生成AIを活用し、英語学習のレベルを上げる(つくば市立並木中学校)
茨城県つくば市で人工知能(AI)を学校の授業で使う試みが始まった。入力した情報で文章や会話を自動作成する生成AIを利用する。
英会話習得に役立つロボットも実験した。生成AIを使って業務の効率化を進めようと、市も2024年度に初めて予算を計上している。
「What are you planning to do with ¥10,000?(1万円あったらどうする?)」。生徒の端末画面の中のヒト型ロボット「Pepper(ペッパー)」が質問する。
つくば市は2日、市立中学校で生成AIを使った英会話の授業を公開した。
小中一貫の学園の森義務教育学校で、中学2年生にあたる8年生が英会話学習用AIロボットを利用し「即興で英会話やディベートをする」ことを目標に学習した。
インターネット経由で生成AIが生徒の端末と通信する。会話の速さや音の高さ、難易度は生徒の能力に合わせて個別に最適化できる。
成田崚央教諭(25)は「英会話は年齢で言い回しが異なる」と指摘。「AIロボは20歳や5歳の米国人という具合に相手を自在に設定し、生きた英会話ができる」と話す。
画面の中のヒト型ロボット「Pepper(ペッパー)」㊨と対話しながら
英会話力を磨く(つくば市の学園の森義務教育学校)
15項目の中から興味があるテーマを選ぶ。AIが質問し生徒が回答するスモールトークの後、生成AIを相手にディベートにも挑んだ。
否定的な意見を述べるAIに反論し、会話のラリーが続く。生成AIの機能を生かし臨機応変な学習が可能なことを確認した。
英会話上達には英語が母語の話者と会話するのが一番だが、機会は少ない。
生成AIならいつでも練習できる。生身の人が相手だと恥ずかしく感じる生徒もいるが、AIなら気後れせずに済む。
日本人は英語の発音や表現が苦手とされるが、生成AIを使うと解決の糸口が見えてくる。「どこが間違っていますか?」。
先生と外国人の補助教員が交わした会話をAIが判断し、大型ディスプレーに誤りが示される。
つくば市立並木中学校で8日実施した発音修正機能を持つアプリ「ELSA Analyzer(エルサ・アナライザー)」を使った授業の一幕だ。発音のほか、文法、イントネーションなど5項目をスコアで表示する。
岡野智子教諭は「誤りがすぐにフィードバックされ、改善点を把握できる。学習意欲も高まる」と話す。
生成AIは教師の負担も和らげそうだ。試験問題の考案もAIを補助的に使えば時間を節約できる。「働き方改革につながり、生徒の指導に力を注げる」(同教諭)と期待する。
市役所業務も生成AIで効率化
チャットGPTで業務を効率化する(つくば市役所)
つくば市は業務効率化に生成AIを活用する。2024年度予算案に「生成AIの利活用推進事業」として初めて876万円を計上した。全職員が生成AIを利用する環境を整備する。
24年度は職員約2000人にオンライン形式で研修を実施し、生成AIを扱うリテラシー(知識や判断力)を高める。リスクや有効性についても理解を深める狙いだ。
市は23年春、筑波大学の協力で「Chat(チャット)GPT」を市役所の業務に導入した。行政文書のたたき台をつくる作業などに活用しているが、今後は一段の機能向上を目指す。
(伏井正樹)
日経記事 2024.02.12より引用
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学校に行かない勉強というのが主流になるでしょう。 電車代もいらないし、時間も無駄。 家のPCからネット配信される授業で勉強する。
アホ教師のせいで、今や学校は、生徒にとって、先生からにいじめなどセクハラ、パワハラ、また生徒間での陰湿ないじめなどで恐怖の空間となり下がってる。
ネット教育で、多くの問題が解決します。
特に、記憶だけの法律関係(弁護士、公認会計士、税理士、不動産鑑定士、などなど)に仕事全てAIに撮られるだろう。 すでに、PCで全国の地価が一瞬で見れる時代である。
記憶等、絶対に機械(メモリーデバイス)などには勝てるわけがない。