
☆『アジョシ』
(原題:아저씨 THE MAN FROM NOWHERE)
監督:イ・ジョンボム
出演:ウォンビン、キム・セロン、キム・ヒウォン、キム・ソンオ、キム・テフン、ソン・ヨンチャン、タナヨン・ウォンタラクン、ホン・ソヒ、キム・ヒョソ
心に深い傷を負った元・国家特殊情報員の男が、少女を救うため犯罪組織と壮絶な死闘を繰りひろげる犯罪アクションドラマ。
人との関わりを避けひっそりと質屋を営むチャ・テシクを演じるのは『ブラザーフッド』、『母なる証明』のウォンビン。
テシクを“アジョシ(おじさん)”と呼び慕う少女ソミには『冬の小鳥』のキム・セロン。
退役後、『母なる証明』につづきウォンビン復帰第2作品目となる本作。
本国・韓国では2010年No.1ヒットを記録し、第47回大鐘賞最優秀男優賞をはじめ数々の賞を受賞。
この作品、『青春不敗』さつまいも掘りの回で、ソナやナルーシャがマネしてたのが面白くて気になっていました。
なかなか観に行けず、半ば諦めかけていたのですが、先日やっと鑑賞する事が♪
これがめちゃくちゃ面白かった!
ここ数年の韓国映画の勢いは凄いですね。
邦画完全に負けてますよ・・・。
本作では孤独な男と少女の絆と友情、そして麻薬、人身売買、臓器密売など韓国社会が抱える闇が描かれております。
そしてスピード感あるハードなアクションシーンも満載、迫力あり☆
全体的にテンポも良く、そして俳優陣のリアルな演技もお見事☆
主人公テシクを演じたウォンビンがめちゃくちゃカッコイイ(>_<)!
極限まで鍛えられた肉体と殺人技術、そしてソミを救いたいという願いから執念で組織を追い詰める。
クライマックス、圧倒的な強さでマンジョン兄弟ら悪党どもを葬り去っていくシーンや、タナヨン・ウォンタラクン演じる一匹狼の殺し屋ラム・ロワンとの対決シーンは迫力満点、ドキドキハラハラ、スカっとします☆
そして、アクションもさることながら、ウォンビンの演技、特に“目”が素晴らしい。
愛する者を失い、自らも心を失った男は、基本終始無表情で感情を出さず、目も冷たく死人の様。
しかし、その眼差しの奥には男の悲しみがしっかりと見えるのですよ。
この“目”が見る者をゾクっとさせる。
ソミを演じる天才子役と話題のキム・セロンの演技もまた素晴らしい。
子役とは思えないほど自然でリアルな演技を披露。
この子、ホントに凄い。
もうね、始まってすぐに彼女の演技に泣かされる(>_<)☆
ラストは感動、ボロ泣き(>_<)☆
これ、自宅だったら人目気にせず声出して泣けるのに(>_<)
エンディング、『Mad Soul Child(マッドソウルチャイルド)』が歌う主題歌『Dear』がまためちゃくちゃイイ☆
サントラ欲しいかも(^ー^)
これは観てよかったなぁ(^ー^)
今のところ僕の中では2011年下半期NO.1☆
観終わってからも、ソミの『アジョシ』という声が耳に残る。
そして帰宅後、ネットで予告を観てまた豪泣きする(笑)