11月の選挙で、共和党は大統領職と上下両院の多数派を占める「トリプルレッド」を実現した
=ロイター
【ワシントン=飛田臨太郎】
11月の米大統領選と連邦議会選で大敗した民主党が再建に向けて動き出す。2025年2月までに全米の新しいトップを選び、敗因の検証と党のあり方の見直しを進める。
支持基盤が都市部の大卒有権者に偏る「エリートの党」から「大衆政党」に戻ることが課題で、再建は自己否定を伴う険しい道となる。
民主党は「浮世離れのエリート」
「民主党はエリートの党とみなされ、痛烈に非難されている。政策を根本的に見直し、再構築しなければならない」。
全米の党運営を取り仕切る民主党全国委員会の次期委員長候補、中西部ミネソタ州のケン・マーティン氏はこう訴える。
同じく委員長候補と目されるエマニュエル駐日米大使も、米紙への寄稿で「(民主党の取り組みが)浮世離れのエリートという固定観念を強めてしまった」と悔やんだ。
民主党全国委員会はハリソン委員長が退き、後任を25年2月1日にも選ぶ予定だ。2年後の中間選挙や4年後の大統領選で中心的な役割を担う。
24年の大統領選で民主党は性別、人種、年齢、所得を問わず、20年選挙から支持を減らした。支持が増えたのは年収10万ドル(約1500万円)以上の収入に余裕のある層ぐらいだった。
かつて民主党は労働者の党と言われた。8年前にトランプ次期大統領が登場後、労働者や非大卒の支持は共和党に流れ、民主党は大卒の高所得者が応援するエリートの党の色彩が強まった。
再建に向けまずは「自己否定」から始めるべきというのが共通認識になりつつある。
12年に大統領選で2回連続敗北した共和党は「何が間違っていたのか」という100ページにわたる報告書を作成した。
民主党は16年にトランプ候補に敗れた際に検証せず、長い間、自らを問い直す作業をおざなりにしていた。
「閉じた世界」から抜け出せるか
直視しなければならない課題は根深い。一つは民意との向き合い方だ。
16年以降、民主党は「反トランプ」を有権者へのメッセージの核にしてきたが、生活や治安に不満を持つトランプ支持者の実態を直視できていなかったという反省が広がる。
「トランプ支持者の一部は人種差別主義者かもしれない。しかし大半はそうではなかった」(左派の有力者であるサンダース上院議員)。
米紙ワシントン・ポストのコラムニスト、ミーガン・マクアードル氏は米主要メディアが民主党寄りの「偏向報道」を続けたと自戒し、今回の大統領選でむしろ民主党にマイナスになったと総括する。バイデン氏の高齢による衰えを的確に伝えようとせず、民主党の対応の遅れにつながった。
連邦議会下院選で民主党から当選したパット・ライアン氏は主要メディアがワシントンに拠点に置くのを念頭に「(民主党は)ワシントンの閉じた世界の中に入り込まないことが重要」と再生のカギを説く。
「(それぞれの)選挙区を靴底をすり減らして歩き回る」必要性を指摘する。
民主党のハリス副大統領は激戦7州すべてでトランプ氏に敗北した(9月)=ロイター
政策のあり方を抜本的に点検できるかも重要だ。民主党は富裕層に富が集中する格差の是正に注力してきた。
大統領選では格差を問題視せず、経済全体の底上げを目指すトランプ氏に敗れた。
米有権者のなかには「エリート」による「上からの施し」に一定の拒否感が存在する。
調査会社ユーガブの24年6月の世論調査によると、個人の経済的な成功を「外部環境」(18%)よりも「個人の資質」(26%)によるものと答えた人が多かった。
「アメリカン・ドリーム」は自ら努力して勝ちとるものだという意識は米国人に根強い。
「高学歴の上から目線」
近年の民主党は有色人種やトランスジェンダーの権利を重視するリベラルな文化的政策に力を入れた。
日常の言葉遣いにも「ポリティカル・コレクトネス」(政治的正しさ)を求める動きがある。例えば、リベラル派は男性名詞や女性名詞があるスペイン語に語源を持つ「Latino」を忌避し「Latinx」という言葉を使うよう促す。
こうした姿勢はヒスパニック(中南米系)の人々でさえ「高学歴の上から目線」と捉えた可能性がある。
ワシントン近郊の東部メリーランド州に住む民主党員は「1、2周、世の中より先に行きすぎていたかもしれない」と振り返る。
トランプ氏は「既得権益との戦い」と有権者に訴えた。怒りをかき立て、支持を集めるトランプ氏の手法は世界で広がる。民主党が自ら変革できるかは今後の世界の指針にもなる。
民主党支持者はトランプ支持者を「自分たちとは異なる人々」、「知能の低い人々」とレッテルを貼ってきた。こうした姿勢で「大衆」を包摂することはできるのか。
24年のハーバード大卒業式で卒業生代表のシュルティ・クマールさんが「知らないことの力」と題した演説をして、米国で話題になった。
「何を分かっていないのか、それにどう対処するのか、不快感の中に飛び込んで、向き合おう」と語った。
民主党は中道の穏健派から急進的なリベラル派までいる寄り合い所帯だ。「反トランプ」は異論の出ない都合の良い旗印だった。
課題の総括は組織内の対立を表面化しかねない危うさを抱える。不快感の中に飛び込んで問題と向き合うのか、問題に蓋をしてやり過ごすのか、民主党の決意が問われている。
2024年に実施されるアメリカ大統領選挙に向け、ハリス副大統領やトランプ氏などの候補者、各政党がどのような動きをしているかについてのニュースを一覧できます。データや分析に基づいて米国の政治、経済、社会などに走る分断の実相に迫りつつ、大統領選の行方を追いかけます。
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日経記事2024.12.27より引用
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実は、民主党の問題以上に、アメリカの一般国民(有権者)の質が、胃大きく低下していることもあります。 産業競争力の低下を見ても自明です。
偉大なアメリカといいますが、その大半は、六家フェラー・モルガンによるデマ・プロパガンダにアメリカ国民が、インターネットで染め上がられていることも一因です。 また、日本は第二次大戦以降は、教頭のバックに言うロックフェラー・モルガンの支配下にあります。
半導体は、1947-48年にATTベル研でショックれーがトランジスタを発明してからと我々日本人も習いますが、これはATTを有していたモルガンのデマのプロパガンダです。 本当のトランジスタの発明社は、オーストリア・ハンガリー帝国のレンベルグ市(現在のウクライナのリヴォフ)に生まれた、ユリウス・リリエンフェルド(1882-1963)が1926年にライプティッヒ大学の職を離れ、アメリカのアーゴン研究所に移り、1928年に電界効果型トランジスタの特許を取得しており、ショックれーたちの1948年の特許は認められませんでした。
また、同じくモルガンが所有していたGEですが、エジソンが映写機を発明したといいますが、カラーフィルムを世界で最初に発梅井下のは、ドイツのAGFAです。 今日もヨーロッパに旅行すると、この部安堵を多く見かけるでしょう。 エジソンが何をやったかと言うと、このネガフィルムの裏から光を当ててみる機会を作っただけの話です。
また、ご存じ、インテルはただのDRAMのファブdしたが、日本のビジコンと言う電卓会社が5種類の半導体の製造をインテルに委託しましたが、製造能力ができないと断り、そしてビジコン社の嶋正利氏(東北大学化学出身)が、Si基板に、メモリー領域を設け、それをソフト(プログラム)で動かすというCPUのアイデアを提供し、インテルは1週類の半導体を作るだけで、乗り切ることができました。こうしてできて発売されのが世界で初めてのCPU4004です。 インテルは次にPC用のCPUの開発を手掛けますが、うまくいかず、嶋さんをヘッドハント。嶋さんが孤軍奮闘し開発に成功したのが、PC用のCPU8080です。 ただ、元々嶋さんはインテルの社員ではなかったので、インテルの歴史に嶋さんは登場することがなく、何十年も経ってからアメリカの良識のある物理学の学会から表彰されました。
まだまだ、腐るほどこのような話はありますが、長くなるので別途投稿します。 哲学/科学技術も紀元前5世紀からヨーロッパで生み出されたものです。 自称愛国保守の共和党のWSPたちが、白人と言うだけで、そのプライドだけで今日落ちぶれたアメリカで、白人ファースト、アメリカファーストと騒いでいるのです。
今日のアメリカ国民は本当に落ちぶれています。 高校に入学する学生の半分が中退しているのが現状。 白人と言うだけの虚栄心で贅沢がやめられず、クレジットカードを5枚以上持ち、家具、電化製品、自動車、高額な医療費のローンに追われ、一生のほとんどが首まで借金漬けで暮らしていいるのが、トランプ支持の哀れな貧国ん白人層なのです。 それと、奴隷根性の一部の黒人・ヒスパニック。