アメリカを正しく認識する 建国までの歴史概略-2 イギリス植民者の食糧涸渇と餓死
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貧しい白人・年季奉公人とインディアン
王領植民地となった後も、しばらく疫病と栄養不足のためヴァージニアの死亡率は著しく高いままでした。
しかし1644年には人口も8000人に達し、この頃までに植民地社会はやっと安定し、死亡率も急速に低下し始め、その後30年間に人口は4倍に増加し、1704年には7万5600人に達しました。
この人口を支えたのは、いわゆる『年季奉公人』の流入でした。その数は17世紀を通じてチェサピーク湾地域だけで、年間平均1500人に達しています。
彼らの移住の動機や理由については、囚人などの強制移住から、新しい機会を求めての自発的な渡航まで様々ですが、共通して言えることは渡航費を自分で払うことが出ず、契約によって一定期間強制労働に服したという点です。
『年季奉公人制度』はもともと『旧世界の慣行』でしたが、植民地ではその期間は一般に短く、通常4年間でした。
しかし土地取得が比較的容易で、労働力が極度に不足していた植民地の『大土地所有者』にとって、彼らは『タバコ生産』によって利潤ををあげるために不可欠の働き手でした。
早くも1619年に、『黒人労働力』がジェームズタウンにももたらされていました。 しかし、s某率が極度に高かった当時のヴァージニアでのタバコ生産では、西インド諸島の『砂糖プランテーション』と競争して『高価な黒人奴隷』を購入するよりも、『貧しい白人年季奉公者』の方が安くついたのです。
ぢちらにしても、『人権』など全くなく、『人々の命の使い捨て』という点では。黒人も白人奉公人も関係なかったのです。 これがアメリカの考え方の基本であったという事は、十分に認識しておく必要があります。
実は、この『お金ファースト』の考え方は、現在のアメリカでも同じです。『お金への執着』が強く、『道徳・倫理』関係ない、厳しい社会なのです。 他人が死のうが関係ないのです。
それだけではありません。彼らを働かさせていた『農園主たち』自身でさえ、ヨーロッパ人が免疫を持たないマラリアのような『風土病の猛威』に対してはなすすべがありませんでした。
17世紀の前半までは、農園主家族が死に絶えて、所有者がいない土地が出ることも多かったので、奉公人であっても、生き残ることが出来れば『容易に土地所有者』となり、『社会的地位』を上昇させることができました。
しかし、17世紀半ば頃までには人々の死亡率が減少し、人口が増大し始めると、沿岸地方では、『大土地所有者階級』が形成され、『社会階級が固定』されていきました。
年季が明けた『貧しい白人』たちは、当然のこととして土地を要求し、内陸地方の『小農園主』もインディアンを征服して『彼らの土地』を手に入れようとしました。
しかし、『大土地所有者たちに支持された総督』、『サー、ウィリアム・バークレー』は『友好的なインディアンとの平和維持』を望み、彼ら(貧しい白人たち)の要求を拒否しました。
これに対する不満を背景に、バークレーの権力に挑戦したのが、1676年の『ナサニエル・ベーコンの反乱』でした。 そしてこの反乱の最中に、『植民地議会』は選挙権・公職資格・課税に関して民主化を促進する決議を行いました。
『反乱は総督を窮地』に追い込み、『植民地を大混乱』に陥れた後、『ベーコンの病死』を契機に総崩れとなり、『首謀者は処刑』されて集結し、『総督バークレー』も本国(イギリス)政府により『更迭』されました。
今世紀前半の歴史家たちはこの事件をアメリカ独立革命の先駆となる民主化運動と捉えていました。
しかし、バクレー夫人の姻戚でもあるベーコン自身には、インディアン征服以外には民主化の意思などなく、彼の支持者の名にも多くの有力者が加担してたことは否定し難いものがります。
特権に反対する人々の運動が、インディアン征服を求める急先鋒と結びつくという悲劇は、その後のアメリカ史で何度も繰り返されることにもなります。
アメリカはご存じのように、WASP(ホワイト、アングロ・サクソン、が支配する、ロックフェラー財閥がバックの米国保守とされる共和党と、裕福なユダヤ人であるロスチャルド財閥がバックの米民主党の二大政党です。
ユダヤ人は、この2000年間ヨーロッパ社会で迫害を受けてきたので、差別に敏感なため、黒人はじめ有色人種への差別をなくすべく政治的に働きます。 ひいては自分たち(ユダヤ人)を守るためです。
しかし、悲しいかな、人種差別は連鎖し、先に住んでいる黒人はアジア人蔑視・人種差別による暴力事件を起こし、貧困白人層は白人というプライドの人種差別でアジア人差別をおこなっています。
阿呆な日本人の一部は、差別の目でみられているのにも関わらず、白人に憧れ、まるで自分が白人であるかのように、黒人差別の発言、日本人差別などを行っています。 第二次大戦中の日本人たちの強制隔離移住の歴史を知らないのでしょうか?原爆投下も何故ドイツに落とさず日本に二発落としたのか?
企業で働いていると、今日露骨な人種差別を日本人は受けませんが、根底には白人優生思想があるのは知っておくべきでしょう。 この思想はロックフェラー財閥が最も研究が盛んで、それがドイツに影響しナチスドイツの優生思想につながりました。
インターネットで、『優生思想』『ロックフェラー財閥』『ナチスドイツ』で検索してみてください。一派出てきますよ。
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・アメリカを正しく認識する 建国までの歴史概略-2 イギリス植民者の食糧涸渇と餓死、そして黒人奴隷導入
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