☆「9 <ナイン> ~9番目の奇妙な人形~」
(原題:9)
監督:シェーン・アッカー
声の出演:イライジャ・ウッド、ジェニファー・コネリー、クリストファー・プラマー、ジョン・C・ライリー、クリスピン・グローヴァー、マーティン・ランドー、フレッド・タタショア
ティム・バートン製作、人類が滅亡した世界を舞台に、麻を縫い合わせた体と背中に大きな番号を持つ9体の奇妙な人形たちの活躍を描いたダーク・ファンタジー・アニメ。
荒廃した世界に目覚めた主人公「9」の声を演じるのは「パラサイト」、「ロード・オブ・ザ・リング」シリーズのイライジャ・ウッド。
保守的なリーダー「1」には「サウンド・オブ・ミュージック」、「Dr.パルナサスの鏡」のクリストファー・プラマー。
発明家の「2」には「ウディ・アレンの 重罪と軽罪」、「エド・ウッド」のマーティン・ランドー。
寡黙で好奇心旺盛な双子「3」、「4」(声なし)。
片目のエンジニア「5」には「俺たちステップ・ブラザース -義兄弟-」、「ダレン・シャン」のジョン・C・ライリー。
芸術家の「6」には「バック・トゥ・ザ・フューチャー」シリーズ、「チャーリーズ・エンジェル」シリーズのクリスピン・グローヴァー。
勇敢な女戦士「7」には「ラビリンス/魔王の迷宮」、「ビューティフル・マインド」のジェニファー・コネリー。
怪力自慢の巨漢「8」には「魔法にかけられて」、「ベオウルフ/呪われし勇者」のフレッド・タタショア。
「アリス・イン・ワンダーランド」の影に隠れ、いまいち話題にならなかった本作。
そもそもこの作品、2005年アカデミー賞短編アニメ部門にノミネートされたシェーン・アッカーの11分の短編アニメを、ティム・バートンが惚れ込み長編映画化したとか。
ブラック&ダークさがなかった「アリス・・・」に比べると、子供が観たらトラウマになるのではと思うほど、かなりダークな世界観で、こちらの方がバートン作品ぽいかと。
麻で出来た人形や彼らの敵・機械獣のデザインも秀逸☆
できれば9体のフィギュアを揃えたい(^-^)
しかし、残念なのは、そんな個性豊かなキャラクターたちを活かしきれていない事(>_<)
どれも中途半端で、皆印象薄い(>_<)
予告を観てストーリーもファンタジー色の強いものを想像していたのですが、意外と真面目、優等生な内容、可もなく不可もなくといった感じ(^-^;
う~ん、ちょっと期待し過ぎたかな(^-^;
ダークさは申し分ないので、それにもう少しブラックユーモアを盛り込んで欲しかったなぁ(^-^;