長岡京エイリアン

日記に…なるかしらん

毎日が大ピンチ!! 人間至る所に青山あり……でも、まだまだ生き抜いてくれるわ!!

2016年05月08日 00時00分15秒 | 日記
 うわ~お!! NHK ドラマ『トットチャンネル』で、あのプラチナエース3人組が奇跡の大復活!! でも、セリフがあるのは高橋さんだけでしたね……

 どうもどうも、たいっへんにごぶさたしておりますです、そうだいでございます。

 みなさま、ゴールデンウィークもようよう終わりにけりゆくようですが、元気してますか~?


 わしゃ、もうダメですわ……


 冒頭のような奇跡の出来事があったものですので、よっこらせっとそうとう久しぶりに文章をつらねてみたのですが、まぁそのぉ~、正直なところを言わせていただきますれば、とてもじゃないですが、本年2016年度は、記事を更新できる状況ではなくなっておりまして。

 端的に言えば「仕事が忙しい」の一言に尽きまして、そこはまぁ健康を損ねたとか事故に遭ったとか、記事を打てるような精神状態でなくなったとかいうネガティヴな理由でないところが本当に幸せ者なわけなんですが。

 いや、「仕事が忙しい」なんて、もう何年も前からこのブログで使いまわしてきた言い草だろうと思われる方もいらっしゃるかもしれないのですが、ホントにもう、まさか今年度がこんなに忙しくなるとは思いもよらなかったのよ、あたしゃ……

 私の仕事場は、年度がかわるたびに職場の大幅な人事異動が行われるのですが、わたくし、なにしろそこで働き始めて実質2年目のペーペーですもので、「まさかそこには行かされないだろう……数年後に認められてそこにいけてたら、オレもたいしたもんだよナ。」とたかをくくるようなものすんごい部署もあるんですよ。ところが、まさかのそこに配置されてしまったわけなのです、今年度、わたし!!

 いやぁ……ボス、なんであっしごときがそんな部署を一年間担当しきれるなんて思っちゃったのかなぁ!?

 もちろん、ふられたからには身命を賭して走り切る所存ではあります!! ありまするが、ホントかんべんして~やぁ……という想いで毎日が障害物競走みたいなとてつもない日々を邁進しております。

 もうこうなると、グチなんか言ってるヒマもありゃしません。昨年度なんかはしおらしく「オレ、このお仕事に向いてないかも……」とか、「辞めちゃったら、どんなにか楽だろうか……」なんてことをくよくよ考える瞬間もあったのですが、今年はもう、そんなこと妄想するヒマがあったら手を動かせ! 足を動かせ!! って感じでもう、「仕事はおまえが楽しくしろ!!」っていう心境なのであります。気分はもう、戦争よ!
 たとえば今なんかは、同時に考えなきゃいけないミッションが10コあるという戦況でして……同時にいろんなこと考えなきゃいけないのって、私ほんとうに苦手です。


 思い返せば、このブログを2010年だったかに始めてこのかた、劇団員だったときはお芝居にヒ~ヒ~、大震災があったときは非常事態にヒ~ヒ~、アルバイトをしていたときはスケジュール管理の大変さにヒ~ヒ~、そして去年は初めての就職にヒ~ヒ~と、いちいち弱音を吐きながらえっちらおっちら生きてきたわけですが、今年こそがダントツで生涯いちばんの忙しさ! ヒ~ヒ~じゃない、「ヒー!! ヒー!!」って絶叫してまわりの諸先輩がたに笑われながら突っ走れってなもんなんですよ。笑われてるうちは大丈夫。笑われなくなったらおしめぇよ。

 請け負った責任に対して私の実力がまるでつりあっていないのは、私も職場のみなさまがたもみ~んなご存知の共通認識ですので、そこはひとつ、「へんなおじさんの生きざま見とけやァ!!」の一念で、なるべ~く冗談にならないご迷惑だけは周囲にまき散らさないようにしながら、アハハオホホと楽しくやっていきたいと思います。


 ……というわけでありまして、まぁ……しばらくはまともな記事の更新なんて夢のまた夢であります。来年の3月までは、まぁ望めませんわな。

 先日も東京に行ってお芝居を観てきたのですが、感想記なんて、とてもとても……非常に無念であります。

 最近は休日になればいいアイデアが思いつかないものかと足しげく蔵王温泉に通いつめてぼーっと湯につかっているので、たぶん肌つやと運転テクニックは生涯でいちばん良いコンディションになっているかと思われるのですが、本ブログはまぁ、稼働率3~5パーセントという、半ば冬眠中みたいなていたらくで、なにとぞご寛恕いただきたいと存じます。


 笑顔、笑顔、クライアントと職場のみなみなさまがたのステキな笑顔だけが、日々の糧でございます。


 嗚呼、日本武道館は遠くなりにけり!! 久住さん、ちょっと丸くなりましたよね。
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悪夢……ですよねぇ、どうにも ~映画『うる星やつら2 ビューティフル・ドリーマー』~

2016年05月06日 22時54分10秒 | アニメらへん
映画『うる星やつら2 ビューティフル・ドリーマー』(1984年2月公開 98分 東宝)

 映画『うる星やつら2 ビューティフル・ドリーマー』は、高橋留美子原作のマンガ『うる星やつら』(1978~87年連載)の劇場版オリジナル長編アニメーションの第2作である。
 当時放映されていた TVシリーズ(1981~86年放送)のチーフディレクターであった押井守が脚本を兼ね、劇場版の前作『うる星やつら オンリー・ユー』(1983年)から引き続いて監督を務めた。押井守の出世作でもあり、興行収入は前作を下回ったが、当時の映画雑誌『キネマ旬報』において読者選出ベストテンで邦画部門第7位選ばれるなど作品の評価は高かった。

 日本のアニメーション業界では、過酷なスケジュールの影響などで、アフレコの段階ではまだアニメ映像が完成していないということが多く、そういった場合は絵コンテや原画などを撮影したラッシュフィルムを使用して音声を収録している。しかし、本作ではアフレコ時にフィルムがほぼ完成しており、作中でメガネを演じた千葉繁によれば、いつにも増して演技にも力が入ったという。これは押井の「完璧な作画を犠牲にしてでも、音響や声優に良い仕事をして欲しい」という気持ちと、音響や声優の力が作品をより良くするという信念からであった。
 夢邪鬼やサクラといった主要登場人物に関しては、長いセリフが強調された演出となっている。
 本作での友引町の舞台は、当時押井が住んでいた井荻駅(東京都杉並区下井草)近辺、または本作を制作するために借り上げられた仕事場のあった西武新宿線沿線をモデルとしている。メガネとパーマの帰宅シーンに登場する「下友引」と「上友引」は下井草駅、上井草駅のもじりである。
 劇中で、「3階建ての校舎が4階建てになっている」という内容のセリフが登場するが、校舎の外観は基本的に2階建てに描かれている。これは脚本の間違いではなく、異変に気づいた者もまた異変の中にいるという「メタ虚構」の世界を表現している。これは、「校舎がセットである」という暗示をさせる演出だったという。
 エンディングにおいても、あたるたちはまだ夢の中にいて、学園祭前日は永遠に繰り返される、という解釈を許容する演出となっている。
 作中でテンが夢邪鬼から貰った変なブタ(獏)の身体に付いた「マルC(©)マーク」は、著作権の意匠である。つまり、クライマックスにおいてこのマークが消失した獏が夢を食い荒らすという展開は、著作権の暴走を象徴しているという。

 本作は、監督である押井守の嗜好・思想が随所に散りばめられた内容となっており、構図や構成、テーマはいくつかの先行作品の影響を受けている。
 本作のモチーフは、「生きることの全ては夢の世界のできごと」というテーマである。『荘子』の一節「胡蝶の夢」からの影響も大きい。喫茶店のシーンで蝶が出て来るのはこれを示唆しているという。実際に作中の夢邪鬼のセリフにこの説話が引用されている。
 フェデリコ=フェリーニや、ジャン=リュック=ゴダールなどの映画作品、マウリッツ=エッシャーの絵画からは、構図と作品構造を取り入れている。
 夢邪鬼があたるに見せた悪夢の一つでは、TV シリーズ第1話でのラムとの鬼ごっこのシーンがほぼ同じシチュエーションでリメイクされている。
 押井守がチーフディレクターを務めていた時代の TVシリーズ第101話『みじめ!愛とさすらいの母!?』(1983年7月放送)は、本作の原型ともいえるエピソードで、あたるの母親を主人公にした、虚構と現実をテーマに描いた作品である。後年、押井守はこのエピソードについて、「あのお母さんは面白い女だと思った。何かできないかなと思った」、「やり過ぎたのかもしれないけど、後で呼び出されて怒られた。二度とやるなと言われた。何をやってもいいけど話のつじつまだけはちゃんと合わせろと」、「これをうまくやると今までと全然違うものができるかもしれないと。それはそのまんま『ビューティフル・ドリーマー』に持ち越された。あの時も表面上は絶対だめと言われていてチェックもされていた。要はマークされていた。TV シリーズという枠の中ではあの辺が限界だろうとは分かったので、あとは表現それ自体をより緻密にしていく以外にインパクトの持ちようがない。やるとするなら映画だろうとは思っていた。」と回想している。

 本作は公開当時、幅広い分野のクリエイターたちに影響を与えた。本作は後年、多くの作品で模倣されている。
 本作の作画監督でもあったやまざきかずおが2年後に監督した映画『うる星やつら4 ラム・ザ・フォーエバー』(1986年)は、本作と同様に「夢」をテーマとした作品となっている。

 押井は、本作にて TVシリーズのメインスタッフを採用し制作に注力した。本作の制作前に行われた宮崎駿との対談で、押井は宮崎から「クソッという形で開花することもあるから、次は(前作の成功をもとに)スタッフやスケジュールもぎ取って、死屍累々でもいいから……」と励まされている。それに対して押井は、「前作では興行的に成功したが、自分のやりたいことをやれず不満だった。本作は、一本目を作る気持ちで、リターンマッチをやらずにはいられない。」と強い意志を示していた。
 プロデューサーの落合茂一と押井によると、劇場版第2作となる本作の脚本は当初、原作者である高橋留美子に依頼しストーリーが提出されたものの、脚本化までには至らなかった。次に首藤剛志が執筆することになったが、押井は首藤のシナリオに難色を示し首藤は降板した。代わって、当時 TVシリーズの構成を担当していた伊藤和典が登板したものの、落合がプロット段階で劇場版にそぐわないと判断し、キャンセルとなった。ただし、伊藤は本作ではメガネと夢邪鬼のセリフの一部などで協力している。脚本段階で二転三転する内に製作時間が足りなくなり、進退窮まった末に押井が提示したのが本作の原案であった。ただし、落合によればこれも実際完成した本作とは全く異なる内容だったという。
 制作に入ると、押井は自室にて絵コンテ切りや制作指示に没頭した。こういった経緯で本作は絵コンテから制作が開始されたため、脚本準備稿は存在していない。当時、並行して放映中だった TVシリーズに関しては資料をチェックするのみで、制作現場にはほとんど顔を出さなかったといわれる。落合は、上がってきたコンテが当初の原案と全く異なることに驚愕したが、修正を指示する時間も無かったため、本作は完成に至った。落合は、「コンテが完成した時点でそれを抱えてキティを辞めたくなった(笑)。」と、当時置かれていた立場と心境を回想している。
 キャラクターデザインと作画監督を兼任したやまざきかずおは、押井が絵コンテで書き下ろしたデザインの夢邪鬼を採用したため、原作マンガ第31話『目覚めれば悪夢』(アニメ化は1982年3月)に登場していた夢邪鬼とはデザインが異なっている。
 荒廃後の町をメンバーが楽しむシーンは、ぎゃろっぷ所属でスタッフロールにも名前を列ねている丹内司が作画を担当した。本作でぎゃろっぷは制作協力をしていた。
 しのぶが登校途中、無数の風鈴に囲まれるシーンで、しのぶをアパートの窓から見下ろす男の存在について、演出の西村純二は「あれは『しのぶという観客を見ている押井守』という感じで描いた」、「押井監督からは『しのぶをアパートから見下ろす男がいて、キャラクター設定は無い』と伝えられた」と語っている。
 ちなみに押井守自身は、本作の中で一番気に入っているシーンは、ラムとしのぶとサクラが給湯室で雑談をしているシーンだと語っている。

 押井は本作を完成した後、『うる星やつら』TVシリーズのチーフディレクターを降板し、同時にスタジオぴえろを退社。後任のチーフディレクターはやまざきかずおに、制作スタジオはそれまでテレビシリーズのグロス請けをしていたスタジオディーンに託された。TVアニメシリーズの放映中でのメインスタッフの交替は異例であった。押井は後年のインタビューでは、本作が高い評価を受けたことでイケイケになってしまい、監督としての良い意味でも悪い意味でも自信がついたため独立したと語っている。この後、押井は自分の意見ばかりを主張するようになってしまい、次作『天使のたまご』(1985年)は難解で、評価は低く映画関係者は離れていった。その後もマニアックかつ独創性の強すぎる作品ばかりを企画するが、制作サイドが難色を示して取り合ってもらえず、苦しい状況は約3年間続くこととなる。

 マンガ『うる星やつら』原作者の高橋留美子は、絶賛していた前作とは対照的に本作には否定的な評価を下しており、高橋は平井和正との対談で、
「(『ビューティフル・ドリーマー』は)押井さんの『うる星やつら』です。」と語っている。その一方で、「押井さんは天才」、「『2』は押井さんの傑作で、お客さんとして非常に楽しめました」とも語っている。ただし、押井チーフディレクター時代の TVシリーズについては、「やってはならない事をしていた」と語っており、良好な関係では無かったことがうかがえる。
 押井は高橋による評価について、「2本目(本作)は凄かった。『人間性の違いです』ってその一言言って帰っちゃった。これは自分の作品じゃないと言いたかったんですね。」、「原作者は『オンリーユー』(前作)は好きだが『2』は今でも一番嫌い。」、「原作者の逆鱗に触れた。」と語っている。
 本作で演出を担当した西村純二は、「原作者から『こういううる星もありなんじゃないですか。』と聞いてます。」と語っている。
 なお、原作マンガならびに他のアニメ化作品では、あたるは一度も「ラムに惚れている」と明言したことはない。

主なスタッフ
監督・脚本 …… 押井 守(32歳)
演出    …… 西村 純二(28歳)
キャラクターデザイン …… やまざき かずお(35歳)
作画監督  …… やまざき かずお、森山 ゆうじ(24歳)
美術監督  …… 小林 七郎(51歳)、森山 ゆうじ
音楽    …… 星 勝(35歳)
制作    …… スタジオぴえろ
制作協力  …… スタジオディーン
製作    …… キティ・フィルム
配給    …… 東宝
主題歌『愛はブーメラン』(歌・松谷祐子)

あらすじ
 廃墟と化した友引町と荒廃した友引高校。ラムたちは巨大な池と化したグラウンド跡でウォーターバイクに乗り水遊びに興じ、面堂終太郎はレオパルト1号戦車で友引町を探索している。そして諸星あたるは水辺で呆けていた。友引高校にいったい何が起きてしまったのか。
 時は変わり、文化祭を明日に控えた友引高校。生徒たちが連日泊まり込みで準備を行なっており、校内は行き交う生徒でごった返していた。あたるやラムたちを中心とした2年4組も、相変わらずの大騒ぎ状態。そんな中、あたるの担任教師の温泉マークは生徒指導に疲れノイローゼを罹い、保健医のサクラの助言を受けて自宅のアパートへ帰った。 その後、診察の手違いに気づいたサクラが温泉マークの自宅を訪ねると、彼の部屋はカビやキノコが繁殖し酷い有り様になっていた。温泉マークは時間の感覚がおかしくなっていることを指摘し、さらに彼は、「学園祭の前日」が毎日繰り返されているという異様な感覚にとらわれていることを告げ、まるで自分が浦島太郎のようだと語る。サクラは温泉マークの話をにわかに信じられなかったが、高校に戻った際に目にした光景に既視感を覚え、温泉マークの直感に次第に共感し、彼と共に解決の糸口を探し求めようと考える。二人はまず、現状に何らかの変化を与えるために友引高校を一旦閉鎖し、準備にあたっていた生徒たちを強制的に自宅へと追い返す。
 学校を追い出されたラムたちは雨の中各々帰宅しようとするが、交通機関で発生した不思議なループ現象によって家に帰ることができず、徒歩で帰宅したあたるとラム以外の全員が友引高校の前に戻ってしまった。その頃、サクラは怪異な現象について相談するため、錯乱坊がいる空地に向かうが、錯乱坊は忽然と姿を消しており、学校に残って連絡を待っていたはずの温泉マークも消息を絶つ。不安を感じて友引高校に戻るためにタクシーを拾ったサクラだったが、奇妙な話をする運転手から妖気を感じたサクラは御幣を振るって危機を逃れる。結局帰宅できず、仕方なく諸星家に泊まることになった一同であったが、翌朝、再び登校してまたしても繰り返される学園祭前日のドタバタに違和感を覚えたサクラと面堂は、その夜、「原因は友引高校にあり」と結論付け、あたるたちを連れて校舎の捜索を始めた。だが一行は、不条理な世界と化した校舎に翻弄され、すったもんだの挙げ句、這う這うの体で逃げ出すことになる。面堂は町内に隠していたハリアー戦闘機を使って友引町からの脱出を試みるが、そこで一同は、直径数キロの円卓状に切り取られた友引町が、巨大な亀の石像の背中に載せられて宇宙空間を進んでいるという驚くべき光景を目のあたりにする。逃げられないことを悟った一同は、やむを得ず町に帰還する。
 次の日から、友引町は突如として荒廃を始め、世界の終末を迎えたように廃墟の町と化す。友引高校の校舎は一部を残して半ば水没し、ラム周辺の面々を除く町の住人たちも全て姿を消した。しかし、なぜか諸星家にのみ光熱・水道とメディアは供給され続け、いくら取っても商品がいつの間にか補給されて絶対に尽きないコンビニエンスストアも残された。今や友引町は、彼らの都合の良いように衣食住が保障された、幻想的なパラダイスと化していた。その生活に順応したラムたちは、毎日楽しく遊んで暮らすようになる。
 一方、面堂とサクラは現在の異常事態の正体を突き止めようと探索を続け策を講じ、その結果、人の心に住み悪夢を見せるといわれる妖怪・夢邪鬼がその姿を現す。

主な登場キャラクター
諸星 あたる …… 古川 登志夫(37歳)
ラム     …… 平野 文(28歳)
面堂 終太郎 …… 神谷 明(37歳)
テン     …… 杉山 佳寿子(36歳)
三宅 しのぶ …… 島津 冴子(24歳)
あたるの父  …… 緒方 賢一(41歳)
あたるの母  …… 佐久間 なつみ(39歳)
温泉マーク  …… 池水 通洋(40歳)
竜之介の父  …… 安西 正弘(29歳)
校長     …… 西村 知道(37歳)
錯乱坊    …… 永井 一郎(52歳)
サクラ    …… 鷲尾 真知子(34歳)
藤波 竜之介 …… 田中 真弓(29歳)
メガネ    …… 千葉 繁(30歳)
パーマ    …… 村山 明(35歳)
チビ     …… 二又 一成(28歳)
カクガリ   …… 野村 信次(39歳)
白い服の少女 …… 島本 須美(29歳)

夢邪鬼 …… 藤岡 琢也(53歳)
 原作マンガ第31話『目覚めたら悪夢』(1980年6月発表)に登場した妖怪。バクに悪夢を食わせることを仕事としている。
 本作では事件の黒幕として登場。人類の長い歴史の中で多くの歴史的偉人たちに夢を見せてきたという彼は、人間の願いで作られた夢を人間自身が暴走させることに疲れてしまい引退を考えていた時、水族館でラムと出会う。そこで彼女の穢れのない夢を聞き、その実現を最後の大仕事と決めた。
 温泉マーク、チェリー、竜之介、しのぶなど、ラムにとって邪魔になりうる者を次々と追放し、ラムの理想郷の完成に尽力する。サクラと終太郎によって見破られ、追い詰められながらも何とか二人を追放することに成功したが、あたるに護身用のおはらい棒で脅迫され、あたるの夢であるハーレムを作らされる。しかしそこにラムがいないことに不満をぶつけるあたるを見て、夢邪鬼はあたるがラムにも惚れている、ということを気付かされる。結局あたるによって目覚めさせられたバクによってラムの夢は破壊され、愛しいラムのために一生懸命作った夢を壊されてしまった夢邪鬼は、あたるを追い詰める様に次々と悪夢を見せる。最後には「夢だから何度でもやり直しが利く」、「自分の作り出す現実と何の違いもない楽しい夢の世界で思い通りに暮らす方が良い」とあたるを誘惑する。
 原作マンガと劇場版とで、服装、角、バクのデザインなどに変更がある。

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