物体に、ネルフの頭脳ともいえるスーパーコンピュータ・MAGI(マギ)は「パターン・オレンジ」という分析をくだします。
 対象が使徒であることをはっきりとする断定する分析結果が「パターン・青」であるのにたいして、オレンジは対象を使徒と「認識できない」ということを示しています。つまり、まだこの巨大物体が使徒であるかどうかはわからない、ということ。でも、どこからどう見ても人間が作ったもののようには見えないんですけど……

 もしこの物体が使徒であるとするのならば、地上に出現するのは第10使徒サハクィエル以来の1ヶ月半ぶり、さらに第3新東京市に使徒が侵攻してきたケースで言うのならば、エヴァンゲリオン3機の連携プレイがあざやかな勝利をおさめた VS 第9使徒マトリエル戦以来、実に2ヶ月ぶりの事態ということになります。
 ちなみに、新たな使徒が出現するまでの間隔というポイントから見ると、まぁこれは我が『長岡京エイリアン』が勝手に推測している部分が多いので確たることではないのですが、

第3使徒サキエル    …… 15年
第4使徒シャムシエル  …… 3週間
第5使徒ラミエル    …… 9日
第6使徒ガギエル    …… 3週間
第7使徒イスラフェル  …… 1週間
第8使徒サンダルフォン …… 2週間
第9使徒マトリエル   …… 2週間
第10使徒サハクィエル  …… 1週間
第11使徒イロウル    …… 2週間

 ということになっています。つまり、セカンドインパクト以来の出現ということになる第3使徒サキエルの「15年」は置いときましても、今回の巨大物体が出現した第11使徒イロウル以来の「1ヶ月ぶり」という間隔は、わずかながらもいちばん長い空き、ということになるわけです。だとすれば、さらにイロウルの存在を知らない地上の一般市民にとっては、「もしかしたらあの怪獣みたいなのは、もう出現しないんじゃなかろうか……」という空気が生まれかけた矢先での今回の球体騒ぎだったのではないのでしょうか。

 余談ですが、第3新東京市の一般市民のみなさんからすれば、住民退避がしっかり徹底されていない状態で多くの人々が使徒を「目撃した」可能性があったのは、原因不明の大停電事件に乗じて第3新東京市に侵攻してきた第9使徒マトリエルと、今回の謎の球体の2ケースだけだったようです。まぁ、第4使徒シャムシエルは約2名の一般市民がかなりのアリーナ席からその威容を目撃してましたけど……
 もしかしたら、この目撃ケースの少なさに「えぇ~、そうだったの?」を意外に思われる方もおられるのかもしれませんが、それほどまでにこの『新世紀エヴァンゲリオン』の世界は、特務機関ネルフに所属している「ごくごく一部の関係者」だけが活躍することを許された限定的な空間の物語なのであり、特にエヴァンゲリオン専用パイロットと同じ中学校にかよっている生徒であるとか、近所に住んでいる住民だとかでなければ、第3新東京市の一般市民は画面に映ることさえおぼつかなくなる閉鎖感があるのです。
 だからこそ、第3新東京市はその規模に比べると異様に人口の少なそうなさびれた都市に見えてしまうし、『新世紀エヴァンゲリオン』全体になんだか内向的なイメージがつきまとってしまうし、しまいにはこの物語全体が主人公である中学生男子の「妄想だった!」なんていう解釈までが発生してしまうわけなのです。んなムチャクチャな!!
 いずれにせよ、予算とスケジュールの都合で、特撮作品名物の「逃げまどうモブシーン」を製作しなかったという理屈もわからなくはないのですが、驚く人々のざわめきさえもが聞こえてこない今回の謎の球体登場シーンには、制作上の事情を超えた庵野秀明監督の「演出意図」を感じます。あそこまでに円谷プロ作品に通暁している庵野監督がモブシーンを差し込まないとするのならば、それはもう好き嫌いの次元ではない強い意志があるとしか思えませんね。やはりこの『新世紀エヴァンゲリオン』は、フツーに一般社会を問題なく生きている人間にはまったくその魅力を感知することができない「超クローズド」な作品なのでしょうか……それにいまだに夢中になっている我が身を振り返るのならば、確かにそうですけどね☆

 さてさて、いい加減にお話を戻しますが、相変わらず空中を浮遊している謎の球体を包囲しながら待機するエヴァンゲリオン3機と地下のネルフ本部とのあいだで、今後の作戦方針についての議論がかわされます。
 まず本部の作戦指揮官が提案したのは、「基本3機の包囲は続行しつつ、先行する1機がおとりになって謎の球体を攻撃可能な第3新東京市郊外まで誘導する」という作戦でした。謎の球体がエヴァンゲリオンの挑発に乗ってくるのかはわからないのですが、使徒ならばエヴァンゲリオンを追ってくるのではないか? という発想なのでしょう。なんとも地味な手ではあるのですが、突然の事態に自慢の迎撃態勢も準備ができていない第3新東京市と、その地下にあるネルフ本部の安全を最優先に考えるのならばきわめて妥当な選択であるといえるでしょう。

 この方針に賛成したエヴァンゲリオン3機はおとりが誰になるのかで意見を出し合うのですが、例によって2号機がズズズイと前に出るのかと思いきや、2号機専用パイロットは初号機が先行することを作戦指揮官に提案します。その事実だけを聞けば謙虚な発言のようではあるのですが、その皮肉たっぷりの口ぶりからどうやら2号機専用パイロットは、わけのわからない物体相手に四苦八苦する初号機に適当にミスをさせながら様子を見て、最終的にタイミングを見計らっておいしいところを持っていこうという算段のようです。これは嫌われるわ……

 ところが、昨日のB型ハーモニクステストですっかり自信をつけてしまっていた初号機専用パイロットは意外にも売り言葉に買い言葉のケンカ腰になり、「お前ら、エースパイロットの生きざま見とけ!」と言わんばかりにおとりの役を買ってでます。

「(力強く親指を立てて)戦いは、男の仕事!」

 キャラクターに合わないばかりか、聴く者全員をドン引きさせる決めゼリフを言い放って通信を切る初号機専用パイロット。聴いてる人のほとんどが女性である環境設定をかんがみても、この気合いだけで中身がひとっつもない発言は氷点下なものがあり、おとりをつとめるだけのミッションを「戦い」と言い切ってしまっているところに、中学生男子ならではのイタさを感じずにいられません。若さゆえのあやまちというのは、ほんっとうに認めたくないものですね!
 でも、こんなアホな発言にしっかり「前時代的~っ!」とツッコミフォローを入れているところに、2号機専用パイロットのどうしようもない愛を感じてしまいます。無視するのが当然なのに、あえて言葉をかぶせるドイツ娘。悪ぶってるけど生娘、天才ぶってるけどおバカさん。これが「惣流さん」の素晴らしい魅力なのです。式波さんは頭が良すぎてつまんない。

 さて、こんな具合にいつもとちょっと違うヘンな感じで開始されかけたエヴァンゲリオン3機による「謎の球体誘導作戦」だったのですが、ただ単に「挑発する」意味を拡大解釈してしまったのか、それとも功をあせってさっさと仕留めようとしてしまったためなのか、初号機は謎の球体がまだ第3新東京市の市街地にいる段階でビルの陰から飛び出してしまい、球体めがけてパパパンとハンドガンを発砲してしまいます。

 先手必勝、決まったか!? いや、相手はそれほど甘ちゃんではなかった!!

 ハンドガンから発射された3発の劣化ウラン弾が狙いあやまたず標的に着弾するのかと思われたその刹那! 上空の謎の球体はかき消すようにその姿を失ってしまいました。そこには、まるで最初からそんな球体などどこにも存在していなかったのかのような真夏の青空が残るだけ。

 これは、まさか……謎の球体は「おとり」だったのか!?

 次の瞬間、ズニュウという不気味な感触とともに、硬いアスファルトだったはずの初号機の足元が泥沼のようにやわらかくなり、みるみるうちに初号機が「自分の影」に飲み込まれて沈んでいくという奇っ怪な現象が発生。さらに、初号機のものだけだったはずの影が、地面いっぱいに円形に広がっていきます。
 円形? 初号機がハッと上空を見上げるとその頭上には、ほんの一瞬前まで遠くの地点にいたはずの白黒模様の謎の球体が浮かんでいた……


「てんめぇぇえええ、ごのガキンダラ!! しと(使徒)がのんびり街を探訪してる最中にいきなり発砲してきくさるたぁ、どういう教育うけとるんじゃぁ、ボケがぁああ!! いてぇよ、いてぇえよ~!! 弾は当たってへんけど、風圧で肩の骨が折れてもうたやないかいぃい!! どうしてくれるんじゃああああ!!!」


 うわぁ、キレた。謎の球体の「白」な部分が、あっという間に「黒」に変わってしまいました!
 あやうし初号機!! このおとしまえはいかようになってしまうのでありましょうか!?


 ということで、「ディラックの海」だとか「内的世界」だとかでムッチャクチャな物語の続きは、また次回のココロだ~。

 わたし、今回の第12使徒レリエルさんが使徒15体の中でもいっちばん大好きなのよねェ~♡
 まのび御免!! 心ゆくまでやらせていただきます。
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あけおめ!! 2012年12月度版 そうだい短期観測調査(そうだい短観)

2013年01月01日 11時25分19秒 | 日記
 2013年、明けましてまことにおめでとうございま~っす!! そうだいでございまする~。

 いや~、みなさん、お正月のひとときを楽しんでおられますでしょうか?
 私は1ミクロンも楽しめておりません!! なんかお葉書とメールがいつもよりも多いなぁってなくらいです、違いといえば! お正月のお祝いを送ってくださった知人のみなさま、ありがとうございます! 特に、尾張国のさるお方から送られてきた年賀状には見事に初笑いをブン取られてしまいました。なんというタイムリーなネタ!

 私の忙しさは、年があらたまっても変わりなし。2012年の仕事納めが12月31日で、2013年の仕事始めが本日1月1日ってわけなんですよ。今回のわたくしの正月休みはトータル18時間でした!! まぁ、新年1発目の『伊集院光 深夜の馬鹿力』も聴けたし、いつものダーク稲荷神社にも詣でられたから、いっか! でもあの神社、今年は改装されてずいぶんとキレイになってたね……この不景気なご時勢にすばらしいことです。

 まァともかくこんな感じで、私としてはいつの間にかスタートしてしまったイメージの新年なのですが、思えば昨年から継続してがんばらなければいけない課題が山積みの2013年であります。むやみに年が改まったからといって兜の紐を緩めずに、このまんま乗馬体勢のまんまで365日突っ走っていくぞ~いっと。なにはなくとも健康第一ですけどね……

 さぁ! ほんじゃま、いつもの先月振り返り企画を済ませちゃいましょうかね。
 2012年12月の『長岡京エイリアン』全10回。ラインナップは以下のようになりました。

好きなアイドルについて
 高橋愛主演ミュージカル『ウエディング・シンガー』観に行きたい
 ℃-uteの『コンサートツアー2012~2013冬 神聖なるペンタグラム』Zepp Fukuoka 公演 You Tube生中継に感動
好きな使徒について
 ひさびさ! 第12使徒レリエル(2回でまだまだ登場してません)
観たお芝居について
 城山羊の会公演『あの山の稜線が崩れてゆく』
観た映画・ドラマについて
 映画『007 スカイフォール』
 土曜ワイド劇場『大時計の美女』
最近のつれづれ
 一触即発の「第2次 HO2計画」成功!
 小沢昭一先生とか鈴木蘭々さんとか、年末のバタバタとか~(2回)


 レリエルさんが年またいじゃったね~。でも、まぁだいたい予想のつく事態ではありましたか。好きなんだからしゃ~ない。

 あの、全然関係ない話なんですけど、夕べラジオで10時ごろから聴いてた NHKの『紅白歌合戦』、美輪明宏さんの唄だけには手を止めちゃいましたねぇ! まぁ~とてつもない現役力です。去年もいろんな方々が亡くなりましたが、美輪さんはまだまだこれからも死神のプロポーズをフリ続けていくお気持ちのようで。
 そうそう、どっかで美輪さん主演の舞台『黒蜥蜴』の宣伝ポスター見ちゃったよ! やるのか、女賊黒蜥蜴(77歳)!? これは……観なきゃいかんかな。


 あと、12月はこれだけしか本が読めなかったのよ、ホントに!

円城 塔          『ボーイズ・サーフィス』(2007~12年)          ハヤカワ文庫
               『後藤さんのこと』(2010年)
兵藤 裕己        『太平記「よみ」の可能性』(1995年)           講談社学術文庫
               『声の国民国家 浪花節が創る日本近代』(2000年)
城山羊の会上演台本  『探索』(2011年)                      公演会場限定発売


 本は4冊だけ!! 先月の10日あたりから読めてません……

 ということで、今年もよろしくお願いしま~っす。良いお正月を!
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